東日本大震災のこと。 「ほぼ日」は、こう考えました。   わたしたちのできること。 わたしたちのきもちのありよう。
信じがたいようなことが起きて、それが事実なのだと知ってから、ぼくらは、なにをどうすればいいのか、すっかりわからなくなっていました。
わかること、たしかなことを、ひとつずつ数えて、なにができるのか、どうしたらいいのか、それについて考えました。
1.ぼくらは「たいしたことないもの」です。
まず、前提として、ぼくらは「たいしたことないもの」だということです。じぶんたちの力を過信して、あれもできるこれもしたいと言うことはしません。「ほぼ日」ならやってくれそうだ、と期待されていることは、ありがたいのですが、ぼくらは「たいしたことないもの」です。その「たいしたことないもの」でもできることを、考えるべきだと思いました。

2.こころのことは、別にしました。
愛であるとか、尊いお気持ちであるとか、それはそれは大切なものだと思います。でもいまは、見えるもの、食えるもの、あたたかいもの、いのちの助けになるもの‥‥とても具体的なものが、必要な時期だと考えました。愛ややさしさは、そのままご自分の胸のなかに、大事に保管しておいてください。大きく育てておいて、いずれ使ってください。いま、ぼくらは具体的な力を集めます。

3.かっこいいアイディアは、ありません。
奇手奇策、胸の空くようなアイディア、みごとな表現、さすがと言われるような方法。そういうものは、ないです。「実効」のあることを、とだけ考えました。

「たいしたことないもの」たちですが、確実にできることがあったら、この臨時ページも、少しずつ広がっていくかもしれません。いまは、以下のような内容だけお届けしています。読んでいただけて、被災された方々の少しでもお役に立てたら幸いです。

2011年3月14日 糸井重里
糸井重里が、震災について書いたこと。
糸井重里が書いた、震災、東北、復興についてのことなどをアーカイブしました。
糸井重里がそのころ書いたもの
東日本大震災からしばらくのあいだ、糸井重里が書いた当時の原稿をまとめました。
寄付について
「ほぼ日」で直接寄付金を集めることはしませんが、寄付の窓口の紹介や、寄付についての指針などを掲載しています。
震災についてのリンク集
読んでおいたほうがいいと思うページをまとめました。随時、アップデートします。
ほぼ日の健康手帳
医師の本田美和子先生とつくった「ほぼ日の健康手帳」の簡易版です。ダウンロードして役立ててください。
「ほぼ日手帳 2011」を破損、紛失された方へ
東日本大震災で「ほぼ日手帳」を破損、紛失されたお客様を対象に、手帳本体、カバーの無償提供を実施することになりました。
※無償提供は終了いたしました。
「ほぼ日ストア」からのお知らせ
発送や発売に関して、「ほぼ日ストア」からのお知らせを随時、アップしていきます。
「ほぼ日」から、その他のお知らせ
緊急ではないけど、お知らせしたいことなど。その都度、お知らせします。
感想を送る
友だちに教える
ほぼ日のTOPへ