ぴえぴさん/会社員[塾講師](weeks)

未来の自分のために
書き残す仕事手帳です。

新社会人として入社したのは
人と人のつながりを大切にする会社でした。
「きっと、書くことが増えるなー」と思った
ぴえぴさんは、ほぼ日手帳を使いはじめました。
未来の自分のために今の思いを書き残しながら
社会人一年目をまっすぐに歩いています。
ぴえぴさんにとって、手帳はどんな存在でしょうか。

はじめてのほぼ日手帳。

──
こんにちは。手帳に、お守りをつけているんですね。
ぴえぴ
生徒が、京都の修学旅行のお土産にくれたんです。
──
いいですね(笑)。お仕事は教育関係ですか?
ぴえぴ
塾講師ですね。メインは、中学生と高校生です。
教えることもあるんですが、
最近は進路相談や保護者のかたの
対応が多くなっていますね。
──
ありがとうございます。
手帳が一年目ということは、
新社会人になるときに、はじめられたのですか?
ぴえぴ
社会人になると、書くことが増えるじゃないですか。
書くところがいっぱいある手帳がいいと思って(笑)。
──
ほぼ日手帳は、知っていたんですか?
ぴえぴ
高校のときの友だちが使っていて、
それで、2月末にロフトに行ったときに思い出して、
「いいかもしれない」って感じで、買いました。
──
4月はじまりでよかったんでしょうか?
ぴえぴ
学生時代に使っていた
マンスリーの手帳が4月はじまりでした。
それに、塾は3月から新年度になるんですよ。
──
ちょうどよかったんですね。

右ページのメモが大切。

──
どういう使い方なのでしょうか?
ぴえぴ
普通に月間スケジュールに、
1ヶ月の遊びや講師の予定を書いて、
週間ページは、やることリストですね。
週間ページは左の日づけページだけでいいんですよ。
いいんだけど、思ったことを書きたいから、
右ページのメモが必要で‥‥。
左と言うより右が大切です。
──
(手帳を見せていただきながら)
以前のマンスリーの手帳でも、
チケットは貼っていたんですか?
ぴえぴ
ほぼ日からです。
スペースが、すごくあるようになったので‥‥。
──
たくさん、貼っていますよね。
ぴえぴ
そうですね。映画やライブ、美術展とかですね。
貼っているといいですね。
なんか、こう見ちゃったりして、楽しい気分になりますね。
でも、手帳の余ったスペースに貼る感じで、
メインは、やっぱり思ったことを書くことなんです。
──
右ページのメモが大切なんですね。
たくさん、書いていますね。
ぴえぴ
ほとんど仕事のことですね。
──
仕事のどんなことですか?
ぴえぴ
塾なので、生徒がすぐそばにいるので、
人と人とのつながりが、すごく大事なんですよ。
そういうのを大事にしている会社でもあるから
「人と接する上で気をつけたいこと、
上司が言っていたこと」をメモしていますね。

たどり着きたい場所。

──
思い出のメモを、教えてもらってもいいですか?
ぴえぴ
「自分が、たどり着きたい場所からの逆算」
についてのメモですね。
自分も会社のなかに行きたい部署があるので、
今をどう過ごすべきか。
受験生を担当しているので、
「ここの高校に受かるために、
今は、なにをするべきなのか」というのを、
その言葉ですごく考えました。
──
かなり、長いですよね。
ぴえぴ
感情的な部分を書いているんですけど‥‥。
──
その言葉を書くことには、どういう意味がありますか?
ぴえぴ
その言葉を書いていれば、
そのときに思ったことを、思い出せます。
──
どういうことを思い出したい?
ぴえぴ
1年目なので、現場が最初じゃないですか‥‥。
でも、きついんですよ、やっぱり最初って。
夜も遅いし、わかんないこともいっぱいあるし‥‥。
辞めたいと思ったことはないんですけど、
「目指す場所に行けるのかな」と
不安になることがあって‥‥。
でも、「そこに行きたいぞ」という
意志を思い出せれば、がんばれるんです。
──
確かに。
ぴえぴ
そういう感じですね。
そういう言葉を書いて、たまに見て‥‥。

目的がないと働けない。

──
どういう場所を目指しているんですか?
ぴえぴ
人事です。
──
どうして、人事なんですか?
ぴえぴ
もともと経営学部で、労務を学んでいたんです。
でも、この会社で塾講師のアルバイトをしていて、
会社の人たちをすごく好きになった。
人と人との関係を大事にしているから、魅力的で。
もっとこの会社にいたいと思ったんです。
──
いいですね。
ぴえぴ
それは「誘ってもらってよかった」ということですけど。
人を大事にする文化をさらに良くしていきたいですね。
それに、育成が好きで得意だったので、
そこにも力を入れたいんです。
──
目標が、しっかりしているんですね。
ぴえぴ
そうですね。でも、ないと無理なんです。
なにも目的がなくて、ただ給料だけのためには
働けないタイプだと思うんですよ、たぶん(笑)。

手帳に書きたい。
──
毎日、言葉を書き残しているんですか?
ぴえぴ
基本的に書くようにはしています。
「思っていることや、いいことは残しておくべきだし、
悪いことは吐き出すべきだ」と思うんですよ。
アナログなタイプなので、
携帯のメモは、できないんですよね(笑)。
──
それは、携帯が嫌いなんですかね。
ぴえぴ
たぶん、そうなんです。
なんて言えばいいのかな。
「打っていると言葉が変わっていってしまう」。
そんな感じがするんです。
今、思ったことを、その場で書きたいんですよ。
なにかひとつでも介すると、
「こういうことが書きたかったんじゃないんだけど‥‥」
となってしまうんです(笑)。
──
わかります。
ぴえぴ
という感じがあります。
だから、「その週に思ったことは、
その右ページに書いて」という感じですね。
──
いつも、weeksは、持っているんですか?
ぴえぴ
毎日、持ち歩いています。
持っていないと、気持ち悪いんですよね(笑)。
感情的になるタイミングって、わからないじゃないですか。
──
わからないです、わからないです。
ぴえぴ
だから、常に持っていて。
そうですね。パッパッと書けるように。

ファイティングスタイル。

──
ほぼ日手帳は、どんな存在なんですか?
ぴえぴ
なんだろう。やっぱり1年目だから、
なにをやるにしても初めてで‥‥、
だから思うことが多くて(笑)。
将来、限界が見えたときに、この仕事はできないとか‥‥。
でも、そうやって諦めるのは嫌なんですよ。
今のスタイルを2年後3年後になったときに
忘れたくないから、今の想いや理想は書き残しておいて、
来年の今頃に、どうにかなったときに手帳を見返して、
ファイティングスタイルを維持したいんです。
──
かっこいい。素直にそう思います。
ぴえぴ
思い出というよりは、そういう議事録だと思います。
嫌に大人になりたくないというか‥‥。
「初心忘れるべからず」みたいな感じですよね。
──
ファイティングスピリットを忘れたくない(笑)。
最後になりますが、来年も4月はじまりでしょうか?
ぴえぴ
そうですね。仕事のはじまりもそうですけど、
はじまりは「春がいいな」と思っています。
──
春はもうすぐですね。今日はありがとうございました。
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