Archibrasさんは人形や本の形のオブジェ、
豆本などを作って、展示販売しています。
「生活のたのしみ大賞」で、
糸井重里賞を受賞しました。

その独特な表情が魅力的な人形には、
詞やお話が記された豆本が付いています。
お話を読みながら人形を眺めると、
「この子はどんなところからやってきたのかな？」
「どんなことを考えているのかな？」
‥‥と、想像がふくらみます。

本の形のオブジェは
その触り心地を楽しんだり、
パラパラとめくったり、
ただ置いておいておくだけでも楽しいですが、
ノートとしても使えます。
ないしょ話をするような気持ちで、
ちょっとした言葉を書き留める、相棒の１冊としてどうぞ。

展示している作品は実際に手にとってご覧いただけますので、
どうぞ、お気軽にお越しくださいね。

【生活のたのしみ大賞/選者コメント】
僕はふだんから、メディアごとにイラストレーターが
育ってきたんじゃないかな、と思ってるんです。
紙に描かれたイラストレーションという
固定された美術表現からはじまって、
他にどういう方法があるだろうって、
みんなが自由に考えるようになってきたんですね。
そんななかでこの作品は、
ご自身のイラストレーションをぶら下げたり、
膨らましたりしている。
そこに刺繍の技法を取り入れたり、
洋服を仕立てるように布を扱ったり、
顔の部分は粘土をつかったりと、
自由にのびのび遊んでいるんです。
同時に、子どもがまねっこしてつくりたくなるような、
その広さと深さが、
ぼくにはとってもおもしろく感じられました。
（糸井重里）