ほぼ日Liveコマァ〜ス

熊谷幸治|土器(湯呑み)

(税込)

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熊谷幸治|土器(湯呑み)

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2024年1月23日のほぼ日Liveコマァ〜スでご紹介した商品です。
配信は、こちらからご覧いただけます。

吉祥寺にある暮らしにまつわるセレクトショップ
「OUTBOUND(アウトバウンド)」の目利き店主、
小林和人さんがおすすめする、
熊谷幸治さんの「湯呑み」です。

熊谷さんの土器は、山梨県上野原にある工房で、
ひとつひとつ、昔からつづく製法で手作りされた
「一点もの」です。
土の魅力をダイレクトに感じられる器です。

縄文土器と同じ製法で器を作ることができる職人さんは、
国内でもごくわずか。
手仕事の味わいを感じることのできる
やわらかく、ゆらぎのあるフォルムは、
どんな料理をよそっても
食卓に温かみをもたらしてくれます。

素焼きの土器ならではの経年変化も、
日々たいせつにお使いいただくことで
お楽しみいただけます。

【OUTBOUND
店主・小林和人さんのおすすめコメント】

山梨県の上野原に工房を構える熊谷幸治さんの作る土器は、直に土に触れて得られる原初的な感覚と、使い続けることで徐々に変化する姿、その両方を楽しめる器だと思います。

この揺らぎのある鉢は、日本の中世までの集落遺跡から出土される瓦器(がき)を写すべく、熊谷さんが様々な資料を紐解いて辿り着いた、現在は失われてしまった古式製によって形作られています。

自らの肘や木製の円盤状の板などを用いる、程よく揺らぎの残る成形方法は、ろくろにはない柔らかさと、手びねりだけではなかなか出せない軽やかさが魅力です。

うっすらとした艶は、焼成前の磨きによるものです。経年変化を楽しむなら、焼き上がった土の色そのままの「茶」、落ち着きと奥行きを味わうなら炭素を吸着させた「黒」がおすすめです。

暗文(あんもん)と呼ばれる、内側に走る磨きのストロークは、ぐるぐる模様だったり横方向だったりですが、どちらをお送りするかはお任せください。

一人分の料理を盛る銘々鉢として、多用にお使い頂けたらと思います。

【消石灰について】

作家自らが掘り出した土を主として使用しているため、稀に土中に含まれた石灰石が焼成された後に水分と反応し、消石灰(水酸化カルシウム)となって白く露出する場合がございます。水酸化カルシウム自体は食品添加物(こんにゃくの凝固剤など)としても使用されているものですが、気になる場合には他の個体と交換いたします。

【種子の跡について】

時折、小さな窪みがあることがございますが、こちらは土の中に入っていた植物の小さな種などが焼成の過程で焼けて無くなった跡です。ここから窪みが大きくなる心配はございません。「種がここにあったんだな」と想像を膨らませて頂けましたら幸いです。

仕様

大きさ

直径 80~90mm × 高さ 60~65mm

素材・仕上げ

主に藤野の原土・蜜蝋含浸仕上げ

知っておいてほしいこと

  • 商品について

    ・土器は、釉薬を施さず、900℃未満という土が焼き締まらない低温で焼成されている為、通常の陶磁器よりも食品や飲み物の色や油分の跡が残りやすいですが、変化を楽しみながら、育てていくスタンスでご愛用いただけましたら幸いです。

    ・水漏れを防ぐために焼成直後に蜜蝋を染み込ませておりますので、口に近づけた際にほのかに蜜蝋の匂いが感じられる場合がございます。

    ・実用強度はございますが、高温で焼かれている陶磁器ほどの強度はございません。

    ・食器用洗浄機や電子レンジはお使いいただけません。

    ・洗う際には柔らかいスポンジで優しく洗ってください。食器用洗剤をお使いの場合には香りの少ないものをお選びください。

    ・同一規格に収めることよりも、個々の伸びやかさを重んじる作家の考えにより、大きさ、色、かたちなどに個体差があります。全く同じものはございませんのでご了承ください。

  • 発送について

    ・お届けは国内のみで、海外への出荷はできません。

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