ほぼ日刊イトイ新聞

うまけりゃうれるべ市。とは?

2017年秋の「うまけりゃうれるべ市。」は、
「相馬で気仙沼さんま寄席」の開催を記念して、
福島県相馬と宮城県気仙沼のおいしいものをそろえる
売り場にいたします。
ほぼ日WEBストアでの販売は9月15日(金)11時から。
いったいどんなものが並ぶのでしょうか。
福島で高校時代を過ごした
オリジナル・ラブの田島貴男さんと、
ほぼ日の食いしん坊トリオカロリーメイツ
今回のラインナップから好きなものを選び、
作って食べてみることにしました。

うまけりゃうれるべ市。とは?

それでは、前回作ったごはんを、
みんなでいただきます。
食卓に並ぶのは、すべて
9月15日(金)から販売する
「うまけりゃうれるべ市。」で扱う品々です。

前回みんなで作ったお味噌汁と揚げもの、
かつおタタキのほかに、
解凍したり湯煎するだけで完成するものも
いっしょに並べました。
(メニュー:金のさんま、斉吉海鮮丼、相馬牛ジューシーメンチ、常磐産 目光唐揚げ、昔ながらの濃厚熟成塩辛、真タラのフライ、[純煮]さんま酒だし煮、[純煮]帆立しぐれ煮、[純煮]穴子山椒煮、気仙沼産 鰹のタタキ、相馬佐藤徹広さんのコシヒカリ、極上相馬味噌の味噌汁、本醸造特選醤油、味付けぽん酢柚子 君がいないと困る)

いただきます!
食事の前は絵に描いたようにテンションがあがります。
「イェー!」
まずは極上相馬味噌を使ったお味噌汁を。

「ああ、味噌、いいかんじ。
 味が深いよ、これはいい!」

シンプルな具なのに、
味噌の味がきいていておいしいです。
今日、田島さんにぜひ召しあがっていただきたかったのが、
「うまけりゃうれるべ市。」いちばんの人気商品、
海鮮丼です。
パックのまま流水で15分解凍するだけなんですよ。

斉吉海鮮丼をはじめて手にする田島さん。

「うわぁ、これはおいしそうだ。
 あっちに塩辛もあるし、帆立もあるし‥‥
 この食卓、最高」

どうかなぁ、気に入るかなぁ。
「‥‥‥‥‥‥」

どうですか?

「‥‥‥すばらしいね」

え?

「これは、パックで売ってるの?」

そうです。
ごはんさえあればすぐにできます。

「これなら俺は、自分でもできますね」

そうですね、冷凍庫に入れておけば、いつでも。

「このお刺身類も、海鮮丼にセットですか?」

セットです、
すでにセットされてです。

「便利。すばらしい! なにそれ!」

さきほどはあんがい調理しましたが、
ここに並んでいるもの、
これ(さんま)もパック、これ(帆立)もパック、
これ(塩辛)は瓶。

「ああそうなの? すごいじゃん。
 どうやってこういうの、知るんですか?」

東北を行き来するうちにおいしいものに出会ったり、
知り合った方に紹介していただいて食べたり。

「そうなんだ。へぇえええ」

今回、相馬の商品が入っているのは、
さんま寄席の打ち合わせや準備をしているあいだに、
糸井やスタッフがいろいろと
おいしいものを食べたことが
きっかけになってるんです。

「気仙沼も相馬も港町ですよね。
 港町っていろんなものが行き交うから、
 魚はもちろんのこと、
 おいしい料理がいっぱいあるんだよなぁ。
 ああ、味噌汁やっぱりいい感じ!」

では、気仙沼のもうひとつのスター商品、
金のさんまも、いってみますか?

金のさんまは自信あり。

「うまいうまい! 
 まいうー! 
 おいしいです!」

わはは、3段活用、ありがとうございます。

「こういうものが、家で食べられるとすると
 とてもいいですね。
 東京だと特に、こんな和食の店って、
 ハードルが高くなります。
 つまり、気合い入れないと行けないお店だったり、
 高かったりマニアックだったり、
 並ばなきゃいけなかったりする。
 でもこれ、冷凍でしょ?
 気軽においしいものが食べられるね」

全員の箸が止まりません。

今回の私たちのいちばんのおすすめは、
じつは穴子山椒煮なんです。

「これ? ちょっと奥ゆかしく
 お皿にいるけど、穴子かぁ。いっていいすか?」

はい、どうぞどうぞ。

今回はじめて「うれるべ」で扱う品ですが、
これはほんとにおいしい。

「あっ。うまいじゃあありませんか。
 山椒の香りがむちゃくちゃいいです」

穴子のあまさと山椒の香りがみごとですよね。
私たちもいただきます、ああおいしい。

‥‥と、ここまで、いろいろ話しながら
ゆっくり食事をたのしんでいるような
雰囲気を感じていただいているかもしれませんが、
じつは我々、猛スピードで箸を動かしています。
なぜなら、おなかがすいていたから!
カメラマンのEricさんが
「もうちょっとそろって、みなさんで食べてください」
という声をかけますが、なかなか‥‥。

そうそう、急いで箸を動かしていた理由が
もうひとつありました。
揚げものが控えていたからです。
フライはやっぱり、アッツアツを食べたいですから。

よしっ、メンチカツ、いっちゃおう。

メンチカツ好きの田島さん、
相馬のメンチカツの味はどうですか?

「揚・げ・も・の、イエス!
 あのね、なーんにもかけなくても、うまい!
 これだけで充分うまいです」

うわっ、そうですか。

「じつは僕、メンチには
 いつもソースをかけないんです。
 つまりそのほうが好きなんだけど、
 このメンチカツは、何もない状態で、かなりおいしい。
 あまみのある肉汁がバッチリ。最高です。
 ままでいける、ままでいけるから、早く食べて」

ジューシーメンチ、その名のとおり肉汁がすごい。

すごい‥‥相馬牛のちから。
いい肉の味がどーんとします。

「じゃあ、次はメヒカリいっちゃおうかな。
 あ! あ!! うまいな、うまい。
 メヒカリ‥‥うまいうまいうまい!
 早く!!!」 

え? 
早く?

「早く食ったほうがいいです。
 揚げたてがぜったいいいから、早く早く!」

いそいでメヒカリを食べる私たち。

「塩味がたぶんちょっとついてるけど、
 相馬のしょうゆを少しかけてもバッチリだよ」

うーん! おいしい。
やわらかいし、衣がサクサクです。
骨感もない。
これは‥‥もしかして揚げ方が、よかったのかな?

「この、このぉー」自画自賛の私たち。

真タラのフライも、さっくり揚がっていて
おいしかったです。
今日は手作りのタルタルソースをつけて食べました。

そして、あまりの興奮で忘れておりましたが、
気仙沼名物の鰹のタタキを食べましょう。

「ああこれもうまい!
 これは、味が濃いから、
 タレをもっとかけたらいいかも」

私たちがさっき、
鰹を厚切りにしちゃったせいもありますね。
添付のタレもいいですが、ぽん酢もいいですよ。

「背中と腹があるんだね。
 腹は脂がのっててやわらかく、
 背中のほうが若干味が濃いのかな?
 さすが気仙沼のカツオ、うまい!」

はい、カツオのほんものの味がして、
この量なら思いっきり味わえます。

鰹のタタキと
「味付けぽん酢柚子 君がいないと困る」は、
もちろん合います。
「帆立も塩辛も、うまい!」
「ごはんおかわりします!」
食べやまない、みんな。

「メヒカリもういっかい、いっちゃいます。
 かなりうまいよね!」
と、田島さんは、
相馬のメヒカリがやっぱりかなりの
お気に入りのようでした。

メヒカリは、だんぜん、揚げたてがおいしいです。
ふっくらカリッと、が味わえます。
また、ほろにがさもおいしいので、
冷凍とはいえ、なるべく早めに食べきるのが
おいしく食べる秘訣とのことです。

ああ、ほんとうにおいしかった。
おいしいものを食べると元気になり、
テンションあがります。
金曜からの販売を前に、明日は、
田島さんへ「質問コーナー」の更新があります。

(明日につづきます)

2017-09-12-TUE
PHOTO: ERIC
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