「A REAL(日常)」「UNREAL(非日常)」
そして「AGE(時代)」。
この3つのキーワードを独自に交差させ、
ほかにない服作りをおこなうファッションブランド
「ANREALAGE(アンリアレイジ)」。
近年では、そのオリジナルな服作りが評価され、
パリコレクションに参加するなど、
なにかと話題の集まるブランドでもあります。
今回「ほぼ日手帳2016」では、
アンリアレイジとのコラボレーションにより、
これまで誰も見たことのないような
オリジナルの手帳カバーを作りました。
名前は「サークルケース」。
半円形で、ひらくと正円になるという、
これまでの手帳のイメージをまったく覆す、
未来を予感させるカバーです。
ひと目見るだけで誰もがびっくりして、
忘れられず、みんなに話したくなる。
そんなワクワクするカバーのこと、ご紹介します。
2009S/Sのアンリアレイジの
コレクションテーマは「幾何学形が着る服」。
球体、三角すい、立方体をそれぞれ身体に見立て、
それに合わせて洋服のパターンを引くことで、
誰も見たことのないフォルムの洋服を生み出しました。
この衝撃的なコレクションは、
アンリアレイジの卓越してオリジナルな服作りを
まさに象徴するコレクションとして、
いまでもたびたび話題にのぼります。
ほぼ日手帳2016「サークルケース」も、
誰も見たことのない、半円形の手帳カバー。
長方形である手帳本体に対し、
一辺も重なり合うことのない正円の形。
デザイナーの森永邦彦さんは最初から
「手帳本体とまったくかたちの異なる
余白があるカバーにしようと思った」そうです。
その意外性のある美しいかたちが、
「サークルケース」の”もの”としての魅力に
大きく貢献しています。
最新の、2016A/Wのアンリアレイジの
コレクションテーマは「reflect」。
光があたることで、服のかたちの見え方が変わったり、
服にとつぜん色がついたりなど、
特殊な素材を使い、シーンによって
見えかたのまったく変わる洋服を生み出しました。
ほぼ日手帳2016「サークルケース」も、
シーンによって、まったく見え方の変わるカバー。
外側はシックなブラックやオリーブながら、
手帳をひらくと、内側は輝くようなオレンジ色。
実際に書いたり読み返したりするときに、
ぐっと印象がまったく変わります。
開閉によって変わるその印象の変化は、
使うときの「うれしさ」を生み出します。
アンリアレイジはコンセプトをとても大事にしながら
それぞれのプロダクトを生み出すブランドです。
そのため、この「サークルケース」の
「閉じたときは半円、ひらくと正円」という仕様にも、
はっきりとした思いがこめられています。
じつは「サークルケース」は、太陽と通じ合うかたち。
太陽は、日の出と日の入りに「半円」になり、
そのとちゅう(日中)は「正円」となる。
「はじまり」と「おわり」は「半円」、とちゅうは「正円」。
サークルケースはそんな、太陽のかたちにヒントを得た
「1日の時間の流れをあらわしたかたち」のカバーです。
<animation>
deirection:souta yamaguchi
photo:harumi obama
手帳カバーとしての使い勝手のよさを考え、
「サークルケース」はカバン作りに定評のある
「PORTER」に製作をお願いしています。
表側には「ANREALAGE」と「PORTER」の
2つのタグがついています。
また「PORTER」ならではの
品質感のある生地やこまやかな縫製も魅力です。
外側の色は2色展開。
ブラックにはマットなブラックのジッパーが、
オリーブにはゴールドのジッパーがついています。
内側の色はまぶしいオレンジ。
開くたびに、気持ちが明るくなるような
太陽を思わせるきれいな色です。
内側には、半円型の大きなポケットが4つ。
大きなサイズで、変わったかたちのものまで
しっかり入ります。
うち1つは中身の見えるビニール製のポケット。
ジッパーつきで、中のものがとびだしません。
また、仕切り部分をめくった場所には
4つのカードポケットがついています。
しおりは2本、サークルケースならではの
長いしおりがついています。
また、内側の仕切りの部分には
愛用のペンを1本装着しておける
ゴム製のペンさしがあります。