USAGI
東京糸井重里事務所の給湯室より

8月14日(金)
サイトウ 「はあはあはあ」
きよた 「はふはふはふ」
サイトウ 「んんん、かっっっっら〜〜〜〜〜〜いっ 」
きよた  「ふぅふぅふぅ、ひゃら〜い、けど、
ほひひいっっっ」

サイトウ 「ああ、おいしかった。
今日はマエダさんがいらして、いきなり
『おい、ここんち、おっきいナベあるか』
ってね。
『あるなら、キムチちゃんこ、つくったるわ』
びっくりよね。
『コメも、炊いといてな』
だって。」
きよた 「すっごいおいしかったですよね。」
サイトウ

「でもキムチ味はカラかったねえ。
ひと口食べて あんまり辛いので
むせちゃってさぁ。強烈だったよねぇ。」

きよた 「ほ〜んと、おいしかったですぅ。」
サイトウ 「ねえ、私のはなし、聞いてる?」
きよた 「もちろんですよ。
辛かったけどおいしかったでしょ。
それはそうとサイトウさん、私たちのページ、
あんまり更新されないのでダーリンさんと
ポストマンからおまえらいい加減にしろよ、
って怒られちゃいましたよ。」
サイトウ 「あ、しまった。 だ、だってさ、
それはあなたが、今はプレジャーボート
販売のかき入れどきだから、っていって、
事務所を勝手に休んじゃうから。」
きよた 「わ、わたしのせいなんですか? 
まいったなあ。そりゃないでしょ。
サイトウさんだって、ケーリが忙しいだの、
ソーリが変わっただの、
なにかと口実みつけては
忙しぶってたじゃないですかぁ。
私ばっかり〜。」
サイトウ 「まあまあ。ここで仲間割れはよしましょう。
ところで、このお盆の時期、
うさぎ公団のみなさんはどういうふうに
過ごしていらっしゃるの?」
きよた 「今ですか? いや、はっきりいって、
この時期 全国各地の高速道路は
どこも大渋滞でしょ。
うさぎ公団もそりゃ大忙しですよ。
必死で数を数えなきゃいけないんだから。 」
サイトウ 「そうだったね。
この暑いのにずっと数を数えてなくちゃ
いけないのはごくろうさまですね。 」
きよた 「そうなんです。
今日現在、日射病で57匹、
熱射病で118匹の公団員が計測中に倒れて
病院に運ばれています。
その他、汗疹でかいかいになっちゃったり、
脱水症状で耳がたれちゃったり、
うさぎやってるのもけっこうシンドい
ものなんですよ、
お気楽そうにみえてもね。 」
サイトウ 「ああ、そういえば、私がこのあいだ皮膚科に
クスリをもらいにいったら、
水ぶくれになったうさぎが来てたわ。
炎天下なのにうっかり日焼けどめを
塗り忘れたって言ってました。 」
きよた 「ハナの頭と耳の裏側ね、
よく塗り忘れちゃうんですよ。」
サイトウ 「日中はサングラスとかもしたほうが
いいみたいよ。 」
きよた 「そうですね。
年頃の女性陣からはやはりシミ・ソバカスが
気になるという声があがっています。
健康管理は課題のひとつです。
ゆくゆくはうさぎ公団も
デジタル計測システムの導入化、
ってことになるのでしょうかね。」
サイトウ 「夏の話題といえば、
こないだの鈴鹿8時間耐久レース、
ゼッケン33番のホンダチームが
優勝しましたね。あれって、
やっぱりうさぎ公団なんでしょ?」
きよた 「ええ、そうです。
『日本うさぎ公団』のオフィシャルゼッケン
33番です。8耐史上初の2連勝!
我々もハナが高いってもんです。」
サイトウ 「じゃあ、かねてうわさの長嶋監督も
やっぱり? 」
きよた 「もちろん、
長嶋さんもうさぎ公団関係者ですけどね。
今の巨人も、何かと大変ですよね。
四面楚歌の中であれだけの立場のひとなのに、
毎日33番を背負って くれてるってのは、
うさぎ公団も感謝しています。
もっとも、『33番を使わせてくれ』って
言って来たのは監督のほうから
なんですけどね。
なのでジャビットくんは333番の
背番号にしました。うさぎ公団のなかでも
とりわけ華やかな存在ですよね。 」
サイトウ 「4階隠れキャラさんのランエボVの
エントリーナンバーも33番ですね。
でも彼はうさぎ公団じゃないでしょ?」
きよた 「ええ。プレイボーイレーシングチームの
頃からですね。
彼の33番は今やレース業界での定番です。
なぜ33番なのか、
うさぎ公団との関係については
ナゾの部分も多いのですが。」
サイトウ 「うさぎ公団あってこそいろいろ楽しい
日本国民の夏休み、ってわけね。 」
きよた 「そう思っていただけたら、
彼らも本望ですわ。 」
サイトウ 「で、いつか聞こうと思っていたんだけどね、
きよたさんって『日本うさぎ公団』の、
なに?」
きよた 「う!? な、なにって言われても・・・。
あ、サイトウさん、
西田部長が呼んでますよっ。んじゃ! 」
サイトウ 「あ、きよたさん、 きよたさんたらっ!
待ってよ!! 」

1998-08-21-FRI
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