和晒ロールのお店

さささ

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うぐいす銀座

「生活のたのしみ大賞」でグランプリを受賞した、
株式会社武田晒工場の「さささ」のお店です。

武田晒工場は1911年の創業以来、
晒加工をメインに、手ぬぐいや腹帯、浴衣、
業務用晒などを取り扱っています。
「さささ」は、「毎日の暮らしで、さささっと使える」を
コンセプトにしたブランドで、
現代のライフスタイルにあわせた
ロール型の和晒を販売しています。
メイン商品の「和晒ロール」は、
洗って繰り返し使える和晒を、
毎日の家事や掃除に使いやすくロール状にした商品です。

決められた使い方はありません。
あらゆる場面で活躍する万能な布として、
ご自身ののライフスタイルに合わせて
自由にお使いいただけます。
ドリップコーヒーのフィルター代わりとして使用すると、
雑味の無い、すっきりした味わいのコーヒーになります。
濡らして軽く水気をしぼってから、
おにぎりを握るのもおすすめ。
米粒にほどよく水分が行きわたって
おいしくできあがりますし、
晒にくるんだ状態のまま冷凍保存しても、
レンジでそのまま温めなおせば
蒸されたように、ふっくらしたご飯が楽しめます。
ほかにも、出汁を濾したり、
野菜をしぼったり、様々な料理の場面で活躍します。
食器やグラスを拭く際にも、毛羽が付きにくく、
丈夫で長持ちですし、
使い古した晒は、拭き掃除に使ったり、
デリケートな革の素材との相性も良いので
靴磨きにも使用できます。

最初は少し張りのある生地も、
繰り返し使う事で徐々にふんわり柔らかく馴染み、
風合いや感触の変化をお楽しみいただけます。

ぜひ会場にて、
商品を実際に手に取って実感してみてくださいね。

【生活のたのしみ大賞/審査員コメント】

糸井重里:
この商品は、
「ちょっとやってみました」というわけじゃなく、
プロダクトとして本気で問いかけてるとわかります。
肚の据わり具合が伝わってくるのです。
商品のすみずみまで一所懸命考えてるのがわかったし、
見事だなと思いました。
実直なだけではない、ある種の冒険心やらめずらしさも
ちゃんと加えられています。
いま現在ぼくらがいるリアルなほぼ日と、この商品は
みごとに交差している気がしました。

石田ゆり子:
とにかく単純に、自分が欲しいと思いました。
晒を普段づかいするって、これまで
ちょっと気になっていたんですけど、
晒をどんなふうに保管したらいいのか、
わからなかったんです。
この「さささ」は、
ホルダーにセットした状態が美しくてかわいいから、
このままキッチンに置いておけます。
もしこれがみんなの家にひとつずつあったら、
それはすごくすてきなだなと思います。
あまり迷わず選びました。

菊池亜希子:
キッチンで汚れを拭くときに
ゴミを減らしたいと思ってふきんを使うけど、
毎回洗うのはたいへんです。
忙しい時はやっぱりペーパーでさっと済ませたい。
環境問題を考えるうえで、
サスティナブルでありたいと思っていても、
なかなか暮らしの中で実践することは難しくて、
いつもちょっとした後ろめたさを感じていました。
これは、そんな思いにアイディアで答えてくれていて、
すごく頼もしさを感じます。
ペーパーのように使えるけど布だから
4、5回繰り返し使えて、
そして最終的に使い切って捨てられる。
ふきんとペーパーのあいだの、
ちょうどいい存在だと思いました。

小林和人:
晒という昔からあるものを、
より良いものにしながら環境の負荷を軽減する、
一つの解だと思いました。
一度使ったら捨てなきゃいけないペーパータオルに
どうしても罪悪感を感じてしまうので、
何回か使えるというのがいいですね。
拭いたり、濾したりと、
いろんな使い方が考えられる余白の部分もあって、
さらに可能性も感じられます。
パッケージを含め全体として、
グランプリにふさわしいと思います。

佐藤卓:
晒の布と、ロールペーパー、
どちらも元々あったものだけど、
それが合体したものって、
ありそうでなかったですよね。
この2つが合わさることによって、
生活の一部が改善されたり、心地良くなったり、
機能的になったりする。見事です。
「生活の中に取り入れたい」と、
自然に思わせる力があります。
そして、「さささ」というネーミングが洒落ていて、印象的。
ロゴも落ち着いた色味で、非常にバランス良くできています。

森永邦彦:
実はこれ、すでに生活の中で使っています。
以前はキッチンペーパーかタオルを使っていましたが、
そのどちらの要素も兼ねた「さささ」を使うようになって、
ものを捨てる量が減りました。
縦糸と横糸がしっかり整備されて織られていて、
縦横の歪みがなく、
とても丁寧に作られているなと感じます。
洋服を作る時に、
最初に小さいサンプルを作ることがよくあるんですが、
以前は大きい布を切って使っていたのを、
布の幅がちょうど良くて「さささ」を使っています。
つまり、家庭でもアトリエでも活躍しているのです。