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LIFEのBOOK ほぼ日手帳 2017

LOFT手帳部門12年連続NO.1

ほぼ日手帳 2017

「ほぼ日手帳」のことを、あらためて。

「ほぼ日手帳」のことを、あらためて。

16年目をむかえる、LIFEのBOOK「ほぼ日手帳」。
すでに使ってくださっているかたや
よく知ってくださっているかたも多いと思いますが、
「聞いたことはあるけど、よくわからない」
「興味があるので詳しく知りたい」というかたも、
きっといらっしゃるはず。
そこで今日はあらためて
「ほぼ日手帳」の全体像をご紹介します。

ことしで16歳。2002年版からはじまった手帳です。

「ほぼ日手帳」は、ほぼ日刊イトイ新聞から生まれた
ことし16年目をむかえる手帳です。
2001年春にほぼ日内のミーティングで
「手帳がほしい」というアイデアが浮上。
コンテンツ「ほぼ日手帳成功物語。」にて、
「手帳があったらほしいですか?」と問いかけて、
読者のかたに教えてもらうことにしました。
結果、約700通ものメールが届き、
約9割の人が「ほしい」という
回答だったことから、製作が決定。
その後、議論を重ねていきながら仕様が決定し、
2001年10月に「ほぼ日手帳2002」を発売しました。
手探りのもと製作した手帳ながら、反応は上々。
「続けて作ってほしい」という声も多く、
以降、毎年販売することとなりました。
2005年版からは、ロフトでの販売もスタート。
2009年版でA5サイズのカズン、2011年版で週間手帳のweeks、
2013年版で英語版のPlannerが登場。
年を重ねるごとに使ってくださるかたが増え、
最初1万部からスタートしたものが、
2016年版で、60万部を超える手帳になりました。
ロフトの手帳部門でも、12年連続販売数1位。
現在では、日本に限らず、
海外で使うかたの数も少しずつ増えています。
いっそう使いやすい手帳を目指し、
見直しと改良を行いながら、毎年製作を続けています。

初年度の「ほぼ日手帳2002」初年度の「ほぼ日手帳2002」

ほぼ日手帳の誕生前夜のコンテンツほぼ日手帳の誕生前夜のコンテンツ

ほぼ日手帳は4タイプ。分冊版の「avec」もあります。

現在「ほぼ日手帳」には、
「オリジナル」「カズン」「weeks」「Planner」の
4タイプがあります。
「オリジナル」は最もスタンダードなほぼ日手帳。
2002年版から続く、文庫本サイズの1日1ページです。
A5サイズの「カズン」は、オリジナルの約2倍サイズで
たっぷり書きたい人向きの1日1ページ。
「weeks」は、携帯に便利なうすくて軽い週間手帳。
見開きで1週間を確認できます。
「Hobonihi Techo Planner(Planner)」は、
インターナショナル版のほぼ日手帳。
中身がすべて英語の1日1ページです。
表紙にのみ「手帳」と日本語で書かれています。

左:オリジナル、右:カズン左:オリジナル、右:カズン

weeks Planner

「オリジナル」「カズン」「Planner」は、
本体とカバーを組み合わせて使うタイプ。
「weeks」はカバーをつけずに使うことを想定していて、
表紙をさまざまなデザインから選べるタイプです。
(機能を増やす、weeks専用カバーもあります)

また「オリジナルとカズンの手帳を
もっと軽く持ち歩きたい」という声にこたえ、
2015年版からは、2冊で1年の
分冊版の手帳「avec(アヴェク)」も登場しました。
「1~6月」と「7~12月」に分かれた2冊組で、
通常版の約半分の厚みと重さで持ち歩けます。

avec(オリジナル)avec(オリジナル)

avec(カズン)avec(カズン)

使いやすさを支える工夫が詰まっています。

「ほぼ日手帳」には、使いやすさを支える工夫がたくさんあります。
ここではそのいくつかをご紹介します。

「方眼」がベースの手帳

ほぼ日手帳のベースは「方眼」。
文字だけでなく、図や絵も描きやすい、
持つ人それぞれが自由に使いやすいフォーマットです。
「オリジナル」「カズン」は3.7mm方眼ですが、
こちらも試行錯誤の末たどり着いたサイズ。
もともと4mm方眼だったものを、
さらなる使い心地の良さを追求するため、
2009年版で3.45mm方眼にし、
みなさんからの意見を聞きました。
そして最終的に3.7mm方眼に落ち着きました。
「weeks」は、スリムな手帳にあわせて、
小さめの文字でギッシリ描きやすい3.55mm方眼。
英語版の「Planner」は海外のかたにも
気持ちよく使っていただきやすい4mm方眼を採用。
ひとつひとつの仕様を、細かく考えながら決定しています。

「方眼」がベースの手帳

180度パタンと開く仕様

「ほぼ日手帳」の無意識での使い心地の良さを
支えているのが「180度パタンと開く仕様」。
手で押さえなくても、開いたままの状態がキープできます。
こちらも「糸かがり」という製本方法によるもの。
パッと見ただけではわからない、こうした工夫も、
気持ち良い使用感に貢献してくれています。

180度パタンと開く仕様

超軽量印刷用紙「トモエリバー」

初年度の2002年版から、ほぼ日手帳は
超軽量印刷用紙「トモエリバー」を使用してきました。
うすくて軽いのに丈夫な、なめらかで書きやすい紙です。
ページ数の多いほぼ日手帳が分厚く、重くなりすぎないのは、
この紙を使用しているおかげです。
「オリジナル」と「Planner」には白色のものを、
「weeks」にはクリーム色のものを採用しています。

超軽量印刷用紙「トモエリバー」

佐藤卓さんのデザイン

ほぼ日手帳の好きなページをぱっと開いて、
そこにある文字や線、ちょっとした空間に目を向けてみてください。
主張しすぎず、それでいて使いやすい美しいデザインは、
デザイナーの佐藤卓さんのディレクションによるものです。
たとえば「オリジナル」の1日ページの
時間軸の数字のそばにある点線まで、整えられています。
手帳の使いごこちの良さを、こっそり支えてくれています。

ほぼ日手帳2009で、佐藤卓さんに全体のデザインを見直していただいたときの変更。ほぼ日手帳2009で、佐藤卓さんに全体のデザインを見直していただいたときの変更。

「日々のことば」と、巻末の「おまけページ」

「オリジナル」と「カズン」のほぼ日手帳には、
「ほぼ日刊イトイ新聞」のコンテンツから
抜き出されたことばが1日ひとつ入っています。
(「weeks」は週に1つ、「Planner」は2日に1つ)
毎年、前年のほぼ日のコンテンツから選び直している、
ちょっぴりうれしい「日々のことば」です。
また、巻末にあるおまけのページの内容も、
ほぼ日手帳ならではのものを掲載していいます。
「ほぼ日手帳2017」では、全国のみなさんのアンケートを
元にした「全国おみやげおやつリスト」や「いぬねことの接し方」、
好きな100個のリストを作れる「My 100」などを掲載しています。

日々のことば日々のことば

「ほぼ日手帳2017」のおまけページより「ほぼ日手帳2017」のおまけページより

選べるたくさんのカバー

「ほぼ日手帳」は、カバーの豊富さもポイントです。
2003年版から続く「バタフライストッパー」タイプや、
人気のポーチ型「ジッパーズ」が定番のかたち。
また毎年、さまざまなアーティストのかたやブランドと
コラボレーションして生まれたカバーも多くあります。
2017年でも、増田セバスチャンさん、ミナ ペルホネン、
Snow Peak、PORTER、CACUMA、
B印YOSHIDA、アンリークイール、MOTHER2など、
さまざまなかたといっしょにカバーを作らせていただきました。
2017年版では、バラエティに富んだ
全79種類のラインナップのなかからお選びいただけます。

選べるたくさんのカバー

使い方はいろいろ。みんなの「LIFEのBOOK」です。

実は「ほぼ日手帳」のいちばんの特徴は、
「それぞれのみなさんがとても自由に使っていること」
かもしれません。
使い方のルールは、まったくありません。
広いスペースに、スケジュールを書く人がいます。
日記を書く人がいます。
気がむいたときに、ひとことだけ書く人がいます。
日付を無視してメモのように使う人がいます。
仕事の内容をまとめる人がいます。
チケットや写真を貼る人がいます。
毎日絵を描く人がいます。
ほとんど何も書かないで持ち歩いている人がいます。
マスキングテープでページを飾る人も、
カバーを自作する人もいます。
家族のアルバムにしている人、勉強ノートに使う人、
みんなの共有ノートとして使う人、InstagramやTwitterなど
SNSに書いた手帳をアップしている人、
びっくりするほど分厚くなった人や、
カラフルなペンできれいに書き分けている人、
あえて黒ペン1色で読みやすく作っている人、
さまざまな人がいます。
たくさんのかたが、みんな自由に使っています。
そんな手帳ですから、あなたもぜひ、
思いのままに使ってください。
なにも書かない日だって、それもそれで大事な1日。
気がのらなければ、開かなくても構いません。
「それぞれのかたが好きに使いやすいように」ということを
常に考えながら、改良を加えてきた手帳です。

糸井重里はときどきこういう言い方をします。
「ほぼ日手帳は、それだけでは未完成な手帳です。
持つ人が使ってはじめて完成する手帳です」
2017年のほぼ日手帳もぜひ、あなたの
「LIFEのBOOK」にしていただけたら、うれしいです。