社長に学べ!

元社長に学べ!

安森 イトイさん、昨日、ある弁護士さんと
ごはん食べたんだけど、
手帳が「ほぼ日手帳」だったんですよ。
糸井 へぇー‥‥。
安森 で、「この手帳、いいよ!」って
言ってましたよ、その人。
糸井

それは、うれしいなぁ。

でも、弁護士のかたが
使ってくださってるって話を聞いたのは
はじめてかも‥‥ね。
安森 黒いレザーのやつでしたよ。
糸井 ふーん、弁護士さんって、
どんなふうに使ってるんだろう?
安森 いやそこはね、売ってる側の人間としてね、
尋ねてみましたよ。
具体的に、どんなところがいいのかって。
糸井 お! 聞きたいですねぇ。
安森 それがさ、糸井さんの思惑どおりというかね(笑)、
「スケジュールの管理」と同時に
「打ち合わせやら、会議の記録やらを
 書き留められる」ので、たいへん重宝してると。
糸井

ああ‥‥理想のお客さんですね。

まさしく、そういうことがやりたくなる
手帳にしたいなと思ってるんで。
安森 ウチの娘も「ほぼ日手帳」を使ってますけど、
やつの場合は、スケジュール管理より、
記録を残したり
何かを書き留めたりするのが優先みたいだね。
糸井 そうですか。
安森 そうそう、だからね、ちょっと覗いてみるとね、
赤やら青やら緑やらのマーカーかなんかで
いろいろ楽しそうにしちゃって、
もう、いい加減にしてくれよって感じでさぁ‥‥。
糸井 いいじゃないですか別に(笑)。
安森 鉛筆ですよ、わたしなんか。
糸井 それは関係ないでしょう(笑)。
安森 ‥‥そうね(笑)。
糸井

でも、そうですか‥‥弁護士の先生。

実業家のかたなんかですと「使ってるよ」って人、
わりといらっしゃるんですけどね。
安森 そうでしょうねぇ。
糸井 「ほぼ日手帳」って
「公私混同」の手帳だと思ってるんです。
安森 はい、はい。
糸井

つまり、「私」と「公」って
そんなにきちっと線を引けるものじゃない。

逆に「私」が充実していてはじめて
「公」の場面でもイキイキできる。
安森 そのあたりを
ゴッチャに考えられる手帳ですよと。
糸井 でもさ、よく考えてみたら、
弁護士さんって自己決裁の多い仕事だから、
相性としては、いいのかもしれませんね。
安森 ああ、そうかも。
糸井 今日はまた、うれしいおはなしから、
始めていただいて。
安森 いやぁ‥‥だってほら、
昨日の今日の、ホントのことだしさ。
糸井 お土産をポーンともらったような気が。
安森 まぁ、そう言っていただけると。
糸井 で、今日、安森さんにおいでいただいたのは
「ほぼ日」の人気シリーズである
「社長に学べ!」というコーナーにですね‥‥。
安森 もう辞めたけどね、社長は。
糸井 ‥‥まぁ、そうみたいですけど。
安森 「元」ってつけとく?
糸井 「元社長に学べ!」。
安森 それが反則じゃければ、どうぞ。
糸井 あるいは
「社長に学べ!(元社長含む)」とか。
安森 あはははは(笑)。
糸井 えっと、今の正式な肩書きは‥‥?
安森 取締役相談役かな。
糸井

それじゃ改めまして、はじめましょうか。

ロフトの取締役相談役・安森健さんに
おうかがいする「元社長に学べ!」。
<続きます!>
2008-08-04-MON
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