特集
あたたかい部屋で眠ろう
新年あけましておめでとうございます。
「ねむくま編集部」です。
今年のお正月も、さむーいですね。
身体が冷えてなかなか寝つけないし、
朝は布団から出たくなくて起きられない‥‥。
そんなお悩みをお持ちの方も
多いのではないでしょうか。
寒い季節でも、ぐっすり眠るためには、
どんなことに気をつけたらよいのでしょうか。
「ねむれないくまのために」の顧問である
快眠セラピスト・睡眠環境プランナーの
三橋美穂さんに、冬の快眠のコツを伺いました。
エアコン暖房をつけて
眠るのがおすすめ
──
寒いとなかなか眠寝つけなくて‥‥。
夏の睡眠環境については教えていただきましたが、
冬はどんなことに気をつけたら良いでしょうか。
三橋
夏は、エアコンを使って
室温を一定に保つことが大切だとお話しました。
──
はい。
三橋
それは、寒くても同じ。
冬もエアコンをつけたほうがいいんです。
──
え、冬もエアコン?
三橋
エアコンなどの暖房器具を使って、
寝室の温度をコントロールするのがおすすめです。
そうすることで、
眠りやすい環境を整えることができます。
──
なるほど、エアコンの暖房モードですね。
三橋
はい。
WHO(世界保健機関)のガイドラインでは、
健康のために、室温を最低でも
18度以上にするのがよいとされています。
──
18度‥‥。
三橋
それを下回ると、血圧や呼吸器系のトラブル、
さらに睡眠が浅くなることもわかってきているんです。
──
なんと‥‥。
私の寝室、完全に下回っている気がします。
三橋
エアコンの暖房機能を使って、
室温を18度~22度くらいに設定するのがおすすめです。
──
普段すごしているリビングの室温は気にしていましたが、
寝室の温度は意識していませんでした。
すぐに布団に入っていましたし。
三橋
寝室は、寝ている間ずっとすごす部屋です。
リビングなどと同じように、
寝室の温度をコントロールしてあげてくださいね。
部屋の空気をあたためよう
──
ですが、湯たんぽや厚手の布団で
布団の中をあたためれば、
十分眠れそうな気もしますが‥‥。
三橋
たしかに、布団の中の温度が33℃くらいになると、
人が快適に眠れる「快眠温度」になります。
──
ならば、寝具の工夫だけでも
睡眠環境を整えられますか‥‥?
三橋
できなくはありません。
ただ問題なのは、
「部屋の空気が冷たいまま」という点です。
三橋
冷たい空気を吸い込んでいると、
知らず知らずのうちに、身体が冷えてしまいます。
──
ああ。
三橋
さらに、
朝起きて布団から出たときに、
布団と部屋の急激な温度差によって、
ヒートショックを起こしてしまう危険もあります。
──
なんと‥‥、それはあぶないですね。
寝具だけで解決しようとせず、
寝室の温度から整えていったほうがいいんですね。
三橋
そのとおりです。
寝室の「窓」を見直そう
──
とはいえ、エアコンをつけっぱなしにするのは
電気代が気になります。
三橋
そうですよね。
そんなときにまず見直していただきたいのが、
寝室の「窓」です。
──
窓、ですか?
三橋
はい。
窓ぎわは、部屋の中でも特に冷えやすい場所。
せっかくエアコンであたためた空気も、
窓で一気に冷やされてしまいます。
──
なんと‥‥。
三橋
そこでおすすめなのが、窓の断熱です。
今はホームセンターなどで、
プチプチのような断熱シートが手軽に手に入りますし、
比較的安価に対策をすることができます。
──
ああ、窓際に置くパネルのようなものもありますね。
すぐに取り入れられそうです。
三橋
あとは、カーテンを
厚手で少し長めのものに変えるのも効果的です。
これだけでも、
暖房効率がかなりよくなりますよ。
冬の「結露」に要注意!
──
そういえば、冬の窓っていつのまにか
結露でびちゃびちゃになっていることがあります。
それだけ、窓ぎわが寒いということですね。
三橋
そのとおりです。
結露というと梅雨のイメージがありますが、
外と室内の温度差がはげしくなる、
冬にも発生しやすいんです。
──
それならば、梅雨の時期に使っていた、
「除湿シート」を冬にも使うのはどうでしょう。
三橋
いいですね。
冬はもともと空気が乾燥しやすく、
梅雨の時期ほど気にする必要はありませんが、
冬も除湿シートを敷いておくことで、
寝具を湿気やカビから守ることができます。
冬は加湿器を使う機会も増えますし。
──
あっ、私も冬の間は乾燥対策として、
枕元で加湿器をつけています。
これは寝具への湿気のダメージがすごいかも‥‥。
三橋
うんうん、大丈夫ですよ。
エアコンをつけて眠ると、
特に空気が乾燥しやすくなるので、
眠るときの加湿器はおすすめです。
そのうえで、
マットレスや布団の下に
除湿シートを敷いておくと安心ですね。
冬は夏よりも、
布団を干す機会が減りますから、
あらかじめ対策しておくことが大切です。
寒さをガマンしないで!
快適な寝室づくりをしよう
──
いろいろ教えていただき、ありがとうございました。
三橋
寒さをガマンせずに、
寝室はきちんとあたためてあげてくださいね。
──
今思えば、どうしていままで
あんなに寒さをガマンしていたのか‥‥。
あたたかいリビングから、
ひえひえの寝室に向かうのがつらくて。
急いで布団に駆け込んでいました(笑)。
三橋
ふふふ。
──
さっそく今夜から、エアコンを使ってみます。
三橋
ぜひ。
少しの工夫で、冬の眠りもぐっと快適になります。
自分にあわせていろいろと調節をしながら、
睡眠環境を整えてみてくださいね。
──
はい。
三橋さん、本日もありがとうございました。
(おわります)


眠りのなやみ、
おしえてください。
日ごろ、眠りについて気になっていること、
疑問に思っていること、困っていることはありませんか?
ささいなことでもかまいませんので、ぜひ教えてください。
「ねむくま」編輯部と、顧問の三橋美穂さんが、
いっしょに調べて回答します。
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