HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN + SHIGA SHOKUHIN おとうさんを喜ばせるシリーズ ぜいたく納豆

そもそものお話 ぜいたくその1  特特選 大粒つるの子納豆 ぜいたくその2  特選 小粒すずまる納豆 つくりたてで、お届けします おいしい食べかた
完売しました。ご注文をありがとうございました。

 
ぜいたく納豆、そもそものお話

相沢さんが教えてくれた納豆屋さん

ごちそう海苔「海大臣」を販売したとき、
築地の林屋海苔店の相沢さんからこんな話を聞きました。
「いい納豆をつくる
 納豆屋の二代目がいるんです」と。
その人は、志賀修造さんといって、
自前のブランドを持たずに
注文に応じて納豆をつくる仕事をしている人。
父親から受け継いだ工場を、毎日いそがしく、
ほとんどひとりで切り盛りしているのだそうです。

「でもね、もったいないんですよ。
 北海道産のいい大豆を確保していて、
 作る腕もあるのに、
 彼がいちばんうまいと思う納豆は、
 ほとんどつくる機会がないんです。
 というのも、国産大豆が高騰しているこのご時世、
 そういう納豆は注文がないんだそうですよ。
 ほんとうにもったいないんだなあ。
 とくに、粒がでかくて、
 もっちりしている納豆があるんですが、
 きっとみなさん、
 食べたことがないものだと思いますよ」

海苔の目利きで、味にきびしい相沢さんに
そんなふうに言われたら、
食べたくならないわけがありません。
売っていない、どころか、
作ることもままならないその納豆、
ぜひとも食べてみたいです!

ぜいたく納豆について、知っておいてほしいこと
志賀さんの納豆づくりを見学にいきました。
「海大臣」再入荷のおしらせ
 


志賀さんがやってきた

後日、その志賀さんが「ほぼ日」に
両手に納豆のつまった袋を下げてやってきました。
見るからに実直そうな(じっさい、そうでした)人で、
この人のつくるものは
きっとおいしいだろうなあと思わせる印象でした。

志賀さんに、納豆について、いろいろな話をききました。
納豆づくりというのは、
毎日、気温や湿度の変化をみて、豆を浸す時間から、
室(むろ)に入れて醗酵させる時間などを変化させ、
全工程にわたってこまかく管理をするということ。
いま、週3回の製造シフトになっていて、
醗酵させる日は、何度も何度も室に入って確認をするので
睡眠が分断されてしまうということ。
ほとんどひとりでやっているため、
作れる数には限界があること。
でも、父親から受け継いだ納豆づくりに
とても情熱をそそいでいること。
けれど、手づくりであるがゆえ
なかなか「100点満点の出来栄え」といかないこと。

「これは、自分としては85点なんです」
と、くださった納豆のパックをあけてみると、
そこには、あまり見たことのないような
大きな粒の納豆が並んでいました。
いわゆる「納豆くささ」ではなく、
大豆を茹でた香りがします。

「つるの子大豆という、北海道産の、
 煮豆に使う最高品種の大豆を使っています」

煮豆に使う大豆を納豆に?
それはぜいたくです。
ただでさえ、国産大豆が人気が高く、
価格も高騰しているとききます。
そんななか、煮豆用の大豆を納豆にというのは
なおさらぜいたくなことではないでしょうか。

「そうなんです。
 でも、ぼくはこれ、ほんとうに、
 うまいと思うんですよ。
 ちょっとつまんでみてください」

じっさい、一粒、食べてみると、
ねっとり、もっちりとした歯ごたえと、
(でも、硬いわけではありません)
自然なあまさ、大豆の香りがしました。
たしかに納豆なのですが、
なにかあたらしい食べものを食べているような
そんな気持ちになります。
チーズといっしょにピンチョスみたいにして
納豆だって言わずに出したら、
「なにこれ?!」っておどろく人もいるかもしれません。
これ、ごはんにのせたら、
ごはんのほうが負けちゃいそうですね。

「ハイ(笑)。ごはんに乗せると、
 粒の大きさが合わないかもしれないですね。
 むしろ、一粒ずつ、おつまみとして
 食べていただいてもよいかもしれないです」

(ちなみに、志賀さんは塩をつけて
 一粒ずつお酒のつまみにするそうです。)

 

そして、もう一種類、小粒の納豆もありました。

「これは、すずまる大豆といって、
 やはり北海道産で、納豆専用の
 とても上質な小粒大豆を使っています。
 いま納豆といったら、この大豆を使ったものが
 いちばん人気があるほどなんですよ」

なるほどこちらは、
いわゆる「おいしい納豆」のすがたをしています。

ごはんにかけて、かっこみたくなるような納豆。
でもやっぱり納豆くささは少なくて、
大豆のいい香りがしました。

うん、志賀さん、どちらもいいですよ!
「ほぼ日」としては、こういうものを見つけたら、
ぜひみなさんに紹介したいなあって思います。
志賀さん、この納豆、つくっていただいて、
「ほぼ日」を通して、買いたいというかたを
つのってみたら、どうでしょう?


「ほぼ日」を通して、ご紹介します

そんなふうに話がすすんで、
今回、志賀さんのつくる2種類の納豆を
「ほぼ日」を窓口にしてご紹介することになりました。
大粒の「特特選 つるの子納豆」と
小粒の「特選 すずまる納豆」の2種類です。

しょうじき、価格は安くはありません。
製造工程の都合から、数には限りがあり、
両方をいちどにお届けすることもできません。
クール宅配便での代引きシステムを使いますから、
配送手数料も多めにかかります。
「ほぼ日ストア」の商品との
取りまとめ発送などもできません。

それでも、志賀さんのつくる「ぜいたく納豆」を
食べてみたいというかた、
ぜひ、お申し込みいただけたらと思います。

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ぜいたくその1 特特選 大粒つるの子納豆の「つるの子大豆」

「特特選 大粒つるの子納豆」で使っている大豆は
煮豆に適した最高品種だといわれる、
北海道産のつるの子大豆。
価格も高いため、
納豆に使うことはたいへん珍しい品種です。
ふつうの大豆よりもふたまわり大粒で
(一般的な中粒の大豆に比べても1.5倍の大きさ)、
艶があり、自然なあまみと、皮のやわらかさ、
もちもちとした歯ざわりで知られています。
つるの子大豆に含まれる糖質には、
「ショ糖」の割合が多く、
それがあまみの秘密だということです。
このつるの子大豆を使った納豆を
最上級の意味をこめて「特特選」と呼ぶことにしました。


(クリックすると拡大します。)

北海道産大粒つるの子大豆100%使用
特特選 大粒つるの子納豆
原材料名:丸大豆
原料・原産地名:北海道
内容量:1パック90グラム(3パック1セット)
賞味期限:欄外表示日迄
保存方法:冷蔵庫(10℃)以下
からし付き(たれ・しょうゆはついていません)
価格:1650円(税込)
配送・代引手数料:1000円(3セットまで)


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ぜいたくその2 特選 小粒すずまる納豆の「すずまる大豆」

すずまるは、小粒の大豆です。
煮豆に使う中粒の大豆と比べると半分以下の大きさ。
粒ぞろいがよく、歯ごたえがあり、
納豆にしたときにねっとりとした糸引きがあるので、
納豆用の豆として、たいへん人気が高い品種です。
今回使っている北海道産のすずまる大豆は
とくに人気が高い品種で、
現在、価格も以前の3倍になっているそうですが、
今回おとどけする300セットは、
高騰前に志賀さんが確保しておいたぶんを使います。


(クリックすると拡大します。)

北海道産小粒すずまる大豆100%使用
特選 小粒すずまる納豆
原材料名:丸大豆
原料・原産地名:北海道
内容量:1パック90グラム(3パック1セット)
賞味期限:欄外表示日迄
保存方法:冷蔵庫(10℃)以下
からし付き(たれ・しょうゆはついていません)
価格:1200円(税込)
配送・代引手数料:1000円(3セットまで)


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つくりたてで、お届けします
前日から約17時間浸した豆を、
よく洗って、蒸して、納豆菌をまぜ、
室へ入れてさらに1日。
3日がかりでつくる志賀さんの「ぜいたく納豆」は、
室からだしてすぐに配送会社へ納品し、
その日のうちにクール宅配便にのせます。
仕込む日は1日おきに週3回で、
1回に1種類の納豆をつくります。
そのため「特特選 大粒つるの子納豆」と
「特選 小粒すずまる納豆」は
別々のお届けとなります。
(取りまとめ発送は、できません)


ぜいたく納豆の出荷予定日カレンダー
 ・【つるの子納豆】5月29日(木)出荷分、100セット  ・【すずまる納豆】5月31日(土)出荷分、100セット  ・【つるの子納豆】6月3日(火)出荷分、100セット  ・【すずまる納豆】6月5日(木)出荷分、100セット  ・【つるの子納豆】6月7日(土)出荷分、100セット  ・【すずまる納豆】6月10日(火)出荷分、100セット

ご注文方法や商品の出荷についてくわしくは、
こちらをどうぞ。

室にいれるまでの仕込みのようすを、
スライドショーでごらんください。

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おいしい食べかた


(クリックすると拡大します。)

よく練ってから、お好きな味付けでどうぞ。
本品に「たれ」はついていませんので
ふだんお使いの醤油や、だし醤油などをお使いください。
添付のからしのほか、わさびも合いますよ。
薬味には、ネギ、海苔、大葉、ゴマ、卵黄など。
志賀さんは、卵黄を皿にあけ
冷蔵庫で一日乾かして使うそうです。
大根おろし、オクラや山芋、
たくわんを細かく刻んだもの、
イカ、マグロ、貝類、イクラなどを混ぜると
豪華な一品料理になります。
いろいろ工夫して、楽しんでくださいね。

「特特選 大粒つるの子納豆」の
豆そのもののおいしさをたのしむのには、
一粒、楊枝にさして、
醤油をほんのすこしつけて
お召し上がりいただくのもおすすめです。
(志賀さんは、塩でもおいしいですよと
 おっしゃっていました)
豆と同じくらいの大きさに切ったチーズや、
きゅうりなどを楊枝にさして
ピンチョスみたいにしておつまみにしてもいいですね。


(クリックすると拡大します。)

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撮影:大江弘之
撮影協力:飯島奈美


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