こんなに都会のど真ん中に
巨大池があるのが不思議ですね。

陣内先生
「人は昔から
山と水があるところが
好きだったんですね。
いまもここが、
東京という街に
風格を与えてくれていると思います。
上野の山まるごと、
近代公園になっているんですからね。
いまは博物館や動物園、
大学がたち並んでいますし、
その昔は競馬場、
ウォーターシュートもあったし、
モノレールが最初に走ったのもここでした」

日本画のような。

不忍池は、江戸時代までは、
もっと大きかったそうです。

陣内先生
「明治時代、内側に競馬場を
つくったんですよ。
競馬は、ヨーロッパ上流階級の、
エレガントな遊びでしたからね。

海が干上がって池になって、
いまもおそらく
暗渠が流れ込んでいると思います」

東京タワーの脚線美は
たまりませんねぇ♪
（まりりん）

ふだんの散歩道にある大井北埠頭橋の、
埠頭側にかかっている
歩道橋の上でさっき撮ってきました。
左側には首都高、東京モノレール、
運河、天王洲のビル。
右手には埠頭のクレーン、
レインボーブリッジ、スカイツリー。
いろいろな東京が
ひとつの景色に入った場所なのです。

これが、不忍池？
はすばたけみたい！

おじいさんとおばあさんが
なかよく
ハモニカを吹いていました。

今日はいいお天気で
気持ちいいでしょうね〜〜。
毎年浮き足立ってしまう、
目黒川の桜の写真を
送らせてもらいます。

陣内先生の不忍池の話。

不忍池付近は歴史をさかのぼると、
縄文時代は海だったそう。
しかし江戸時代、都が東京にくると、
この地域は京都に見立てて、
コピーしたそうです。
古代から日本人は水や山が好きで、
万葉集にも名前が残っています。

聖なる山として、
京都の比叡山延暦寺を上野の山に。
琵琶湖は不忍池に。
弁財天は弁天堂に見立てています。

ふむふむ。
そんな風に上野ができているなんて。
おもしろいー！

築地は並ぶのも含めて
アトラクションだと思っています。
（ゆみ）