革カバーのお手入れの悩みに レザーケアのプロがおこたえします!
 
 

以前、ほぼ日手帳のFacebookページにて 革カバーをお使いの方に 「どのくらいの頻度でお手入れをしていますか?」 という質問をしたところ、右のような結果が出ました。 なんと、一度もお手入れを したことがないという方が6割以上! また、同時に革カバーについて さまざまなお手入れ上の悩みが寄せられたんです。 そこで、いつもお世話になっている、 レザーケアのプロ、R&Dの二村さんに 相談してみることにしました。 以前、渋谷ヒカリエで手帳販売イベントを行った際、 二村さんによる「革のお手入れ講習会」が 大好評だったんです。 そんな二村さんに、あらためて 革のお手入れについてうかがってみました!

「R&D」さんのプロフィール

靴磨きのプロも愛用している
高品質な靴のお手入れ用品を輸入している代理店です。
http://www.randd.co.jp/

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ブライドルレザーに傷がついてしまいました。

 

 

 

繊維が切れてしまったような深い傷は、
残念ながら修復が難しいのですが、
ごく浅い傷の場合は、
クリームエッセンシャルで
表面にうるおいを与えることで
目立たなくさせることができます。

 

 



クリームを塗るときにこすりすぎて、
部分的に濃くなってしまいました。
全部均一に濃くする方法を教えてほしいです!

 

 

 

かなり濃くなってしまった部分を
戻すのは難しいのですが、
少々濃くなった程度のものであれば、
油分の薄いクリームを
全体にまんべんなく塗ることで
部分的なムラを目立たなく
させることができます。

 

 



ヌメ革のカバーに、油ジミがついています。
もう古いものもありますが、落とせますか?

 

 

 

ついてしまった油汚れは、
残念ながらとるのが難しいんです‥‥。
ただ、ごく薄いものでしたら、
革の裏からマッサージするようにこすることで、
繊維のなかを油分が移動し、
目立たなくさせることができるかもしれません。
今後は、汚れ自体を深く吸収させないためにも
日ごろのお手入れを心がけてくださいね。
また、ヌメ革は、汚れ自体が独特の「味わい」にも
なるので、ぜひ楽しみながら育ててあげてください。

 

 



買ったばかりのヌメ皮カバーがコーヒーまみれに。
どうしてもシミはとれなかったけど、
今ではいい味がでてます。

 

 

 

こちらは、ある意味「コーヒー染め」ですね。
もしどうしても消したい場合は、
大量の水で水拭きするという方法もありますが、
ヌメの「味わい」の1つとして、そのまま
大切に使ってあげてくださいね。

 
 



ヌメ革カバーに水ジミができてしまいました。
クリームや革製品用の
汚れ落としを使ってみましたが、
思うようにキレイになりません。
水ジミを目立たなくする方法が知りたいです。

 

 

 

うすい水ジミの場合は、
全体を水で濡らして水拭きすることによって
少し目立たなくさせることができます。
もし汚れたら、なるべく早急に
お手入れをすることが大事です。
水分の汚れに対し、クリームなどの油分を使うと
逆に汚れにフタをしてしまうので、避けましょう。
今後は、水分が奥深くしみ込むのを
防ぐためにも、防水スプレーをしておくなど
日ごろの基本的なお手入れを心がけてくださいね。

 

 



じめじめと蒸し暑い時期の
お手入れはどうしたらいいですか?

 

 

 

もっとも重要なのは「カビ対策」です。
とくに革についた汗や脂は
カビにとって、ごちそうになります。
蒸し暑い時期は、こまめに汚れをとり、
除菌ミストや除菌スプレーでケアしましょう。
その際、シミにならないように
革から少し離れたところからスプレーして
全体にムラなくつけることが大切です。
除菌後は、基本のお手入れを行い、
最後に防水スプレーをして完成です。

 

 

防水スプレーをしたあとの様子を
ぜひ動画でご覧ください。

 


※こちらの除菌ミストや除菌スプレーは
 WEB SHOPでは扱っておりません。
 市販のものをお使いください。

 



革カバーに油性のボールペンのインクが付着。
どうやって落とせばいいのでしょう。

 

 

 

ボールペンの構造上、書いたところに傷をつけて、
そこにインクを流しこむようになっているので、
この汚れをとるのは残念ながら、
非常にむずかしいんです‥‥。
たとえば、綿棒にアルコールなどをつけて
傷の部分をこするという方法もあるのですが、
同時に革を痛めてしまうリスクがあるので、
あまりおすすめはしておりません。

 
 

いかがでしたか?
革は肌と同じ。日々のスキンケアと同じように
こまめにお手入れをしていることによってバリアができ、
ダメージを最小限に防ぐことができるのだそうです。
なるべく週1回のお手入れをおすすめします。
また、革のよいところは、
多少のシミや傷自体が「個性」にもなること。
革カバーならではの経年変化のたのしさを味わいながら、
少しずつ、あなたの手帳を育ててくださいね。

 

今回お手入れに用いたレザーケアグッズは
こちらからご覧いただけます。

 
2013-06-26-WED