ぼくの見た東京

  • 時間

    121
  • 音質

    「東京を語る会」の
    第50回記念講演として行われた。
    音源はVHSテープから
    音声データを抜き出したもの。
    講演冒頭部分が欠けている。

  • 講演日時:1987年1月17日
    主催:中央区立京橋図書館
    場所:中央区役所 8階大会議室
    収載書誌:弓立社『像としての都市』(1989年)




東京に住んでいる人が東京を見る見方というのは、
ひとりひとり違うと思います。
その人の住んでいる町ないし都会に対する見方を
決定するものは、ふたつあると思います。
ひとつは、幼児期あるいは少年期の町の体験です。
もうひとつは、青春期に入ってから体験した
他の町のことです。そのふたつのことが、
都市を見る見方を大きく決めるんじゃないかと思われます。
僕の場合それは、新佃島というところにいたことと、
青春期に東京を離れたという体験になります。
そうした体験から、ご承知の通り
子どものときとは比べものにならないくらい
大都市になった現在の東京を、
僕がどう見るかという見方の場所に
出て行きたいと思います。