2匹のねこがやってきて、去ってった。〜牛と海苔の思い出〜あれは4月のことだった。我が家に2匹のねこがやってきた。誰に飼われているのか、名前も、性別も、年齢もわからない。わかっていることは、同じ家で飼われていたっぽいということだけ。5か月間の共同生活の記録を、「文と写真:ゆーないと」でお届けします。
第36回

夏が過ぎて、秋がこようとしていた。
いっしょに過ごせる日々が、終わりに近づいてきた。
少しでもいっしょにいたいから、
週末には、できるだけ家にいるようにした。
いっしょにいるけれど、
基本的に昼間は寝ている彼らだから、
同じ空間にいるけれど、関わりは、ない。
こっちの気も知らないで、寝てばかりいる。

▲窓辺ブームの牛。

また別の日。
やっぱり寝てる。

▲窓辺ブームがまだ続いている。

昼間に寝ているからと言って、
夕方、陽がくれたところで、
やっぱりまだ寝てる。

牛は寝ているところを起こすと、
機嫌が悪くなるので、
むやみやたらと、こっちの都合で起こしてはならない。


あんまり食っちゃ寝してると、牛になっちゃうよ、牛。

▲ブサイクな寝顔。

海苔のほうはどうかと言えば、


すやすや、寝てる。

こっちの気も知らないで。
ま、寝顔を見てるだけで、いいけどさ。

(つづく)

2011-10-26-WED
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