
有明海での海苔の生産、入札などのようすを
みじかいムービーにまとめました。
編集 宮地慶
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ちょっとおせっかいですが、
「やっぱり選べない!」というかたに。
今シーズンの海大臣は7種類。
こんなにたくさんあったら、選べない‥‥!
(そもそも、試食もしてないし‥‥)
というかたも、おおぜいいらっしゃると思います。
そんなかたに、ぜひお伝えしたいことがあります。
「だいじょうぶです。どの海苔も、
ちゃんと、おいしいです」
海苔は海の農作物ですから、海況や天候に左右され、
また、つくり手の微妙な工程のちがいによって、
変化します。
つまりいつも同じ品質のものが揃うとは限りません。
これから先、もしかしたら
「ことしの海大臣は、1種類だけです」
あるいは
「ことしは海大臣を、あきらめました」
ということもあるかもしれませんが、
ぶじに、ことしも、これだけの種類を、
入札、入荷することができました。
でも。味は、やっぱり毎年かわります。
たとえば昨年の「海大臣」は、
とても強い個性をもっていました。
濃い、という言い方が近いでしょうか、
それを表現するのに、
「まずは、そのまま食べてみてください」
ということをお伝えしてきましたが、
ことしの「海大臣」はどうかというと、
単体でももちろんおいしいけれど、
「ごはん」と寄り添ったときに、
さらに力を発揮する、そんなおいしさです。
もちろん、炊いたお米だけじゃなく、
うどんやそうめん、そば、スパゲッティ、
トーストなどの炭水化物に合う、
という意味でもありますし、
食卓全般をさす意味での「ごはん」にも
ぴったりですよ、という意味でもあります。
海大臣を選ぶ審査会というのを、
糸井重里、そしてフードスタイリストの飯島奈美さん、

糸井のなじみのおすしやさんである「はしぐち」さん、
林屋海苔店の相沢さんはじめ、幾人かのスタッフのかた、

皿垣からも担当のかたが2名いらっしゃって、
そこに「ほぼ日」乗組員も数名加わって、
今回も、おこないました。
ぜんぶ試食をして、
けっこうきびしい目と舌で、評価をしています。
(相沢さんが選んだなかでも、
海大臣になれなかった海苔も、もちろんあります。)
そして試食のおともに「すめし」を使うのですが、
今回選んだ海苔はいずれも、
すめしとのハーモニーがばつぐんでした。

いつもだったら、すめしと合わせるのは、
海苔のおいしさをあらためて
検証するような工程だったのですが、
今回はそれが新鮮な驚きでした。
「おっ、すめしと出会うと、こんなに伸びるんだ!」
「もう一回、おかわりしようかな」
という感じです。
海苔の持っているポテンシャルが、
このときすめしと合わせることで、
最大限に発揮されたのですね。
ですから、ぜひ、毎日の食卓にのせていただきたい。
1日1枚食べると1パックで1カ月。
(30枚入りなのです。)
「高いなあ」という声もいただきますが、
ご進物に使われるような、缶に入った焼き海苔には、
「1万円」以上するものもけっしてめずらしくありません。
声を大きくして言えないんですけれど、
そういう海苔にも、けっしてひけをとらないと、
林屋海苔店さんをはじめ、審査会一同、
自信をもっておすすめします。
審査員のひとりである飯島奈美さんによる
あたらしい海苔レシピも、ぜひ参考に。
さて、では、7種類からどれを選ぶ?
というおはなしですけれど、
それぞれの解説は、
個性を強めに書いています。
でもそれは、全種類を食べくらべてみての、
ほんのわずかな違いだともいえます。
ということで、最初に書いたこのことばを、
もういちど。
「だいじょうぶです。どの海苔も、
ちゃんと、おいしいです」

選考委員のひとりである糸井重里は
「ど・れ・に・し・よ・う・か・な、の数え歌で
選んでもらっても、大丈夫」と言っています。
えいやっ、と、ひとつを選んでいただいても、
きっと「おいしい!」と感じていただけるはずですよ。
ことしの海苔は、やさしい味。 この海苔があるだけで、食卓がうんとゆたかになる。
「海大臣」って何? 「ごちそう海苔 海大臣」は |
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*第二期の販売は、2015年冬を予定しています。 ●1パック30枚入り 4,700円(税込・配送手数料別) |
2015-07-17-FRI