Le salon de Marie マリーな部屋

「パンがないのだったら、ケーキを食べればいいのに。」と、
マリー・アントワネットは言ったのだそうだ。
どうせ、そういう話はよくできたウソなのだろうが、
ケーキがパンのかわりになると思っているマリーの気持ちが、
もひとつよくわからない。
ぼくは、ケーキを食べて腹をふくらませることなんて、したくない。
マリーはどうかしている。

しかし、とんでもなくお菓子が好きな人間というのは、
ほんとうにいる。ぼくは、そういう人を、ひとり知っている。
しかも、マリーという名である。日本人だ。
彼女は言った。
「わたしは、パンも食べるし、ケーキも食べる」
なんのこっちゃ?

そのマリーは、お菓子のことを語るときと、
お菓子を食べているときだけ
ほんとうに真剣な表情をみせる。怖い。
悪いひとじゃないのだろうが、怖いのはほんとうだ。

そんなマリーが、
「いま、ぜったいにたべるべきお菓子はこれだ!」と
ほんとうに真剣に語るのが、ここ。
「マリーの部屋」なのだ。
わたなべ まり プロフィール
illusttarion koharu

ひなまつりだけど、キボリーヌ。

桃の節句ですね。


少しずつ、水がぬるんで
少しずつ、空気もあたたかくなってきたと思ったら、
また、冷たい雨降りになったり。


もう、春だなぁと感じながらも
まだバレンタインのチョコから
心が抜け切れないのは、わたしだけでしょうか。



木彫りのクマのチョコレートだそうです。
かなりの存在感です。


これを見つけたときの
軽い衝撃というか、
木彫りのクマをチョコレートにしたのかぁという
そこはかとない感動というか。


よく見ると、鮭をくわえてます。



たしかに、鮭は
くわえていてほしいですよね。


チョコとして、どうたべるかとか
そんなことは二の次に
誰かにプレゼントしたくなるような
見てほしくなるような。



ひなまつりなので、
菱餅に乗ってみました。
色とりどりのひな菓子に囲まれると
風情がやわらぐ気も。


ちなみに、
カラカラと音がするな?と思ったら、
中にアーモンドチョコが入っているのです。


足の下に穴をあけるところがあって
そこから、アーモンドチョコを取り出して
ポリポリいただきつつ、
本体は、木彫りのクマチョコとして眺める。
これが、正解なのかも。



あぁ、すっきり。
木彫りのクマのチョコがあるんだけど!
と、どうにも聞いてほしくなった気持ちが
昇華されました。


そんな感謝をこめて
すてきな桃の節句を。


わたなべ まり


1歳半になる男の子、ステラー。
木彫りのクマ、それもチョコレートのクマを
わかってるのか、わかってないのか。。。
微妙な表情です。



boutique où je l'ai acheté 今回、買ったお店

今回のチョコレートは
SMILELABO(スマイルラボ株式会社)の
「キボリーヌ オ ショコラ」。
鮭をくわえた木彫りの熊を、
その「木彫りの感じ」のまま再現したものです。
中は空洞になっていて、おなかをぽこんと押し込むと
中に入っているアマンドショコラを
取り出すことができるんですよ。
ちなみにこのキボリーヌのシリーズには、
「ガトー オ キボリーヌ」という生菓子もあるそう。
(店頭限定だそうです。)

スマイルラボは2006年に
デリバリーケーキ専門店として東京・六本木で創業。
現在は六本木4丁目に店舗をかまえるとともに、
Uber Eatsやオンラインでの販売を行なっています。


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