伊勢丹新宿店本館の4階・3階・2階を
けっこうくまなく見せてもらい、
「着てみたい」白いシャツを選んだ3人。
同時に「これを着てみては?」という
提案もいただきました。

前回までに紹介しきれなかったものもあります。
たとえば、本館2階に置かれている
「BEAUTIFUL PEOPLE」というブランドの白いシャツ。
いま、白いシャツって、どういう傾向なんでしょう?
と訊ねたわれわれに、その白いシャツをサンプルに、
こんなふうな説明が。

「お客様の関心は、いま、“定番”に戻ってきています。
クローゼットに、もう一品アイテムを増やしたい、と。
『BEAUTIFUL PEOPLE』にしても、
とても好評をいただいている理由の一つは、
やはり、正統派だということだと思うんです。
形のうつくしさや、きちっと感。
きれい目のシャツに、
思い切ってライダース・ジャケットを合わせて、
しかも、女性らしく、ちょっと丈の長めのスカートを、
というような着こなしでしょうか」

そのとき見せていただいたシャツは、
ちょっと鹿の子っぽい、
ポロシャツのような印象の生地のシャツでした。
メンズライクなのだけれど、かわいさがある!

「メンズウエアの蘊蓄の世界に、
関心を持ち始めた女子も増えている流れのなかで、
こんなふうにきっちりつくられているシャツは、
やはり人気があるんです。
白いシャツにダッフルコート、なんて、
正統派で、とてもかわいらしい着こなしですよね。
そんなふうに男の子っぽくしてもいいですし、
あえてニットのスカートにパンプス、
なんていうミラノ風の着こなしもありますよね」

そして、さらに、本館2階の「アーバン・クローゼット」
というコーナーで「いちばん売れている白いシャツ」、
なるものも、紹介してもらいました。
くしゃくしゃっとした、かっこいい麻のシャツ!

「ワッシャー仕上げといって、
製品の仕上げに洗いをかけることで、
わざと洗いざらしのナチュラルな
シワ感にしているんです。
洗って、そのまま伸ばさないで乾かしていただくと、
アイロンもまったくかけずに着ていただけます。
そしてこれが特徴的なんですけど、
後ろのラインのウエストがシェイプされていて、
ほんとうに女性らしいシルエットが出るんです。
でもアームホールはきつくないんですよ」

わあ、かっこいい。
このコーナーには、ひとつの世界観がありますね。
カジュアルだけど、きりっとおしゃれ、みたいな。

「そうなんです。オリジナル商品もつくっていて、
これまで何千枚もつくったシャツもあるんですよ。
洗えて、アイロンをかけずそのままサマになるような。
レディ フォア ザ ウィークエンド、
という名前で販売をしています」

ここでちょっと気付きました。
このコーナーに展示しているシャツの袖。
ぜんぶ「まくりあげて」いるんですが、
それが妙にかっこいいんですよ。

「お気付きですか!この巻き方が、
アーバン・クローゼット巻きと言いまして、
伊勢丹イチ押しなんです。
長めにいちど折ってから、
その半分をもういちど、
ゆるやかに折ります。
そうすると、ゴロゴロしないですし、
落ちても来ないんです」

男性はシャツの袖を、自分のサイズになるように
「お直し」しますが、女性はしないのが、ふつう。
長かったらこうして巻けばいいんですね。

さあ試着!

さーーーーて!いよいよ試着です。
ここまで、たくさんのシャツを見ながらも、
1枚も袖を通していない3人は、
本館4階の大きな試着室でちょっと緊張気味。

ここからは、写真で一気に見てゆきましょう。
あえてブランド名は伏せて、一気に行きますよー。

△丈がちょっと長めの定番系。もちろんインしても着られます。

△丈が短めで、外に出して着るタイプ。

△うしろボタンで、前がすっきり。裾はスクエアです。

△スタンドカラーの、プルオーバー。英国的でクラシックなスタイルがモチーフ。

△うんと広い身幅を、ドレープにしているシャツ。隠しボタンです。

△前身ごろにピンタックが。
 タキシードの下に着るような正装のイメージを、カジュアルに。

△スタンダードでシンプル、シルエットがきれいなシャツ。
 ウエストがちょっと絞ってあります。

△大きな襟と、共布のリボンがかわいい。ウエストがかなりきゅっとしていますね。

△いっけん、とてもふつう。でもよく見ると袖が、途中からメッシュになってます。

△かなりたっぷりと身幅のある、裾がフレアになっているプルオーバー。袖は七分。

△シンプルな丸襟シャツ。第一ボタンまできちんと留めて着てみました。
 肩の縫い目がちょっと内側に入っています。前身ごろは隠しボタン。

△シャツにはめずらしい鹿の子素材のボタンダウンシャツ。
 メンズライクなのに、着てみると、すごく女性的。袖はちょっと短めになっています。

△すこし透け感のある素材で、このかたち。長めの袖も、あえてこのままで。
 かなりフォーマルな印象になりますね。

△こちらも身幅たっぷり系。裾がすとんと落ちることで、
 自然にできるドレープがきれいです。

△こちらは正面から見るとふつうのシャツなんですが、
 後ろがこんなふうになっています。
 これ1枚でも、短めのニットやジャケットを重ね着してもかわいい。

△ワッシャー仕上げのかっこいい、綿のシャツ。あえて、襟は立てて、裾はインで。

△かなり身体にフィットするシルエットのシャツ。
 ヴィヴィッドな朱のスカートを着てみると、印象がかわる!

△やっと「着慣れてきた」ところで、試着タイムは終了です。

3人が買ったシャツは?

この日、3人が買ったシャツ。

トミタはワッシャー仕上げがかっこいい、
洗いざらしで着られる綿のシャツです。
こんなふうに、色もののTシャツの上から、
ボタンを留めずに羽織ってもサマになります。

ゆーないとが選んだのは
鹿の子素材で、袖がちょっと短め、
身体にいい感じで沿う、動きやすく、
着心地のいいシャツです。
最後まで、イタリア製の、よりフィット感のあるシャツと
迷っていたのですが、
イタリアのシャツは、「似合う!」とまわりから
言われていたものの、
「まだ、自分の身の丈じゃないから」ということで
(つまり、シャツに着られちゃいそう、ということ)
将来のたのしみにとっておくことにしたそうです。

白いシャツをちゃんと着た事がなかったという、
ももは丸襟の「きちんと感」のあるシャツ。で、
クラシック&清楚なイメージです。

次回、「みんなで白いシャツについて話してみた」編に、
つづきまーす!

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