みんなの感想と、木村さんの思い。
さて、実際に「たのしみ展」で販売する食パンを、
木村さんとなかしまさん、
スタッフのみんなで食べてみました。

「中がほわほわですね。
そして皮がしっかりしていて、耳までおいしい。
皮に近づくにつれ違うたのしみがあって、
さいごに皮の歯ごたえとかが印象にのこります。
すごく特徴のある食パンって、
あえてなにかをつけて食べようとは思わないですけど、
このパンは、つけて食べるたのしみがありますね。
ほんとに強すぎず、主張しすぎてなく、おいしいです」

「タフなおいしさがいいな、と思うんです。
それでまた、この耳の部分が、
トーストしたときにちょっとこう、
なんともいえない、サクッとした感じにできればと。
トーストしたときにどういう感じになるかは、
けっこう考えてますね」
その場のほぼ日スタッフも
「おいしい‥‥」「中がふんわりもちもち」
「これ、ずっと食べてられます」
など、食べながら大絶賛。
「ジャムのせてみよう」「あんこもやってみたい」
などなど、つい手がのびます。
(ちなみにあとで送っていただいたものを
糸井重里と食べましたが、糸井も大満足。
halutaのパンを片手に、周りのみんなに
そのおいしさを力説していました)
木村さんとしては、食パンに限らず自分のパンは
「安定感のある図太いおいしさを目指している」
のだそうです。
また「食べる人の生活に、ちゃんと
寄り添うものであってほしい」とも。

「変な話ですが、いま着ている白いTシャツ‥‥
ぼくは毎日この格好でパンを焼いているんですね。
3枚をローテーションで、
漫画のキャラみたいにいつも同じ格好(笑)。
だけどこれ、ガッシガシに洗っても、
漂白しても、ぜんぜんくたびれないんです。
すごくしっかりしていて、
素朴な、でも、真っ当であると。
自分の作るパンも、そういう感じで
ありたいと思うんですよね」