INTERVIEW

志村洋子さんがいま
考えていること、
試みていること、
問うていること。

「ほぼ日」で追いかけてきた
染織作家の志村ふくみさん、洋子さん、
昌司さん、宏さん、そしてatelier shimura
(アトリエシムラ)の工房のみなさんの仕事と、
芸術学校アルスシムラの活動。
昔むかしから継承されてきた
植物から糸を染めるといういとなみ、
経糸と緯糸で織りなす世界を、
作品と活動をつうじて「いま」にどう伝えるのか──。
そのひとつの節目のような本が、この春うまれました。
志村洋子さんによる著作
『色という奇跡 ―母・ふくみから受け継いだもの―』です。
オリジナルの裂作品「色の扉」つきで16,200円という
高価な本である、ということ、
またこの本で描かれているものごとの「深さ」について
興味をもった私たちは、
あらためて洋子さんのお話を聞いてみたくなりました。

縁あって、
志村ふくみさん、洋子さんたちを追いかけた
ドキュメンタリー番組を手がけてきた
NHKエデュケーショナルディレクターであり、
アルスシムラの卒業生でもある、長井倫子さんも同行。
東京にできたばかりのちいさなアトリエシムラShop&Galley
「しむらのはなれ」を訪ねました。
インタビューは、その長井さんを中心に、
ときどき「ほぼ日」も質問をするという
かたちで行なっています。

このコンテンツは、ある意味、むずかしいお話です。
むずかしいのですけれど、ふしぎなことに、
すぅっと染み込んでくるものがあります。
そんなふうに、読んでいただけたらと思っています。

インタビュー 長井倫子
編集協力 武田景 新潮社

色という奇跡
―母・ふくみから
受け継いだもの―

新潮社 16,200円
(税込・配送手数料別)

[販売時期・販売方法]
2017年6月6日(火)
午前11時より数量限定販売
※なくなり次第、販売を終了いたします。
[出荷時期]
1~3営業日以内

染織作家である志村洋子さんが、
2013年から2016年にかけて
季刊誌『考える人』に連載した文章を
1冊にまとめた本です。
毎号のテーマに沿って撮影された写真と、
洋子さんの文章とが織りなす世界は、
まさしく「作品」と呼ぶにふさわしいもの。
1点ずつ、洋子さんたちの手作業でつくられた
オリジナル裂作品「色の扉」がついています。

使われている小裂は、志村ふくみさんの代からの
かなり古いものも混じっているそうです。
色の組み合わせが1点1点異なり、
色というものを「自然からのいただきもの」と考える
思想そのままに、
どんな色のものが届くのかも「いただきもの」。
新潮社や「ほぼ日ストア」での販売は、その方式で、
それをご縁として受け取っていただけたらと思います。

ただ、今回、
6月6日から6月11日までの
東京・南青山TOBICHIでの展示販売においては、
シュリンク(パッケージ)を外して、
「色の扉」のいろいろを展示します。
そこから、「ご縁を感じた」ものを「出逢い」として、
書籍と組み合わせてお求めいただくことができます。
どうぞ、足をお運びくださいね。

撮影、編集:広瀬達郎(新潮社写真部)

「しむらのはなれ」は、ゆったり時間が流れる場所です。
もともと人が住むために建てられたこの家は、
明るい光に包まれて、窓を開けると風が吹き抜け、
様々な種類の鳥の鳴き声が聞こえてきます。
ここの2階で、ほぼ毎週末、
染色か機織りのワークショップを行なっています。

染めのワークショップでは、
その時々の手に入った植物で、
絹のショールを染めます。
晴れた日は広いテラスに出て、
絹のショールを風にそよがせ
太陽の光に透かしてみましょう。
たった一度しか出会えない草木の色に出会ってください。

機織りのワークショップでは、
糸を染めて機織りをします。
ご自身が染めた糸を織り入れることができます。
静かな「しむらのはなれ」で、織り機の音と、
色が奏でる音色をお楽しみください。
織り上げた裂は一旦お預かりし、
手製本で文庫サイズのノートの表紙に仕上げ、
後日お送りいたします。
きっと、世界で一冊だけの
宝物のノートになることでしょう。

1階ではアトリエシムラの裂小物や志村ふくみ、
志村洋子の本を販売しています。
こちらもどうぞご覧くださいね。
心よりお待ちしております。