土楽めいめい。

土楽

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うぐいす銀座

▲左から福森雅武さん、道歩さん、柏木円さん。

▲とても便利な、ほんとにだいじなカレー皿。

▲いろんな用途に役立つ取碗。

▲土鍋が育てば、お肉も焼けます。

▲土楽めいめい。では、だくさんのめいめい皿がならびます。

「うちの土鍋の宇宙」でおなじみの、
江戸から続く伊賀の窯元である「土楽」。
「ほぼ日」では「うちの土鍋」シリーズや、
「ほんとにおいしいカレー皿」などで、
いっしょにものづくりをしてきました。

その土楽の八代当主・福森道歩さんと、
姉の柏木円さんの新作を中心に、
「土楽めいめい。」のお店を開きます。

三重県の北西部、伊賀市の丸柱に、
伊賀焼の窯元「土楽」があります。
まわりには、田んぼや畑、鮎が釣れる川、
山菜やキノコがとれ、
ときには鹿やイノシシにであうこともあう山。
はるか昔、いまの琵琶湖のルーツである
「古琵琶湖」の底だったというこの地域には、
とても質のよい陶土が堆積していました。
奈良時代、聖武天皇のころに、
その土で、農民たちが、
生活に必要なやきものをつくったのが、
長く続く伊賀焼のはじまりだといわれています。
時代の流れか、型や機械で量産する窯もふえていますが、
土楽では、職人さんたちがろくろを回し、
手びねりで、土と語り合いながら、
時間をかけて、うつわをつくっています。

毎日使って、生活になじみ、
手になじみ、育って、
自分だけのものになっていくうつわ。
「でしゃばらず、ひかえめすぎず、
料理をひきたて、それ自身の存在感もある」
そんなうつわをつくっているのが土楽です。

今回は、「土楽めいめい」という店名のとおり、
ひとりひとりが使ううつわ=銘々器を
土楽さん、福森道歩さん、柏木工房さんに
たっぷりつくっていただきました。

銘々皿は、取り分け用としてだけではなく、
菓子皿や副菜の皿として、
なにかと重宝な大きさのうつわです。
この銘々皿を中心に、
湯のみ、ごはん茶碗、丼をご用意しています。

凛としたたたずまいの磁器、
味わいのある土もの、
色あざやかな染め付けなど
食卓がたのしくなるうつわぞろいです。
新生活がはじまった今、
愛着がわき、長い間使っていくと育っていく
お気に入りのうつわを見つけてください。

もちろん、土楽さんといえば土鍋。
黒鍋、ごはん鍋、ポトフ鍋など
土楽を代表する土鍋がそろいます。
煮る、炊く、蒸すだけではなく、
炒める、焼くといった
直火料理ができる土鍋です。
実物を手にとって、吟味ください。