あなたならどう使う? 2年めのジッパーズ。 4人の方に、ためしていただきました。 (前編)
 
 
ジッパーで開閉するポーチ型のカバー「ジッパーズ」は、
ポケットが多く、ばつぐんに高い収納力から、
「入れられるほぼ日手帳」とも呼ばれています。
昨年のデビューにつづき、
今年はポケットやジッパー部分に改良を加え、
さらに収納がしやすくなりました。
そんな2年めのジッパーズを、
実際に4人の方に使ってみていただきました。
えらぶときの参考にしていただけたら、うれしいです。
ほぼ日手帳2013ラインナップ

身近な紙類を、とりあえず入れてしまう。 モバイルデスクのような使いかた。  01 パピエラボ ディレクター 江藤 公昭さん
 

紙と紙にまつわるプロダクトを取り扱うショップ
「パピエラボ」のディレクターを務める江藤さん。
店内にはご自身がデザインしたグッズや
独自の視点で集めた製品が美しく並べられています。
「ここは、自分の好きなものを集めた
 ショールームみたいな感じのお店です」
なるほど、江藤さんという人を伝えるショールームですね。
実際、置いてあるものに反応したお客さんのなかから、
あたらしい人脈が広がることもあるのだとか。

江藤さんが使うジッパーズには
仕事道具でもあり、すべてのプロダクトの中で
最も惹かれるという「紙」のアイテムが詰まっていました。
「普段は、DMなど届いたものとか、資料とか、
 たまってくる紙類は、書類入れに入れたりせずに、
 無造作にノートの間に挟んでいるんです。
 ジッパーズにも、それと同じ感覚で
 いろいろと入れてみています」

 
 
 
特大ポケット
時間があるときに読み返せるように
好きな小冊子やノートを収納。
カズンなら、A5サイズのものを
縦に入れてもすっきり収まります。
  大きなポケット
物を贈るときに一筆箋代わりになる、
ポストカードが入っています。
また、届いた展覧会の案内状などを持ち歩いておくと、
近くを通りがかったときに
さっと立ち寄れて便利なのだそう。
     
 
メッシュポケット
デザインで使うパントーン(色見本)や、
資料となる細々とした紙片、切手類を、
すっきりと収納できました。
手紙を送るときには、切手にもこだわるという江藤さん、
ここに入れておけば、急に必要なときも安心です。
  カードポケット
名刺や、よく行くお店の
ショップカードはカードポケットに収納。
また、ポチ袋を2つ3つ、「スマイルポケット」に。
備えあれば憂いなし、
江藤さんのお人柄をよくあらわしています。
     
   
カバー外がわ
「シンプルな白いバッジが好き」という江藤さん。
5年以上愛用しているという
「IMAGINE PEACE」の文字が入ったバッチを
カバーのアクセントに。
リネン・オレンジレッドの色合いに、よく合っています。
   
 
趣味にまつわるアイテムは、すべてここに。 ジッパーズをポーチがわりに。  02 会社員 合田 雅美さん
 

都内の通信関連会社に勤務している合田さん。
いま最も夢中になっている趣味が
「ランニング」なのだそう。
「出社前や定時後によく皇居まわりを
 走っているのですが、ランニングをはじめてから
 苦手だった早起きもできるようになって
 心も体もすっきりするのを実感しています」
そんな合田さんのもう1つの趣味は、
3年前からはじめたという「いけばな」。
週に1回、集中して花と向き合う時間を設けることで
ストレス解消にも役立っているそうです。

「ジッパーズには、2つの趣味にまつわる、
 出先で必要なものをつめ込みました。
 ほかにも、山登りなど興味があることが多いので、
 これからも入れるものが増えていくかもしれません」
なるほど、趣味が増えるごとに、
ジッパーズの中身も増えていくのって、たのしそう!

※手帳本体を装着せず、ジッパーズを
 ポーチとして使った場合の使用例です。

 
 
 
特大ポケット
ストイックな姿に影響を受けたという
村上春樹さんの文庫本が、常に入っています。
「この本を読んで、走ることへの興味が強まりました」
と合田さん。
日々読み返すことで、
モチベーションを高めているそうです。
 
「特大ポケット」の片側には、いけばなの
講習後に花を入れるフラワーバッグと
いけばな用のはさみを収納。
広げると大きな袋も、すっきり収まります。
     
 
大きなポケット
「美術館巡りも好きなんです」という合田さん。
ミュージアムショップで買った
お気に入りのポストカードなどは、
いつでも見られるように、ここに入れておきます。
  メッシュポケット
走るときに使う髪留め用ゴムやリップ類など、
かばんの中で見失いがちな小物はメッシュポケットへ。
「普段はかばんにバラバラに入れていたものも
 ジッパーズなら1つにまとめられて便利ですね」
     
   
はさめるポケット
ジッパーズのなかでも
エナメルシリーズのみについている
特別仕様の「はさめるポケット」は、
チケットの一時保管場所として便利です。
   
 
開くたびに、インスピレーションが刺激される。 アイデアスクラップ帳のような使いかた。  03 衣服生物学研究所/アパレルメーカー勤務 大江 ようさん
 

アパレルメーカーで
商品開発から生地選び、
生産管理などを担当している大江さん。
また、勤務先のお仕事とは別に、
「衣服生物学研究所」という
ユニークなプロジェクトも主宰されています。
衣服がもし生き物だったとしたら‥‥という
架空の状況を設定し、その状況ごと
お客さんと一緒に楽しめるような
作品づくりをされているのだとか。
アパレルの世界でのお仕事と
ご自分のプロジェクトを行き来することで、
うまくバランスがとれているんだそうです。

そんな大江さんのジッパーズの使いかたは
かなり個性的。
「会社の仕事でも、自分のプロジェクトでも、
 発想のヒントとか、デザインのアイデアとかを
 つねに探しているので、
 そういうインスピレーションがわくようなものを
 いろいろと詰めてみました」

 
 
 
特大ポケット
仕事で使う店舗の図面や
スケジュール表などはここに。
A4サイズの紙を半分に折ったものが
すっきりと収まります。
  メッシュポケット
外国のお札、生地に使われた柄のパターン、
イギリスのウェールズでつくられている
針を集める磁石のパッケージ、
お菓子の付録シールなどなど。
なんだか雑多なアイテムに見えますが、
すべて、デザインやアイデアの参考用なのだそうです。
     
 
カードポケット
試作中の生地や気になる素材を、
いつでも見られるよう、ピンで留めています。
ジッパーズを開いてこれを見ているだけで、
自然に気分がアガるのだとか。
こんな使いかたがあるなんて、
いやあ、びっくりしました。
  結ばれたしおりと芯だけのボールペン
大江さんは、しおりを使いません。
だから、じゃまにならないように結んでおいて、
そのかわり、芯だけのボールペンを
ページにはさんでおくのだそうです。
もちろん、ペンとしても使います。
なんと、ずっとこの習慣なのだとか。
おもしろいですねー。
     
   
手帳ページ
「衣服生物学研究所」用のデザインで
使えそうということで、
手帳の最初のページには
外国語で文字が書かれてある
ちょっとレトロな紙が貼ってあります。
お仕事がら、なんでもピンでとめることが多いそうです。
   
 
登山に必要なアイテムがぎっしり。 ジッパーズはアウトドアでこう使える。  04 and wander(アンドワンダー) デザイナー 森 美穂子さん
 

もともとはデザイナーズブランドのデザインチームに
所属していた森さんが、仲間と一緒に
アウトドアブランド「and wander」を
立ち上げたのは2010年のことでした。
昔から山が好きだったという森さん。
アウトドア用品を買いに行くたびに
欲しいと思えるものが見つからず、
「本当に欲しいものをつくりたい」という思いから
ブランドを立ち上げるに至ったのだそう。
そんな森さんのものづくりは、
実際に山に入るところからはじまります。
「試作中のもの、たとえばウィンドブレーカーや
 素材などを持参し、耐久性や
 使用感をチェックしています」

今回、使っていただいたジッパーズにも
山で使用感を試すための生地のサンプルをはじめ、
登山に欠かせないアイテムを、
ぎっしり詰めてくださいました。

※手帳本体を装着せず、ジッパーズを
 ポーチとして使った場合の使用例です。

 
 
 

特大ポケット
登山に行くときは安全のため、
地図や登山計画書、サバイバルシートが

欠かせないそうです。
試作中の生地サンプルや、
山小屋でスタンプを押すためのノートもここに。
特大ポケットならではの収納力が生きます。

  大きなポケット
コンパスと絵はがきを収納。
絵はがきは、山小屋などで売っているもの。
デザインがかわいいものが多いそうです。
登山好きのお友達が
送ってくれることもあるそうです。
     
 
メッシュポケット
ライターやコンタクトレンズ、リップなど、
身の回りの小物を収納。
登山中は基本的にお風呂に入らないので、
ティートゥリーのアロマオイルは
気分をリフレッシュするために
欠かせないアイテムなのだとか。
  カードポケット
万が一、テントやザックが破れたときには、
応急処置が必要です。
縫って繕うための糸や、リペア用のシールを
常備しておきます。
さらにはバンドエイド、綿棒など、
こまごまとしたものを。
     
   
ちいさなポケット
ちいさなポケットには、月山神社のちいさなお守りが。
ある意味、いちばん登山っぽい
アイテムと言えるかもしれません。
必要になるかもしれない薬も入れておきます。
   
 

       

PAPIER LABO. パピエラボ

千駄ヶ谷にある「紙と紙にまつわるプロダクト」を
コンセプトに、オリジナルプロダクトや
世界中から集めたグッズを取り揃えた雑貨屋。
活版印刷、シール、冊子などのオーダーも可能。

 

BIEN-ÊTRE PÂTISSERIE 
パティスリー ビヤンネートル

「素材そのもののおいしさを大切にしながら
 手作りの温もりをお届けする」を
コンセプトにしたケーキ、焼き菓子のお店。
代々木上原に店舗を構える。

 

and wander アンドワンダー

実経験やアイデアを活かしながら
アウトドアフィールドで役立つアイテムを
展開するアウトドアブランド。
2011春夏からブランドスタート。

2012-10-09-TUE