良寛詩の思想

  • 時間

    137
  • 音質

    連続講座「良寛」の第1回目。
    50人ほどの聴衆が集まった。
    音源は主催者提供。
    講演自体は聞き取りやすい。
    テープ交換のため音質が変わる。

  • 講演日:1978年9月16日
    主催:雑誌「修羅」同人
    場所:長岡市中越婦人会館
    収載書誌:春秋社『良寛』(2004年)




良寛にはとてもむずかしいところがあります。
この人は童心を持っていたから、子どもと一日中
毬ついて遊んでいて、
つい本来の用事を忘れて平気だったといえば、簡単です。
しかし、そう考えるべきものじゃないかもしれないのです。
われわれが、一日中子どもと毬ついて遊んでいたとか、
何か用事があるんだけど、
そんな用事のことなどはもう忘れて、
途中で子どもと会ったら遊んでしまったと
考えてみたらわかります。
それはちょっとね、「おれうかうかしちゃったよ」では
済まされない何かであります。
行為自体が何かを意味しています。
良寛は童心を持っていたからだと理解したら、
何も理解していないと同じことです。