世の中にあるパンツを、 801OSでアップグレードしていこう。 WESTOVERALLS 大貫達正さん

〈O2〉とWESTOVERALLSの大いなる野望

予告08

2020年の春に本格デビューした
WESTOVERALLS×〈O2〉のダブルネームチノは、
WESTOVERALLSのシグニチャーモデルともいえる
「801Sデニム」のシルエットでつくったチノパンです。
わたしたち自身が穿いてみて思うのですが、
これ、もしかしたら、飽きずに永く穿ける、
これからのパンツのスタンダードになるんじゃない?
チノパンだけじゃなくて、
いろんなタイプのパンツにしたら、うれしいんじゃない?
コホン、そういうわけで、
〈O2〉とWESTOVERALLSのあらたな野望を発表します。
わたしたちはこれから、世の中のパンツを
「801S」のシルエットでアップグレードしていきます。
まるでコンピュータを最新のOSに入れ替えるみたいに、
「801“OS”」で、いろんなパンツを、
もっと穿きたくなるようにしていきたいです。

大貫 達正(おおぬき たっせい)

フリーランス デザイナー。
小学生のころからヴィンテージ古着に興味を持ち、
アメリカやイギリス、フランスの古着を中心に
販売からバイヤー、ショップディレクションまで
幅広く携わる。
現在はフリーランスとして「HELLY HANSEN」の
クリエイティブアドバイザーをつとめるほか、
「HELLY HANSEN R.M.C」「OLDMAN'S TAILOR」そして
「WESTOVERALLS」の企画ディレクションを手がける。

チノパンを穿いておけば怒られない

――
ウエストオーバーオールズと〈O2〉のコラボ第1弾は、
「801Sデニム」とおなじシルエットで、
チノパンツをつくっていただきました。
大貫
ウエストオーバーオールズのラインナップは
どれも定番をつよく意識しているので、
ふだん別注とか受けていないんですよ。
そういう意味で、このダブルネームは貴重かもしれません。
――
そんな特別扱いをしてくださって、ありがとうございます。
大貫
「801S」をチノパンに置き換えたら、という
ご提案をいただいたとき、すごく魅力を感じたんです。
新しい風を吹かせてくれたというか。
ぼくらはデニムという枠ありきで活動していますが、
それとはちがう視点だなと思って。
――
ああ、そうか、なるほど。
大貫
で、実際につくってみたら、すごくよかった。
――
いいですよね。
おなじ801Sのシルエットだけど、
ジーンズとはまたちがうよさがあります。
大貫
チノパンって、クセがないんですよ。
個性を消しているというのかな。
よくもわるくもジーンズって、
人それぞれに思い入れがつよいアイテムだと思うけど、
チノパンはそうでもないでしょう?
――
たしかに。
ジーンズは生産年代で価値が変わったり、
色落ちぐあいにこだわったり、
いろんなイメージがまとわりついている感じがします。
大貫
それにくらべてチノパンはわりと無色透明な感じ。
カジュアルでも仕事でも穿ける、
ちょうどいいバランスを持っているのが
チノパンだと思います。
――
そういえば、「今日はチノパンぐらいにしときたいな」
っていうときが、わりとあります。
スーツのスラックスのようにかしこまりたくはないけれど、
ジーンズほどくだけた感じに見られたくない。
そういうシーンって多いと思うんです。
大貫
シーンやコーディネートに
違和感なく順応するパンツなんでしょうね。
チノパンを穿いておけば怒られないし、
へんに目立たないし、とりあえずまちがいがない。
ブレザーに合わせたりしても、品を損なわないですみます。
――
そんなチノパンを801Sのシルエットでつくることで、
より使い勝手のいい、穿きたくなるパンツが
できたなぁと思います。
大貫
そう、穿きたくなりますよね。

801Sは、パンツ界の基本OSになれるかもしれない

大貫
そういえば、そもそもなぜチノパンを、
801Sのシルエットでつくりたいと思ったんでしたっけ?
――
801Sデニムを自分でもよく穿いているんですけど、
なんかぜんぜん飽きないし、いつもうれしい。
だからもしかしたら、ジーンズ以外のパンツに採用しても、
ずっと飽きずに穿ける、スタンダードなかたちに
なり得るんじゃないかと思ったんです。
大貫
そう言っていただけるのは、うれしいですね。
――
で、801Sのスピリッツを、チノパンに移植してみたいなと。
801Sの遺伝子をチノパンに埋め込むというか、
801SというOSでチノパンをアップグレードする感じ。
大貫
そのイメージはいいですね。
「801S」が「801“OS”」になるわけだ。
――
ああ、まさにそうです。
商品名も「801OS ダブルネームチノ」にしちゃいますか。
大貫
いいんじゃないですか。
ほかのかたちや素材でもいけそうですよね。
――
そう思います。
たとえばですが、ウエストオーバーオールズの
〈O2〉ならではの展開として、
これからいろんなパンツを「801OS化」していく‥‥。
大貫
あらゆるパンツの801OS化計画。
なんだか壮大ですね(笑)
ウエストオーバーオールズだけではやらないことだし、
それ、いいと思います。
――
ひと昔前の「インテル、はいってる」みたいな、
「801OS、はいってる」みたいなラベルもつけたりして。
大貫
いいなあ、夢がひろがります。

秋冬バージョンは“ザ・チノパンツ”な生地

――
さて、今回のコラボなんですけれど、
「801OS」の基本というか真ん中には、
やっぱりチノパンがどっしりいてほしいので、
前回とは素材を変えて、
秋冬バージョンをつくることにしました。
大貫
前回はサテンに近い、ツヤ感のある生地でしたが、
今回はもうちょっと目面がはっきりしていて、
いわゆる“ザ・チノパンツ”という感じです。
岡山にある会社の生地なんですが、
ここは名品と呼ばれる生地がそろっているんです。
――
肉厚な、がっしりした感じがいいですね。
存在感があります。
大貫
生地の重さ、いわゆる目付量はありますが、
ごつくて穿きづらい感じにはならないと思います。
――
この生地でつくったチノパンは、
穿きこんでいくとどうなっていきますか?
大貫
いい感じに白茶けてきて、
こなれた風合いに変化していくと思います。
――
くすみのある落ち着いたベージュの色合いもいい。
秋冬のよそおいにぴったりです。
大貫
街や自然に溶けこみやすい色合いですよね。

コーデュロイパンツにおける
アメリカとフランスの出合い

――
昨年の秋冬に、ウエストオーバーオールズの
コーデュロイパンツ「806T」を紹介させていただいたとき、
お客さまにたいへん好評だったんです。
大貫
よろこんでいただけてよかったです。
ありがとうございます。
――
そこで今回は、ダブルネームチノのかたちとディテールで、
コーデュロイパンツをつくっていただきました。
期せずして、「801OS化計画」の手はじめになりそうです。
大貫
そうですね。
ウエストオーバーオルズの定番アイテムでも、
コーデュロイは毎秋冬ごとに使っています。
――
コーデュロイという素材自体、お好きなんですね。
大貫
はい、そのなかでもこのコーデュロイは
とくに思い入れのある素材で、
肉厚でふっくらした生地感も、
凹凸がきれいに出た畝のぐあいも、
いままでぼくが見たなかで、いちばんだと思っています。
――
たしかに、とてもいい表情をしています。
大貫
この風合いは、ふるいシャトル機で織る
浜松の生地メーカーでないと出せません。
よく見ると畝の太さがふぞろいで、よれているんですが、
これが好きなんです。
ぼくが使うコーデュロイはこれと決めています。
――
へえ、それほどに!
大貫
むかしながらのシャトル織機というのは、
手織りの進化版みたいなところがあって、
時間をかけてていねいに織っていくんですよ。
立体感があって味わいがあります。
――
空気をふくんだような、
あたたかみのある質感がいいですねー。
大貫
この8ウェールという畝の太さもちょうどよくて。
(※ウェールは網目密度の単位を表す)
フランスのハンティングウェアとかに
使われていた畝の太さなんですけど、
8ウェールが、ぼくが求める理想の畝の太さなんです。
――
ふだんよく見かけるコーデュロイより、
やや太めな印象です。
大貫
コーデュロイといえば
アメリカ古着を思い浮かべるかたも多いと思いますが、
よくあるリーバイスのコーデュロイパンツだと
だいたい12から14ウェールの細畝。
――
それがよく見る畝の太さなんですね。
大貫
いっぽう、ヨーロッパでは1940年代、50年代から
太畝のコーデュロイがあって、
それがだいたい5から8ウェールでした。
――
数字が小さくなればなるほど太い畝になる。
大貫
そうです。
アメリカ的なチノパンツに、
フランス的な8ウェール畝のコーデュロイがのって、
ありそうでなかったパンツになったなと思います。
――
アメリカの武骨さとフランスの品との出合い。
そうか、意外にいままでなかったんですね。
大貫
サンプル品をチェックするためにはいてみたら、
「わぁ、すごい! めちゃくちゃいい」と興奮して(笑)
――
「801OS化計画」の船出として、上々じゃないでしょうか。
大貫
はい、このシルエットのあたらしい可能性を、
引き出してもらったような気がします。
――
日本のパンツのアップグレードをめざして、
これからもがんばっていきましょう!

(おわりです)

ほかでは買えない、〈O2〉ならではの展開です

WESTOVERALLS × O2801OS シリーズ

WESTOVERALLS × O2
801OS ダブルネームチノ
¥22,000(税込・配送手数料別)

ーお知らせー

工場での生産の都合上、
発売日を延期することとなりました。
日付が決まり次第、
販売ページ にてお知らせします。
(10.26.14時追記)

WESTOVERALLS × O2
801OS ダブルネームコーデュロイ
¥24,200(税込・配送手数料別)

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