野菜のクルマ。
「SKIP」のトラックストアは
今日も走ってる。


大阪の商売って


てんちょー(仮)イズミの今日の一枚

バナナホルダーです。かわいいですねぇ。

10月31日(水) 天気:晴 @神奈川県横浜市

編集部
(以下、編)
どうも!こんばんはっ!
てんちょー(仮)
イズミ
(以下、イズミ)
こんばんは。
なんか陽気じゃないですか?
ええ、今日は
草野球に出場して
すごく楽しかったので
ちょっと気分がいいのです。
たまには、そんな日もあるんですよ。
さて、早速なんですが
前回の更新で触れた
代々木公園で我々を発見した方から、
メールが届きましたよ。
イズミ おおっ!
それは嬉しいですね。
メールをこちらに
転送する前に読んでくださいよ。
了解です。
それでは。

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昨日は、秋の天気の良さを満喫しに
一人でふらふら歩いていました。
と、代々木公園の前にある駐車車で、
一台の小型のトラックがあり、
後ろのドアが開いているのを見つけました。
「あー、献血かぁ」と思って通り過ぎようと思ったら、
エプロンをつけていた(と思う)男の人たちが、
トラックの前で写真を撮っていました。
なんだろう..?と思いながらも、
私は道なりに進んでいくと、
その車も、帰るところだったよう。
で、見てビックリしました。
だ?て、天明幸子さんのイラストに
でかでかと「SKIP」の文字が!!
あれ?これって「ほぼにち」の企画では?と思い、
とっさに車の中にいた人に聞いてしまいました。
「そうです!」とのお答え。
「がんばってください」と伝えると
「イエーイ。ありがとうございまーす!!」と、
男のノリでのお答えでした。
みなさんとてもイキイキしてらして、
こちらも嬉しくなりました。
大切に育てられたお野菜、私も、ゲットします!
<いちさん>
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これ、嬉しくないですか?
イズミ ええ。もちろん嬉しいです。
なんか、東京に戻って
ちょっと経った所で
現場の空気を忘れつつあった所だったんです。
この方から、声をかけられて
「ビッ」としたのを覚えてます。
「やっぱり現場っていいなぁ」
って呟いてましたもんね。
でね、
昨日の更新分で発表した
大阪フェスティバルゲート前店での
販売についての反応が異様に良いのですよ。
ちょっと、このメールを紹介したいと。
イズミ 反応が良いのですか?
今日も西日本のいろんなユニクロ店舗に
SKIPトラックストア販売許可を
求める電話を続けていたんですが
このフェスティバルゲート前店の方は
昨日にも増して、
凄い反応の良さでありました。
まずは、
このメールから読んでください。
このメールは昨日の深夜、
つまり、フェスティバルゲート前店で
販売することを発表する前に
届いたメールです。

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いきなりですいませんが、
関西では大阪には来られないのですか??
付加価値付けるために回るのは
京都と神戸だけだなんて
お願いだからやめてくださいね。
(そういう店の出し方するお店、けっこうあるんです。)
<uniさん>
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イズミ 確かに新規ブランドを立ち上げる場合、
「神戸」や「京都」をアンテナショップとして
重視する傾向はありますよね。
トラックストアの関西での販売場所を考えた時、
「神戸」や「京都」も
視野に入れて考えたことは事実ですし
やっぱり、行くんです。
ただ、その理由は「付加価値」を
付けたいということではなく、
「単に人口が多いから」
という理由でありました。
そうですね。
京都は河原町。
神戸は三宮でやった方が
多くの方に来てもらえる
という利点があるんですよね。
イズミ その辺りもトラックを停める場所が無いという
極めて単純な理由でやめました。
そうでしたよね。
ただ、数字的を読み込むマーケティングでは
おそらく、はじき出されないであろう
フェスティバルゲート前店での販売は
大阪在住のみなさまにとっても
嬉しいことであったようです。
それじゃ、ざっと
メールを読んでいきますね。

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大阪出店ありがとうございます!!
大阪で出店するなら、
フェスティバルゲートしかないって思ってました。
難波は店が地下だし、梅田は狭い店舗だし…
大阪に住んで5年目ですが、
いつも安スーパーで買い物するせいか
ここしばらくいい野菜に出会っていません。
都会の人は、いい野菜に飢えてるのでは、
と感じます。
<Kuroさん>

大阪のトラックストア、
フェスティバルゲートでやるんですねぇ。
トラックだし、大きいし、くるまだし・・・
どうぜ街中じゃムリだから、
ファミレスとドライブスルーが並んでるような、
車びゅんびゅん最寄駅なし、
みたいなところでやるんだろうなぁ、
なんて思ってたので、
とってもうれしいです!
<ちるちるさん>

今日のページを見て
めちゃめちゃ喜んでます〜。
西の方へ行くという話が掲載されていたので、
大阪だったら、
ミナミやキタまで行かないとダメなんだろうなぁと
思っていたのですが、
「フェスゲ」
(みんなじゃないかも知れませんが
 あたしの周りでは
 フェスティバルゲートをフェスゲと呼びます。)
に来てもらえるなんてぇ〜!!
ミナミやキタより近いのもありますが
あんな
ベタベタな大阪
の所に
来ていただけるなんて。
<ちまこさん>

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と、まぁ
かなり「フェスゲ」での販売に対して
好意的なメールなんですよ。
大阪人にとって
案外、盲点だった場所でありつつも
異様にアクセスが良いという点が
評価されたのかもしれません。
イズミ あっ、「フェスゲ」って言った。
ええ。ぼくも、すぐ近くの
天下茶屋って所に住んでましたし、
仕事で「こえぴょん」と
「フェスゲ」のCMを
作ったことがありますから。
イズミ なんですか?
「こえぴょん」って。
大阪で「こえぴょん」
知らんかったらダメですよ。
大阪では「桂小枝」さんのことを
「こえぴょん」って呼ぶんですよ。
イズミ うっ!
そんなことも
覚えておかなくては
ならないんですか。
ええ。当然です。
ちなみに、
小枝さんと、紳助さんと、さんまさんは
同い年で、同期の芸人であります。
大阪で御三家といえば
この方々を指すことになります。
このあたりは基本として
覚えておくといいでしょう。
「探偵ナイトスクープ」だけを見て
大阪を知っているつもりになってはいけません。
「クイズ紳助くん」と「明石家電視台」を見て
大阪のお客さまを勉強することも必要かと。
その、大阪のお客さまについても
メールが届いてますよ。

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東京語でしゃべると、
何度も何度もお兄ちゃんどっから来たんん〜?
とか聞かれると思いますが、
へこたれないで頑張ってくださいね。
あと、
激しい値切り
おばちゃん

現れると思いますので、
対処法をイメトレしましょう。
あ、それから、試食が激しく、
それこそ激しく消えて行くと思われますが、
大阪の人をキライにならないでね・・・。
ごめんよぉぉ。
<「は」さん>

大阪での出店に気合が入っておられるようですね。
アドバイスする様な人間ではないですが、
「一生懸命さ」「楽しさ」が伝われば、
きっとうまく行くと思います!!
「まけてやー」
て絶対言われると思いますが、
挨拶みたいなものなので・・・
<takaraさん>

大阪の中でも、
かなりディープな場所をお選びになりましたね〜。
コッテコテの下町です。
もしかしたら、
おばちゃんの
「まけて〜や〜!
(値下げして)」

攻撃にあうかもしれませんよ。
<きょおさん>

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どうですか?
相手は手ごわいですよ。
イズミ そ、そのようですね。
これは、つまり
絶対「値引きしてください」ってことを
言われますよってことですね。
ええ。そうです。
関西の方は
「ダメモトでもとりあえず言ってみる」
という精神の方々であります。
きめ細かいサービスが信条の
イズミさんの事を心配したメールとも言えます。
イズミ それはどういうことなんですか?
つまり、イズミさんは
お客さまを大事にしすぎるがあまり、
全ての値引き交渉に
応じてしまう
可能性があるんですね。

おそらく、そこを危惧されているんではないかと。
イズミ そんなに値引き交渉が
日常茶飯事なんですか?
値引き交渉だけではないのですが
売り手、買い手の間に
コミュニケーションが常に介在していると
言い切ってよいでしょう。
なんだか、大阪のきつい面のようにも
聞こえますが、
決してそんなことでは無いんですよ。
おそらく、イズミさんは
ここで、売り手として
初めての経験をすることになります。
イズミ ほう。今日は饒舌ですね。
ええ。たまには
そんな日もあって
いいでしょう。

その初めての経験というのは
商品を売った時に
イズミさん、普段、何って言いますか?
イズミ 「ありがとうございました」
ですね。
そうですよね。
これは、売り手が買い手に
言う言葉でありますが
大阪では、買い手が売り手にも
「ありがとう」って言ってることがあるんです。
イズミ なんですか?!それは?
ぼくも、大阪に住みはじめた頃に
凄く違和感を感じていたんで
「どうして、金を払う側が
 ありがとう、というのか?」
と、聞いてみたことがあるんです。
イズミ どうだったんですか?
それがね。
「そっちの方が気持ちいいやん」
ってことだったのですよ。
イズミ まだ、よく理解できないですけど
独特の商慣習があるわけですね。
どうやら、そのようです。

2002-10-31-THU
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