HOBONICHI

Guest Curatorスタイリスト・轟木節子さんの、やわらかな気持ちになれるもの。

ほぼ日でたびたびご一緒している、
スタイリストの轟木節子さん。
お仕事で毎日忙しく活躍しながら、
いつも笑顔でやわらかい雰囲気をお持ちです。
ごきげんをキープする秘密を探ってみると、
自分を小さい幸せで満たすうれしいアイテムを
たくさん教えてくださいました。
轟木さん流の「心地よくすごす方法」は
すぐにでも真似したくなるものばかりでした。

なかでも轟木さんが
特に愛用なさっている2つのブランドの商品を、
つきのみせでも販売させていただくことに。
カシミヤのぬくもりにすっぽり包まれる
「OLU NATURAL BASIC」との別注アイテムと、
デンマークのメリノウールのブランド
「JOHA(ヨハ)」のあたたかいインナー類。
寒くなる季節、肌ざわりも使い心地も、
あったかくて気持ちのいいラインナップになりました。
自分へのご褒美に、プレゼントにもおすすめです。
轟木節子さんが、
「長年、愛用しています。
身体を締め付けすぎなくて、
とっても着やすいんです」と話す、
北欧のブランドJOHA(ヨハ)のインナー。
冬はあたたかく、夏は快適に。
「天然のエアコン」とよばれる
細い繊維で編まれたメリノウールは、
心地よく体温を調節してくれます。

JOHAは1963年にデンマークで誕生し、
北欧では誰しもが一度は袖を通したことがある、
と言われるほどの老舗ブランド。
ウール商品全てに良質のメリノウールを使用しており、
それはカシミヤに匹敵するほど滑らかなさわり心地です。

今回は、轟木さんがふだんから愛用する、
JOHAのアイテムをセレクト。
アンダーシャツやレギンス、カラフルな靴下と、
気持ちよくて気分もうれしくなるラインナップです。
JOHAのブランドについて、
日本の正規輸入代理店である株式会社Unitの
佐久間貴子さんにお話をうかがいました。
ほぼ日
轟木さんはJOHAのインナーを
いくつも持っているとおっしゃっていました。
心地よくて、使い勝手がいい。
実は私も、出産祝いにJOHAのインナーをいただいて、
肌触りがよくて、
こどもに何度も着せていた印象があります。
小さな子どもが自分から、「これを着たい」って
衣装ダンスから持ってきてくれるんですよ。
なので、買い足してしまったくらいお気に入りで。
佐久間
うれしいです。
そういうお話、よく聞きますね。
やっぱり子どもも、気持ちいいものは
本能的にわかるんだなと思いました。

JOHAのスタートも、元々は
​​体温調節がうまくできない子どもたちのために
メリノウールの機能性をうまく使って
肌にやさしくストレスフリーなベビー服を
作ってあげたいという思いから
はじまったブランドなんです。
今はインナーを中心に
新生児から大人までのラインナップで
たくさんの種類をご用意していて、
スカンジナビアで最大規模の
ウールインナーブランドになりました。
ほぼ日
ウールはチクチクするイメージだったので、
「メリノウール」という素材は
こんなに肌ざわりが違うんだと思いました。
佐久間
いろんな種類のメリノウールがありますけど、
JOHAは18-19ミクロンくらいの
とても細い繊維で生地を編んでいるので、
滑らかな触り心地なんです。
世界最高水準の安全な繊維製品の証として与えられる
「エコテックススタンダード100」
という認証を取っていて、有害物質を使用せず、
厳しい品質管理を行ったうえで生産しているのも
特徴ですね。

あと、綿素材だと体温調整が難しいんですけど、
メリノウールは季節を問わず体温調整してくれます。
よく「天然のエアコン」とよばれる素材で、
冬はあたたかく、
夏は汗のべたつきを感じさせずサラサラしていて、
体温を常に一定にキープしてくれるんですよね。
意外とおもわれるかもしれませんが、
わたしはとくに、真夏がおすすめなんです。
ほぼ日
夏にウールって、あまり聞いたことないですね。
佐久間
私も初めて着た年は衝撃を受けました。
「こんなに心地いいんだ!」って。
汗をかいても表面がさらさらしていて、
急にエアコンのきいた電車に乗っても
汗だまりで冷えることがないですし、
寒い日は身体をふんわりと暖かく包んでくれて、
暖房のきいた屋内に入っても
放湿機能で余計な暑さを感じさせず、
インナーに一枚着ていると、
温度差をあまり感じにくいと思います。
ほぼ日
佐久間さんのJOHAへの愛情が、
たっぷり伝わってきました。
佐久間
熱く語ってしまいすみません(笑)、
ブランドの担当であると同時に
ファンでもあるのです。
ほぼ日
いつからご担当なんですか?
佐久間
JOHAが日本に入ってきたのが2013年の秋冬で、
スタートのタイミングから担当しています。
私はもともと、素材の機能面などは無頓着だったんです。
どちらかといえばヴィンテージのアイテムが好きで、
デザインや歴史を感じる”味”に興味がありました。
なので穴のあいたボロボロのニットなども
着ていました(笑)。
JOHAは機能性を重視した
とてもクラシックなデザインのインナー。
なので、
私の中では新たな世界を見て行くことになるのですが、
メリノウールの魅力を知れば知るほど、
そしてJOHAを着れば着るほど好きになって、
今ではどっぷりとハマっています。
baby、Kids、women、menと
カテゴリーがいろいろあるんですけど、
関係なくサイズ感を楽しんで着ています。
私がいちばん楽しんでいるかもしれないですね。
ほぼ日
着れば着るほどその魅力がわかる、
というのは私も実感しています。
私が好きなのは、型崩れしないところで。
子どものインナーだと、
洗濯機でどんどん洗いたいじゃないですか。
すごい頼もしいなと感じています。
佐久間
そうなんです。
ウールは素材として伸縮性があるので、
ほどよく身体に馴染んできて
お洗濯すると形が元に戻ります。
子供に着せても品を保てるので『お育ちの良い子』風に
演出してくれます(笑)。
そしてしっかりお手入れすれば毛玉にもなりにくいですし
とても長持ちします。
買い替えの時期も伸びると思います。
一度手にしたお客様のリピート率はとても高いです。
ほぼ日
今回のアイテムも、
轟木さんがリピートして愛用されている
ものが揃いました。
佐久間
定番になっている、
いちばん人気のシリーズですね。
ほぼ日
アイボリーがMARIE、
ネイビーがEMILYというシリーズ名称ですが、
どういう違いがあるのでしょうか?
佐久間
素材の混率と編み方の違いです。
MARIEはメリノウール100%で、
着心地がふわっとしていて、
やさしく包まれる感じがします。
EMILYはシルク15%とメリノウール85%の混合で、
ストライプのようにも見えるリブ編みになっています。
縦のラインが強調されてすっきり着られます。

どちらも身体に心地よく馴染んで
動きに合わせてのびてくれますが
MARIEの方が着たときに
ゆったり感じるとおもいます。
MARIEを着たときの感覚としては、
XSが日本でいうSサイズくらいだと
思ってもらえるいいかなとおもいます。
ほぼ日
MARIEはXS、S、Mの3サイズを、
EMILYはぴったりめの着心地ということでしたので、
S、M、Lを準備しました。
佐久間
肌にぴったりフィットした方が
メリノウールの気持ち良さを実感してもらえるので、
ジャストサイズを選んでもらえるといいと思います。
ほぼ日
アンダーシャツとブラウスは、
わりと長さがありますね。
佐久間
おなかをすっぽり包むように
長さがあるのですごく気持ちいいです。
アンダーシャツは比較的ベーシックなデザイン。
ブラウスとよばれるロングスリーブは
手首も長めなので、しっかり包みこまれます。
首元も大きく開く感じではなく、
しっかりカバーしてくれる
頼もしい感じのデザインですね。
ほぼ日
轟木さんがイチ推しされていたのが、
レギンスでした。
佐久間
着丈が長めなので、おなかをすっぽり包みながら
足首も守ってくれるので、
とにかく安心するんですよね。
つま先をカバーするくらい長いので、
私は指先の出る靴下みたいな感覚で、
足の裏に伸ばしてルームシューズを履いています。
ほぼ日
お外でもワンピースの下に重ねたり、
パンツの下にも履けますよね。
足元でくしゅくしゅっとまとめても可愛いですし。
7色選んだ靴下から、お好きなものと組み合わせて
楽しんでもらいたいです。
佐久間
すっごく可愛い色を
選んでいただきましたよね。
ほぼ日
海外ならではの色使いが素敵で、
気分がうれしくなる色を
轟木さんに選んでいただきました。
佐久間
靴下だけは、トルコの工場で
生産しているんです。
それからカラーバリエーションが増えて、
メリノウールソックスをこんなにカラフルに
楽しめるブランドは少ないと思いますよ。
私はプレゼントにもよく贈ります。
ほぼ日
選ぶのが楽しいですね。
佐久間
通気性がよくて蒸れにくいので、
メリノウールの良さを
いちばん実感できるかもしれません。
履き心地もふわっとしています。
ほぼ日
どのアイテムも、
身につけていて気持ちいいのが
すっごくうれしいですよね。
佐久間
そうですね。
インナーに一つ、
頼もしいものを着ていると
気分がいいんですよね。
ベーシックなデザインで形崩れしにくくて、
私も手ばなせないです。
ぜひ一度、着て実感いただけたらと思います。
(おわります。)
おまけ/SANUのこと。
今回のモデルカットの撮影をおこなったのは、
八ヶ岳のふもとにある「SANU 2nd Home 」という、
オープンしたばかりの宿泊施設。
轟木さんとつきのみせチームが思い描いていた
「つきのやど」(気持ちよく深呼吸ができて、心も体も安らげる空間)
のイメージにぴったりと感じ、お借りしました。

宿は大きな窓から奥のほうまでつづく森を臨むことができ、
空気がきれいだからか、
部屋に入る光がほんとうに美しく、うっとり。
室内は、スペースを壁で区切るかわりに
有機的な曲線のパーテーションがつかわれていて、
どこにいても自然のなかにいるような、
リラックスできる空間になっていました。
美しい木漏れ日のなかで目が覚めて、
コーヒーをゆっくり淹れて、
散歩をしながらこれからのことを考えて‥‥
そんなふうにここで生活してみたい、と
思わずにいられませんでした。

「SANUは、ふだんの生活のなかに
 美しい自然との接点をもっと増やしてほしい、
 という想いから作ったセカンドホームです」
と、SANU ファウンダー兼ブランドディレクターの本間貴裕さん。
環境へのダメージを最小化できるような建築方法に気を配り、
窓からの借景が一番大きいインテリアだ、と思って作られたそう。
「都市での生活に疲れた時や、
 インスピレーションが欲しい時に、
 森の中に帰っていく感覚でここに訪れてもらえたら嬉しいです。」

興味を持たれたかたは、
こちらから詳細をみていただけます。
Guest Curator
スタイリスト・轟木節子さんの、
やわらかな気持ちになれるもの。
つきのみせ。 × JOHA
メリノウールのアンダーシャツ
(MARIE/アイボリー)
¥6,160(税込み)
シルク混ウールのアンダーシャツ
(EMILY/ネイビー)
¥6,710(税込み)
メリノウールのインナーブラウス
(MARIE/アイボリー)
¥8,030(税込み)
シルク混ウールのインナーブラウス
(EMILY/ネイビー)
¥8,800(税込み)
メリノウールのレギンス
(MARIE/アイボリー)
¥8,030(税込み)
シルク混ウールのレギンス
(EMILY/ネイビー)
¥8,800(税込み)
メリノウールソックス
¥2,090(税込み)