ほぼ日手帳2016ニュース

201606/1809:00

ほぼにちわ、茂木です。
あまりにも内容を盛ってしまったので、
なかなか本題にたどりつかなかったので、
「上海レポート」を2回にわけたのです。
今日はその2回目。
1回目はこちらからどうぞ。

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で、その「手帳EVENT」の当日です。
もちろん雨です。梅雨ですからね。
わかっちゃいるけどつらいものです。
それはさておき、会場は、上海万博跡地。
「世博源」という場所です。

土砂降りの中会場に到着してみると……。

▲あれ? もしかしてこれは……。

▲まさか……。

そのまさかの、すごい人出でした!
テニスコート3面くらいの会場に、
満員電車よりはすいているけれど的濃さの
人がびっちりといます。
私たちがついたのは、11時近くでしたが、
これでも、混雑はすこし解消された状態なんだそうです。
さっそく会場にダイブ!

▲文房具メーカーあり。

▲革製品の刻印をしてくれるお店あり。

▲マスキングテープやさんあり。
 短い長さをプレートに何種類も巻いて販売するのも
 中国で一般的なんだそうです。

▲さらに、マスキングテープやさんあり。
 小さいロットで作ってくれるマスキングテープの工場もあって、
 イラストがかける人は結構手軽にマスキングテープを作って
 販売をはじめる人も多数いるのだとか。

▲手帳カバーやさんあり。
 こちらは、会場でも異彩を放っていた
 オリジナリティあふれる手帳カバーやさん。
 手前の革でできた鈴を買わなかったことを
 いまでも悔やんでいます。


▲もちろん手帳やさんだってあります。

と会場をひとまわりして、
物量と熱気と人出に圧倒されました。
多少ぐったりしたくらいです。
しかし、これではいかん。
これでは「イベントを見に来た、くたびれた」である。
ステッカーを配るぞ。配らねばならないぞ。
「ほぼ日手帳」ここにあり!


▲くばりはじめたら、Weiboを見てくれていたのか、
 どんどん人が来てくれます。
 

▲そして、みんな大事に使っている
 「手帳」を見せてくれます。

「ホボニチ!」や「ホボ!」といって近づいてきてくださって、
ぱかっと手帳を開いて、おしゃべりしながら、
綺麗に書き込みされたページをどんどんめくってくれます。
どんなに手帳が大事で、手帳を書くことが楽しいか、
ということを話してくれているそうです。
いいぞ! イイゾ! ホボニチテチョウ!

しばらくして人波がおちついたところで、
我々は「みんなで今日のことを手帳に書く」
という催しに参加しました。


▲こんなふうに、文房具が支給され、
 みんなで机に座って一斉に書きます。

私は、普段手帳には、仕事のメモをするだけの使い方なので、
どうしたものかなーとおもっていたのですが、
これが! なんと! 意外にたいへん楽しかったです。
お互いの手帳になんか書いてあげたり書いてもらったり、
おとなりの人の手帳をチラ見して、
「そのマスキングテープ使い、いただき!」など思っていると
時間は飛ぶように過ぎていきます。


▲「日本語を書いて」とリクエストされて、
 なにごとかをがんばって書きつけるりんりん。

そして、ついに主宰の「主編君」にもお会いできました。
私たちがひといきついて、
ごはんを食べているところまで来てくれて、
「ほぼ日手帳」に関するインタビューをしてくれたのです。


▲こちらが主編君。
 猫耳がついているのはもちろんイベント用。
 今回このイベントを主編君といっしょに開催しているのが
 「猫的天空之城」という文房具屋さんだから、
 スタッフは猫の耳をつけているのだそうです。
 たいへんチャーミングで魅力的なお人柄。

後日インタビューは、このようにまとめられてアップされました。
通訳さんをまじえて、おおよそ30分のインタビューでしたが、
彼女が「手帳」というものが本当に好きで、
手帳を作る人、関わる人、使う人それぞれを
とても大切にしている姿勢がこちらにも伝わってきました。
(ああ、これが読めたらどんなにいいか。)

そうそう、最後になりますが、
初日にお会いした「銀河系手帳指南」のmomoさんが、
「手帳EVENT」に来ていて、
「ほぼ日手帳のみなさんに私たちからプレゼントです」、
といって印をくださったのです。

印には「日有記也」とあります。
これは、漢の時代の劉尚という人の書いた
『新序・雑記一』の一節
「日有記也 月有効也 歳有得也」
毎日を記録して積み重ねれば必ず収穫がある
という意味のことばだそうで、
ほぼ日手帳の心と通じるところがあると思ったのと、
ほぼ日手帳が好きという気持ちを伝えたかったから、
ということで作ってくれたのです。

「日有記也 月有効也 歳有得也」

手帳を書くのがたのしみになる
良い言葉を知りました。

では、長くなりましたが、このへんで。
なんだか、急に手帳の世界がぐーんと広がって、
世界がぐーんと近く感じられるようになった
上海の「手帳EVENT」でした。

再見!

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