今日のダーリン

・人間の近くにいる動物のなかで、
 牛は、もっともなにかを我慢してきた動物だ。
 牛は、ほんとうは強い。
 犬や猫など問題にならないくらい強い。
 そして、人間なんかよりもずっと強い。
 それなのに、労働を差し出し、乳を差し出し、
 肉や皮までも人間に貢いでいる。
  
 なぜ、牛は、そこまで我慢をしているのか。
 家畜として飼いならされると、
 ここまで無抵抗で従順になってしまうものなのか。
 牛は、牛たちとして群れても、やはり我慢している。
 適当な柵をこわして逃げることもなく、
 牛たちで相談して土煙あげて走り出すこともなく、
 もぐもぐと草を食み、四つの胃で反芻して暮らす。
 
 牛は、怒りを溜めては子孫に渡しているのだろうか。
 牛の怒りは、乳に混ぜて人に飲ませているのか。
 牛は、あきらめたような牛の目で青空を見ている。
 牛の人を見る目には、なんの疑いもありはしない。

 そして、牛はうまい。
 そして、牛はすこし大事にされている。
 うぇるだん、みでぃあむ、みでぃあむれあ、れあ。
 人においしくしてもらったことを、
 牛は感謝すらしているのかもしれない。
 犬にも、猫にも、牛の気持ちは理解されてないらしい。

・目のある玩具は、なにかを見てる。
 そうでなければ、目は要らぬ。
 目のある玩具は、あんたを見てる。
 あんたの笑顔も冷たい顔も。
 目のある玩具は、あんたと見てる。
 あんたの好きな、なにかを見てる。
 
・なにを書こうか思いもしないまま、
 なんとなく書き出す日もあるわけです。
 そういう、ぶらぶらした日もいいものです。
 飽きずに続けられるのは、勝手にやれるからです。
 ことばで遊ぶのはただだ、ということもあります。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
日曜日というものがなかったら、人はどうしていただろう。

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