漢字バージョンや刺繍風のロゴまで! 実は、こんなに変化していたんです。 「ほぼ日手帳」ロゴの系譜
 

これまで、カバーの系譜おまけの系譜など、
さまざまな側面から「ほぼ日手帳」の歴史を
振り返ってきましたが、
今回は、カバーについている「ロゴ」の系譜を
ご紹介したいと思います。
あまり目立たない、小さな部分なので、
「ロゴってあまり意識したことがないなぁ」と
思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも実はロゴも、約10年にわたって
さまざまな変化をしてきたんです。

ここでは「ほぼ日手帳」の
カバー表側・裏側についたロゴを中心に
初年度のものから順を追って
ご紹介していきたいと思います。
さっそくどうぞ!

初代の「ほぼ日手帳」です。
5つのタブが手帳のいろいろなところに付いており、
そのうち4つは内側に。
残りの1つ、外側からも見えて最も目立つのが
ペンを入れる部分に付いた
「ほぼ日」キャラクターの「おさる」です。
「ほぼ日手帳」が生まれて2年目。
カバーの表側に、白のシルクプリントで、
「ほぼ日」のスローガンでもある
“ONLY IS NOT LONELY”という文字を入れました。
こんなふうに大胆にカバーの表側に文字を置いた例は、
今のところ、この年だけです。
2003年に生まれた「HOBOロゴ」と呼ばれる新ロゴと
"ONLY IS NOT LONELY”を組み合わせたロゴです。
カバーの表側ではなく、裏側のポケット部分に
さりげなく入れています。
こちらに使われている新ロゴの誕生秘話はこちらから!
2005年にも同じタイプのロゴが使われました。
2年ぶりに変更になったのは、
一見、幾何学的なマークにも見える、こちらのロゴ。
よ〜く見てみると、漢字で「一」「十」「一」の文字が。
そう、「1101」の漢字バージョンなんです!
ぱっと見は洋風なのに、実は「和の要素」を
持っているという、新しいタイプのロゴでした。
こちらは、2006年で用いた「一」「十」「一」を
四角で囲んで、縦に並べたバージョンです。
隣には「1101.com」が並んでいます。
こちらのロゴについての当時の記事を読むと
「ビルの看板のような存在感」とあります。
確かに、ちょっとそんな風に見えますよね。
こちらのロゴは、「刺繍」風!
あみぐるみ作家のタカモリ・トモコさんに、
実際に、「1101.com」のロゴを刺繍で作っていただき、
それをスキャンしてプリントしました。
刺繍ならではの手づくり感とあたたかみがあり、
これまでと、またひと味ちがった印象のロゴです。
この年は、グラフィックデザイナーの佐藤卓さんと
一緒に細かい改良を重ねた年でした。
「ほぼ日手帳」の形自体が特徴的であり、ロゴのような
役割をしていると考え、堂々と見せるのではなく、
外側のポケットをめくるとロゴが見えるようにしました。
この「めくると見えるロゴ」は2011年版まで続きました。
今年の「ほぼ日手帳」をお使いのみなさんには、
すっかりお馴染みの、このロゴ。
外側のポケットには新しく「HOBO」という文字の
タグをつけ、カバーのアクセントにしました。
もちろん「HOBO」は、「ほぼ日刊イトイ新聞」と
「ほぼ日手帳」の「ほぼ」ですよ〜。

いかがでしたか。
長年「ほぼ日手帳」を
愛用してくださっている方なら
「懐かしい!」と感じるロゴも
あったのではないでしょうか。

大胆に表側にロゴをのせた年があったり、
ロゴを隠してしまった年があったり、
毎年さまざまなコンセプトのもとで
つくられてきたんだ、ということを
改めて感じる振り返りとなりました。

ときにささやかに、ときに大胆に
さまざまな変化を遂げてきたロゴ。
あえて変化しない年もあるかもしれませんが、
そこも含めて、これからの「ほぼ日手帳」のロゴに
ぜひ注目してみてくださいね。
あ、「ほぼ日手帳2013」は、どうなるんだっけ‥‥?

※アンリシリーズやファブリックシリーズなどの一部の商品には
 ご紹介したロゴがついていないものもあります。

2012-05-14-MON

最新の特集コンテンツヘ特集コンテンツをもっと見る