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勉強サイド

勉強の夏、ゲームの夏。2017

masahiro.tanaka

江洋先生にとっての「勉強」。

2017/08/25 15:58
だいぶ長くなってきたので、
もうそろそろ終わりにしようかと思いますが、
最後にもうひとつ質問を。

ちょっと漠然としているのですが、
受験勉強のたいへんな中国出身の
江洋先生にとって、
「勉強」ってどんなものですか?

「そうですね‥‥わたしの思う
勉強というのは、ええと(笑)、
『自分が頭がいいと思っている人でも、
努力しなければうまくいかないこと』
です」

なんだかリアルで面白いです(笑)。
頭がいいだけではダメなもの。

「そうですね、いくら頭がよかったとしても、
受験戦争のきびしい中国では、
それだけでは他の人に勝てないんです。
やっぱり努力しないとうまくいきません」

そうですね、やっぱりそういうものですね。

「まあ、とはいえ、何も考えずに
努力し続けることは難しいので、
自分なりにたのしい勉強方法を見つけて、
やっていくのがいいと思います」

たのしみながら。

「ええ。たとえば、わたしはいま
大学院でたくさんの英語の難しい論文を
読まなければならないことがあります。
それは、しんどいと思うこともあるのですが、
実際には
『読めば読むほどたのしくなる』んですね。
理解がすすむので。
そこに気づくと、たのしくやれるんです。
勉強もそれと同じで、
なかにあるたのしい部分を発見するようにすると、
良いんじゃないかと思います」

ちなみに江洋先生は、
『卒業後にこんな仕事をしたい』とか、
そういう思いはありますか?

「これは具体的な目標ではないのですが、
さいわい、3カ国のことばができるので、
どこへ行ってもじぶんの力を
発揮できる人になりたいと思っています」

いやはや、なんだかどの話題になっても
地に足がついている感じで、
江洋先生、かっこよかったです。
今日はありがとうございました。

「こちらこそありがとうございました」

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