おちつけの音。 おちつけの音。
つい焦ってしまう、わたしに。

感情的になってしまう、わたしに。

うっかり続きの、わたしに。

おちつけ。

ほぼ日が大事にしている
「おちつけ」の言葉を感じられる
音をお聴きください。
不定期連載で、
ひとつずつ音をお届けします。
さあ、「おちつけ」の気持ちで、
いまやるべきことに集中しましょう。
「おちつけ」の書:石川九楊

「おちつけ」の音 制作:岡本仁志
(前編)おちつけのおもてなし
焚き火の炎が勢いよく燃え上がるうちは、
温度もまだまだ安定せず、
木を燃やしているだけに過ぎない。
やがて熾火(おきび)になった炎は
暖かく、料理に役立ち、心をおちつける。

焚き火をじっと眺めながら
熾火のような心持ちでいたいな、と考えた。
‥‥いや、ちょっと待てよ。
燃え盛る炎の気持ちも、忘れてはいけない。
まずは、「おちつけ」。それから、次へ。
心の火種は、絶やしちゃいけない。
2023-12-08-FRI