O2 BETTER THAN ONE
AUTUMN & WINTER & ANYTIME

もう足がはなせない! と大評判の メイド・イン・奈良の「あの靴下」。 定番に加えて、秋冬もの、デビューです。

〈O2〉× mioasse

予告04

汗をかいてもむれてにくく、あるきやすくてずり落ちにくい。
どんなお洋服にもあわせやすい、
理想の靴下をつくってくださったmioasseのおふたりが、
こんどはウール混のあたたかな靴下を考えてくださいました。
くわしいお話を、どうぞお読みくださいね。

mioasse(ミオアッセ)

奈良にあるニットのテキスタイルメーカー
株式会社ソシアルが立ち上げたファションブランド。
2022年春からスタート。
「自分たちが着たいもの、
身につけるとなんだかうれしくなるものを作りたい」
その想いをもとに、
きめこまやかな工夫がほどこされた製品を作っている。
(写真左から 中川さん、田中さん、代表瀬川さん)

ウェブサイト
インスタグラム

写真:神ノ川智早

――
今年の春夏でお取り組みさせていただいた
和紙入りソックスの評判が
いろんなところから聞こえてきています。
mioasseの靴下を履いて一日過ごした後の足のむくみが
他の靴下とはぜんぜんちがう、って。
GWに開催した生活のたのしみ展でも大好評! 
次から次へとお客さんが手にとっていかれました。
田中
うれしいです! 
私も生活のたのしみ展に伺って、
その状況を目の当たりにしましたが、
ありがたいなぁってこっそり近くから眺めていました。
――
その履き心地の良さに
リピートしてくださる方もいらっしゃったようです。
私も、靴下とスニーカーをセットで履いて一日過ごすと
蒸れて気持ち悪くなることがあるんですが、
mioasseの和紙混の靴下は足裏がサラサラするのを感じて、
やっぱり気持ちいいなぁって。
これはもう手ばなせない、というより足がはなさない!
田中
広く届いて、ファンになってくださった方も多くて、
本当にありがたいです。
――
和紙混のソックスは秋冬も継続して
お取り扱いさせていただきますが、
今回新しく加わったのがウール混のソックス。
秋冬向けにあたたかいソックスがあったらいいなと思って
ご相談したら、じつはもう考えていますって(笑)
田中
秋冬の洋服にコーディネートしやすい
シンプルなソックスを作りたかったのと、
今住んでいる奈良は底冷えする地域なので、
足元があたたかくいられるソックスがあったらいいなと
まさに考えていたところだったんです。
――
いいタイミングだったんですね! 
二つ返事で快諾してくださって、
出来上がりを楽しみにしていました。
それが、ニューフェイスのウール混ソックス。
中川
冬の靴下ってウール100%のものもありますが、
mioasseでは綿とウールをミックスした糸を使いました。
もちろん足底に和紙を入れることは抜かりなく。
なぜウールだけにしないかというと、
ウールのみでは履き込んでいくと糸の強度が落ち、
いたみやすくなるんです。
綿が半分入ることによって強度が増して長持ちします。
――
履いたときにほわっとしたウールのやわらかさや
あたたかさを感じましたし、
コットンの安定感も頼りになるなぁって。
和紙のサラッとした触感もありながら。
中川
ウール100%はあたたかいですが、
蒸れてそれが冷えるとヒヤッとするので、
吸放湿性のある和紙が
いい役割を果たしてくれていると思います。
天然繊維ならではの調整機能があるので、
汗をかいても和紙で吸収して冷たく感じないし、
毛玉になりにくいのも和紙のおかげです。
――
ウール、コットン、和紙という天然繊維ならではの長所が
三位一体となって支え合っていますね。
田中
フィット感や長さも秋冬用にアレンジしました。
形だけ、足首から履き口に向かって広がっていく、
やや逆三角形になっているのは変わらず。
足首に向かって細くなる形と合わせて、
脚に自然にフィットしやすいシルエットです。
――
この形がしぜんなフィットを生んで、
ずり落ちにくくしているんですよね。
田中
変わったところでいうと、
細かいところですが針の数が変わりました。
和紙のソックスは針数が176本で密に編んでいるんですが、
今回のウール混は96本と約半分にしました。
――
そのためか、ギュッとした密度感のあった和紙混ソックスより、
ウールらしいややざっくりした感じが出ていますね。
田中
そうなんです。
さらに、和紙混では2コース(横方向の編み目)に
1本のゴムを入れて編み上げていましたが、
秋冬用のソックスは1コースずつにゴムを入れて、
よりフィット感を高め、ずり落ちないようになっています。
――
なるほど。
素材でゆるさを出したぶん、
締めるところは締めるという意味で、
フィット感の調整をはかったという。
田中
おっしゃる通りです。
つちふまず部分にぐるりと入れているゴムも
少しだけきつくというか、フィットするように工夫しました。
かといって、スポーツソックスにあるような
ギューッと締めつける感じにはならないように配慮して。
――
ためしに履いてみたら、
ほどよくキュッと包まれる感じがあって心地よかったです。
自分のためにあつらえたような服を着た感じ。
田中
適度なホールド感があると疲れが軽減されるのもあるし、
足底で靴下が回ったりすることがなくて歩きやすいです。
――
比べてみると、長さも和紙混より少し長いような…。
田中
そうなんです、通年用の和紙入りソックスと比べて
かかとから上に2㎝長くしています。
ショートブーツに合わせたときに少し見えたり、
歩いたときに履き口が下に落ちてきても
ちょうどよく見える長さに。
少し長くなるだけで、ずいぶんあたたかさも感じられます。
――
2㎝の微差でも、大きな違いがありますね。

田中
ただし、2㎝長くしたのは21~23㎝と23~25㎝の2サイズ。
主に男性用の25~27㎝は2㎝長くすると
ふくらはぎの一番太くなる部分に履き口がきて、
歩くとずり落ちやすくなるので長さはそのままにしています。
――
そこまで考えられているのですね!
田中
ずり落ちやすいと履いているときに気になりますからね。
――
履き口もふつう靴下って
リブでキュッと締めるイメージがありますが、
シングルの袋状になっていて、
締めつけがなくやさしく止まる感じがあります。
中川
はい。そのぶん、ゴムを履き口付近には入れず、
ボディに入れることで
全体で支えるようなフィットになっています。
――
なるほど!
だから、一日中履いていても気持ちいいんですね。
中川
上が締まっていないから部分的に圧迫しないし、
食い込まないので
長時間履いていただいても楽なんだと思います。

――
長年、たくさんの靴下を企画されてきた
ご経験が生かされていますよね。
田中
私たちの理想とする秋冬向けの靴下が作れたなって思います。
――
秋冬だけでなく、オールシーズン使えるように思いました。
特に初夏、5月なんかは
朝晩冷え込むときってあるじゃないですか。
そういうときも使える安心感があります。
暑くなってきてビルケンシュトックみたいな
サンダルを履きたいけど、
冷えも気になるときもあって、
そんなときにもこの靴下を履きたいなって思います。
田中
エアコンで冷えるオフィスにずっといるOLさんは、
ウールソックスが欠かせない人もいるぐらいですからね。
山登りをされて、足むれが気になる方も
きっと快適に履いていただけるはずです。
――
街でも山でも室内でも、フィールドもシーンも問わずに
長く愛用していただけそうです。
ありがとうございました!

〈O2〉×mioasse
ウールクルーソックス
¥2,200(税込)

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