ITOBO ジーンズはいてこんなこと日記

ジーンズをはいて宣伝日記 
7月3日(金)晴 暑い

せんでんか・かな

「『空中ジーンズ工場』を持って通勤生活」敢行中です。
昨日は『空中ジーンズ工場』小脇にお茶の水に
出没してみました。
電車の中では周囲の人の視線を感じます。
で、ふと本を広げてカバーを見てみると、広げた状態で
見るこの本の帯(腰巻きとも言いますね)って、目立つ。
表一(いわゆるオモテ表紙)だけ、
表四(いわゆるウラ表紙)だけで見るのと
全然印象が違う!さすが鈴木成一さん、
「『空中ジーンズ工場』を持って通勤生活」を見越しての
デザインに違いない(わけない)。
そう言えば、都営浅草線の中で隣に座った
若いサラリーマン風の人、週刊誌を読んでいたので、
横目で見ていたのです(「フォーカス」だったみたい)。
そしたらそれに気づいて、私の方に表紙を向けて
読ませまいとするのよ〜。
けち。いいもん。私は私の本を読むもんね、
と『空中ジーンズ工場』を取り出して熟読していたところ、
隣のそいつがこっちにぐぐっと身を乗り出してくるの。
ちらっと隣を見たら、「オレとしたことが」って感じで
あわてて顔を背けていたが、
明らかに『空中ジーンズ工場』に魅せられている!
 私はあんたみたいにケチじゃないのよ。
本をぐっと開いて、隣にも読みやすいようにして
あげました。
ヤツは途中の駅で降りていったけど、
『空中ジーンズ工場』買ってくれな!
いや、あれは絶対買う。

1998-07-05-SUN

「通勤生活」  
7月2日

せんでんか・かな

6月27日朝日新聞掲載の広告は
見ていただけましたでしょうか?
今頃になって「ああすれば良かった、こうすれば良かった」
と反省する点がぽろぽろ。ちーつるさんごめんなさい。
そのかわりと言ってはなんですが、
今日から「『空中ジーンズ工場』を持って通勤生活」を
始めようと思います。
これはつまり…通勤電車の中で『空中ジーンズ工場』を
読むことで歩く広告塔になろうという捨て身の宣伝活動で…
果たして効果があるかどうかは、
かなり怪しいが…蔵前はおもちゃ問屋の町で、
最近はキャラクターグッズを求めて彷徨う若者たちで
にぎわっていることでもあるし。とりあえず、1週間、
電車の中で『空中ジーンズ工場』を繰り返し読む私の姿が
目撃されることでありましょう。
ところで、セールの季節がやって来きました。
わが家にRRR704XXがやってくる日のために、
私はジーンズに合う服を買いまくっています。
それで、待ちきれないので、手持ちのジーンズに合わせて、
もう会社に着てきてしまっています。
同僚たちから
「最近ファッションが変わったねえ」と言われ、
「宣伝活動の一環です」と答えているけれど、
Tシャツ・ジーパンで出勤する
いい口実にしているだけかも。
とは言え、これから
「『空中ジーンズ工場』を持って通勤生活」
に入るわけだから、やっぱりコンサバスーツなんか
着てちゃダメですよね。ね。ね。

1998-07-04-SAT

ジーンズはいてゲリラ活動 
6月25日

RRR

われわれは出版素人なので、
本の営業のしかたはもちろんわからんちんなのだ。
どうやって本が本屋さん
(どうも、ちーつるの実況を見てると
「書店」と言うと本格的らしいゾ)へ行くのかも
さっき初めて知ったのだった。
本格的なことはよくわからんが、
RRR的なことはきっとできる。
というわけで、我らは我らでゲリラ的に
販売促進をお手伝いすることにした。

RJ 
会社では刊行前から本の宣伝をちらりちらりとした。
その甲斐あって(?)、同僚が宇都宮の大きな書店
(チェーン多数)に電話して予約してくれた。
「どんな本ですか?」と聞く書店員さんに
詳しく内容説明までしてくれたらしい。
さらに、インターネットで盛り上がっていますよって、
宣伝もしてくれた。
うーん、なんていいヤツなんだ。嬉しいことだ。
私も電話で問いあわせてみよう。
きっとこの地方では大ブレイク間違いなしだ!

RRC 
とにかく草の根活動だ!ってわけで、
小倉駅裏のラフォーレ原宿小倉
(それにしてもすごい名前だ)の地下にある書店に
行ってきますぜ!
そして、レアクラの名刺を渡して(丁度切れちゃったので、
お昼休みに増刷した用意周到な私)
目立つとこに置いてもらうのだ!
そして、じ〜ぱん穿いた若者とっつかまえて、
無理矢理買わせちゃうぞぉ〜(笑)
ミリオンセラーも1冊から、ですもんね。

RDU 
実は先週の金曜日に割と大型の書店に偵察に
行ったんですが、まだ並んでませんでした。
ちょっと早かったかなぁ。
しかし、この目で平積みが見たいぃ!!という思いで、
今日(29日)また出かけてみました。ああっ!あるじゃん。
『空中ジーンズ工場』。
しかも新書のコーナーにドドーンと平積みぃ。
ふとその時、友人のありがたいお言葉を思い出しました。
「あのね、本をいっぱい売りたいんだったら、
ベストセラーんとこの一番上に置いとくといいんだよ」
へぇ、そうなんだ。
気が付くと私はそのベストセラー本の一番目立つとこの
上に一冊の空中〜を置いていました。
ああ、これってイケないことなのか、
いや、どうせベストセラーになるんだから、
ちょっとだけフライングなだけでしょ。
そう自分に勝手に言い聞かせて、
レジに2冊の空中〜を運び、
「すみませんこれください。これって売れてるんですか?
何軒も探してやっとここにあったんですよぅ」
と言い残しその場をさりました。カ・イ・カ・ン。

ちーつる 
みなさん、どうもありがとうございます。
せっせとゲリラに励んでいますね。
新聞や雑誌で話題になるのもいいけど、そうやって、
書店さんに「あれ? この本ってもしかして話題??」
とか思わせるのは大事です。
そして、書店さんが
「じゃあこの本は目立つところに置いておこう」と思い、
さらに売れれば
「あれ、売れちゃったよ、追加注文しなくちゃー」
と考えてくれます。
本は書店に並ぶことが広告です。
目立つところにどどどーんと平積みになってないとね。
なんてったって日本は出版洪水の国なんだから、
大人しくしてたら飲み込まれちまう! 

1998-07-03-FRI

ジーンズはいて本の追跡 
6月25日

ちくまへんしゅう・ちーつる

ついに我らが『空中ジーンズ工場』が刊行となりました。
せっかくなのでジーンズはいて、本を追跡してみた。
今日、東京はあいにくの雨。やれやれ。

25日 只今、製本所(積信堂)から、本の形になった
『空中ジーンズ工場』がトラックに積み込まれています。
その数8000部。2トントラックで1台半くらいの量。
冊数の割にはコンパクト。初刷の1万部のうち、
8000部が書店へ配本され、
あとは埼玉県にある筑摩書房の倉庫へと運ばれます。

取次(本の問屋さんですね)へ向かって走っています。
(RDUによる配送想像図はココ)五十日(ごとーび)なので、
道が混んでいます。
まず、大手取次のトーハンへ。
新刊口の12番目くらいに並んでいます。
一旦荷を降ろして、次の取り次ぎ、日販へ。
日販ではもうラインを組んで待っています。
ここで、今日刊行された他の版元(出版社の事ね)さんの
本と共に地方へ向けて再びトラックに積み込まれます。
いやはや、すごい本の数だ。

どうか、みなさん、一生懸命本屋さんで
この本を探して下さいね。
(きっといいとこにどーんと並ぶと思うけど)

お、取次から、
「御社新刊の『空中ジーンズ工場』編者の方は
Rが三つで何と読みますか?」と電話だ。
みなさん、トリプルアールと読んでくださいね!!

夕方から、(ス)←ホントは、まるス――
新刊特急便により、都内の一部の書店に並びます。
おおお! 早くもお目見えだ!

26日 首都圏と関西圏の大型書店で昼頃から展開の予定。
大型書店=青山ブックセンター、旭屋書店、紀伊国屋書店、
三省堂、大学生協、八重洲ブックセンター、
リブロブックセンターなどです。
27日、28日 この週末は荷物の動きがないのです。
すみません、まだの方、少々お待ちを。 29日 全国3000の書店へもれなく配本終了! 
あなたのお宅の近くでもOK!!のはずです。
(あ、離島は……?)


ジーンズをはいて書店探検 
6月26日

ちくまえいぎょう・かなちゃん

ハイヒールをコンバースに、スーツをRRRジーンズと
RRRTシャツに着替えて書店へ出かけた。
出がけに営業次長に
「お、おつる、書店回りか、関心関心。ヘン○○の鑑!」
って言われたけどぉ。
暑い暑い暑い。今日は思い切り夏です。新宿じゃなく、
房総とか豊島園プールとかに出かけたいところ。本気で。

今日は首都圏にある書店の店頭ではどーんと並んでいる
はずなのだ。どーんを見るためにはここでしょう、やはり。
というわけで、紀伊国屋書店の本店へ入りました。
きょろきょろきょろ。
いやー、いつもながら本当にたくさんあります、本が。
一番目立つ平台(棚の下に台がありますね、あれです。
ちなみにそこに並ぶことを平積みと言います)をチェック。
新刊台、話題本、と次々チェックしましたが……。あれ?
も一度初心に戻って、お店にはいるところから。
OH! 入ってすぐの棚にメンチン
(面で陳列。タイトルや表紙がしっかり
見えるように置かれてるってことですね)じゃあん。
(陳列の画像はココ)
「ムトゥ踊るマハラジャのすべて」と
「TOKYOクラブライブMANIAX2」という
やたらとタイトルの長い本に挟まれてました。

「VOW10」がその下に平積みしてあるせいで、
立ち読みが耐えない。うーむ。人の頭で本が見えないぞお。
立ち読みした人は必ず「空中ジーンズ工場」を
買って帰るようにね!
もっといろんな場所に置いて欲しいモンだ。
入口脇なら、このように並べて欲しいわー。
ここが夢のステージよ!

1998-06-30-TUE

ジーンズをはいて宣伝日記 
6月24日

ちくまえいぎょう・かなちゃん

今日もジーンズをはいて広告を作ってます。
(『空中ジーンズ工場』の広告は6月27日朝日新聞に出ます。
見てね)。広告作りは一日机かパソコンに向かっている
仕事なので、ジーンズの膝が抜けるのが心配です。

雨の日は裾が濡れちゃうのも難ですが、今日は幸い梅雨の
晴れ間なので、丈が長めのSweet Camelにしました。
(Levi'sじゃなきゃダメと言われるだろうか。
そんなことないか)。
それに白い線が4本入った黒いジャージを着ていたら、
営業部の副部長に「高校生がいる」と言われました。

ちなみに、この副部長は、
私に「君はジーパンをはくことはあるのか」と
尋ねたことがあります。
毎日ジーンズをはいて会社に来てるんですけど。
服装にうるさくないおおらかな社風……というより、
単に私の服装なんかに感心がないだけですね。

では、筑摩書房の社員約100人のうち、
ジーンズをはいている人はどのくらいでしょう?
今日6月24日17時現在を調べてみました。8人です。1割弱。
これは多いのか少ないのか。

『空中ジーンズ工場』1,400円筑摩書房より好評発売中を
ばんばん売ってボーナスたんと貰おうと目論む会社の
社員としては少ないのではなかろうか。
RRR 704XXを営業部員に支給して、
それで書店回りをするというのはどうかな。

さて、明日もジーンズはいて働くぞ。
(早くRRR 704XX来ないかしら)


ジーンズはいて宣伝日記 
6月25日

ちくまえいぎょう・かなちゃん

6月27日朝日新聞掲載の広告ゲラが上がってきました。
ここで、筑摩書房の真実と言うか現実と言うかが
目の前に突きつけられるわけだ。

つまり『空中ジーンズ工場』だけの広告ではないんです。
筑摩書房のいろんな本の広告なんです。
だからほらっ。
『日本人の死生観』と『21世紀の世界政治』の間に
『空中ジーンズ工場』がはさまれて。
小さな町工場って感じがしていいやね(?)

これで、「花の下にて張る死なん」とか
「これからの日本はどうなっていくのだ」とかいうことに
関心のあるおじさまたちと
「インターネットでこんなことができるんだ〜」という本
との出会いを演出しているわけですが(ほんとか)、
やはり、中学生と『空中ジーンズ工場』との出会いには
効果なしだよな〜。

それでもめげずに、今日もジーンズはいて働いてます。

1998-06-26-FRI


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