地形をみながら
説明をしてくださる
陣内先生です。

上野の山はもとは
徳川家の寛永寺があって
水辺には庶民のいろんなお店がありました。
東大と上野の森をつなげようという
計画もあるんだそうですよ。

蓮池をぐるっとまわって、
弁天堂のほうへ向かいます。

昔は競馬場で、
このへんを馬が走っていたなんて、
なんだか不思議です。

歴史を思い出しながら
歩くと、また全然違う景色に見えます。

とっておき、とはちょっと違いますが、
ベルコモンズの跡地です。
前職のころ、このあたりは通勤圏でした。
ちょっと年上の先輩たちの
ベルコモンズの思い出話を聞きつつ、
結局一度も立ち入らないまま
転職してしまいました。
きっと次の世代のランドマークに
なるんだろうなと思いながら、
東京らしい、
スクラップ&ビルドの風景と
思って撮った１枚です。
(どみぃの)

今年3月、品川区の鮫洲橋近く。
東京にもこういう景色が
あるのだなあ、と。

あっ、河野さん、
こっちにはカモがいっぱいいますよ、
こっちのほうが
おやつテーブルみたいですね。

「そうだねぇ」

不忍池の
鯉をめっちゃ見ています。

「おやつテーブルを思い出すな」

それは弊社のおみやげおやつコーナーの‥‥？

こんなに都会のど真ん中に
巨大池があるのが不思議ですね。

陣内先生
「人は昔から
山と水があるところが
好きだったんですね。
いまもここが、
東京という街に
風格を与えてくれていると思います。
上野の山まるごと、
近代公園になっているんですからね。
いまは博物館や動物園、
大学がたち並んでいますし、
その昔は競馬場、
ウォーターシュートもあったし、
モノレールが最初に走ったのもここでした」

日本画のような。

不忍池は、江戸時代までは、
もっと大きかったそうです。

陣内先生
「明治時代、内側に競馬場を
つくったんですよ。
競馬は、ヨーロッパ上流階級の、
エレガントな遊びでしたからね。

海が干上がって池になって、
いまもおそらく
暗渠が流れ込んでいると思います」

東京タワーの脚線美は
たまりませんねぇ♪
（まりりん）