HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
台湾のまど 青木由香の台湾一人観光局 ほぼ日支所
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今が台湾旅行に最適な時期です。

 


果物界のスター、マンゴーやライチが出回る
4、5月もと共に台湾旅行に最適な時期です。

台湾も涼しくなってきました。
窓を開けて、室内で半袖や薄い長袖一枚でちょうどよいです。
外出時も晴れても陽も気にならず、
歩くなら半袖でも汗もかかず最高です。
台湾の旅行は、気候的には4月、5月か10月11月が一番。
日本の春秋のように、夜は寒いってこともなく
しんみりしたり、五月病になることもありません。
最近の日本から来るお客さんに
この時期にはこうですよ、と
お伝えしていることをまとめました。

<鍋食べるなら予約>
暑くなくなった途端に鍋屋に台湾人が押し寄せます。
人気の店に行く、金土日の夜に行く場合は予約必須。
できれば出発前に予約をしたいところですが、
チェックインしてすぐ、ホテルの人にお願いするという手もあり。
予約が入らなければ、滞在の後ろの方に予約する。
食事のピーク時を外す。
そうすればなんとかなる。


混み始めると言っても、11月中の今なら晴れると比較的空いていることも。
台湾人が寒い、と感じた日には混む。
台湾人が冬だ! と思っている時期には混む。
其の匙加減は、下にも書いている台湾人の服装と同じなので、
食いっぱぐれたくなければ予約。

<無理にマンゴーかき氷を食べない>
シーズンでない時期にあるマンゴーは、
冷凍保存した、缶詰の桃のようにふにゃふにゃマンゴー。
旅の最中、胃袋のスペースを、無駄遣いしたくないと思うなら
ベストなものを胃に入れて帰ってほしいと
台湾一人観光局は思うのです。
この季節の果物のかき氷を食べたり、
フルーツじゃない台湾スイーツ、
麹やあったかい団子がのったかき氷も最高です。
豆花だって、寒くなると生姜シロップにできるし
湯圓(ぜんざい)、紅豆湯(おしるこ)だって日本とは違う
絶妙な甘さに感動します。


あったかと冷たいがミックスのこちらは、
気温的にちょうどいいです。

<クーラー対策>
外は暑くもなく寒くもない気候なのに
レストランでクーラーがガンガン効いている店が多い。
恐ろしい。
そのため、着脱可能な上物は一枚常備してください。
日本国内で着ていたものが持ち運び便利だといいですね。

<プチトマト>
1パック180〜200元くらいするもの、
皮の薄そうな、小粒で楕円のものは甘くてうまい。
寒くなるほど甘さが増すので、
そろそろ自宅に常備する時期に突入しました。
息子のウンチが赤くなるほど食べます。
特に真冬なら必須で試していただきたい。
食べずに帰国したら、トマト好きなら地団駄を踏みます。


小粒で、色がしっかりしていて、ヘタがピン!
と写真のような感じなのが理想ですよー。
食べて旨さに倒れてください。

<焼き芋>
コンビニでもスーパーでもトラックでも見かけます。
水分たっぷりで甘さたっぷりでしっとり、夢の味。
この時期、張り切って街で売り始めます。
逃したら、焼き芋好きも地団駄です。

<台湾人の服装に惑わされない>
さほど寒くないのにダウン着ている台湾人がいますが、
短い台湾の冬に目一杯冬のファッションを楽しみたい人か
バイク通勤者、もしくは秋冬だからと何も考えずに厚着する人。
「「私だけ、薄着なんですけど」と気にする必要はない。
本当に寒いにも、短パン+素足でビーサンも存在します。
台湾人の服装に“季節感”の言葉は皆無。
気温が急激に下がりますという予報が出ていての
前のめりな厚着でもない。
自分を信じてください。

こんなことを季節の変わり目にお役に立てますよう。
思いついたらまた書きます。

 

2019-11-14-THU