焙じ茶、玄米茶好きのみなさん、
おまたせしました。
今回、築地の老舗「うおがし銘茶」さんから
ご提案いただいたのは、
毎年販売し、好評をいただいている煎茶
「ぽっかり」をそのまま焙じ茶と玄米茶にするという
ぜいたくなアイデアでした。
まずは、それぞれのお茶の特徴をご紹介します。

▲教えてくださったのは、うおがし銘茶の土屋知大さんです。
 
 
 

1.茶葉は緑を残した淡い茶色で、
  いれると透明感があります。

   焙じ茶というと「濃い茶色」を
   イメージされている方には
   ちょっと驚かれるかもしれません。
   そのままでもおいしいお茶の味を損なわないように
   短時間でさっと焙じているため、
   とても淡い色をしているんです。

2.めずらしい昔づくりの砂炒り製法をとっています。

   火入れの際には、今の時代にはめずらしい
   「砂炒り製法」を採用しています。
   最初に砂を熱し、その砂の熱で炒ることで、
   焦げ付かず、香ばしさだけを残した味ができるんです。

3.すっきりとしたおいしさの「茎」の部分だけを使用。

   芽の部分は小さいので、炒ると焦げてしまいやすく、
   嫌味な味になりがち。そこで、全体の1割しかない
   茎の部分だけを炒っています。
   茎はつまり、栄養を送るパイプ。
   すっきりとしたうまみがある場所なんです。


 
 
 

1.「ぽっかり」と玄米のコラボレーション。

   人気の煎茶「ぽっかり」に
   千葉県産の玄米とお米を混ぜあわせています。
   茶色いものは玄米、白いものはお米です。
   なんども試飲を重ね、「ここがちょうどいい」
   という割合で配合しました。

2.試飲を重ね、炒りの浅い玄米をえらびました。

   一般的な玄米茶は、香りを高くだすために
   よく炒った玄米を使いますが、
   「ぽっかり」そのものが
   とても良い香りをもっている煎茶のため
   その香りを邪魔しないような
   炒りの浅い玄米をえらびました。


 

こうしてできあがった「焙じ茶」「玄米茶」を
試飲した糸井は、こんなふうに言いました。
「香ばしさだけでなく、深い味わいがあって、
 他にはないお茶ですね。
 名前は『焙じ深茶』『玄米深茶』としましょう」

わたしたち「にほん茶チーム」も、
試飲用のお茶缶を開けた瞬間に
たちのぼってくる香りにびっくり!
熱湯でいれると、香ばしさがより際立ちます。

また今回は、大好評の煎茶「ぽっかり」の
茶葉とあたり茶、便利なスティックタイプ、
さらに無肥料・無農薬の自然栽培茶「奥の」も
再販売を予定しています。

昼はきりっとした煎茶、
夜はほっとする焙じ茶や玄米茶と、
飲み分けていただくのもおすすめです。

明日は、焙じ茶の工場見学レポートを
お届けします。おたのしみに!



予告その2 「~焙じ茶ができるまで~」はこちら。
 

「焙じ深茶」と「玄米深茶」新登場!

大好評の煎茶「ぽっかり」の茶葉とあたり茶、
人気のスティックタイプ、
さらに無肥料・無農薬の自然栽培茶「奥の」も再販売!

2014年12月3日(水)詳細をお知らせいたします。
2014年12月4日(木)販売スタート。

2014-12-01-MON
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