ツレヅレハナコの今夜のためのレシピ。

さっとつくりましょう、今夜のために!
ツイッターやインスタグラムで
おいしいものにまつわるさまざまな情報を
つぎつぎに配信して、食いしん坊たちに
リスペクトされている編集者、
ツレヅレハナコさんの新しいレシピの連載です。
簡単で、おいしくて、新しくて、
あと、お酒がすすむ‥‥。
ああ、なんと実践的な連載でしょうか。

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ああ、なんと実践的な連載でしょうか。

第5回

いんげんのオイル煮

材料(4人分)
いんげん(冷凍可)400g
玉ねぎ 1/4個
オリーブオイル 1/2カップ
〔煮汁〕
カットトマト缶 1/2缶
水 1カップ
塩、砂糖 各小さじ1

  • 玉ねぎは粗みじん切りにする。
    フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎを炒め、
    透き通ったら煮汁の材料といんげんを加える。

  • ふたをして、ときどき上下を返しながら20分ほど煮る。
    常温か冷やしていただく。

おいしい記憶の土産。
旅に出るなら
ホムパをしよう!

ホムパをするきっかけは、なんでもいいのです。
誰かの誕生日など特別な日はもちろん、
ふと「あの人とあの人に会いたいなあ」と思ったから、
ひとりで飲むにはもったいない高級ワインをもらったから、
「今夜、空いてる?」と
昼のメールで盛り上がったから‥‥。

私は旅に出るとホムパをやりたくなります。
現地で知らない料理を知ると自宅で再現したくなるし、
珍しい食材を買って
新しい調理法を研究するのもおもしろい。
それなら誰かを誘って、
旅の思い出話とともにワイワイ食べたい!
だから、旅が決まると帰る予定の週末に
ホムパを企画するのです。

今回、ご紹介するのは
トルコの定番家庭料理「いんげんのオイル煮」。
私がトルコでホームステイをしていたときに、
現地のアンネ(お母さん)が
教えてくれた思い出の味です。

いんげんをクタクタになるまでトマトと煮る料理で、
常温か冷製でいただきます。
時間が経ったほうがおいしいので
ホムパの前に仕込んでおけるし、
たっぷり作って常備菜にするのもオススメ。

最大のポイントは、オリーブオイルをケチらないこと!
「うおっ」となるほどの分量ですが、
これがおいしさの秘密です。
安価な冷凍いんげんでOKなのもうれしいですよね。

「アンネは、これを作るとバターピラフに添えてくれた」
「トルコの食堂の定番でもあって、
肉団子と組み合わせるのが最高!」
そんな話をしながら、
写真を見せたり旅のルートを紹介したり‥‥。
お開きの頃には、
「トルコに行ってみたくなったよ!」と皆で盛り上がる。
そんな感動のおすそ分けが、
一番うれしいことなのかもしれません。

2019-12-11-WED

『ツレヅレハナコの
ホムパにおいでよ!』
(小学館)

月に2~3回は、ホームパーティを
開くというツレヅレハナコさん。
好評のメニュー87点が1冊の本になりました。
手の込んだ料理でおもてなしすることよりも、
「ホストが疲れない」を大事にするなど、
ホムパのハードルを下げるレシピ集です。