販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。
こんにちは、手帳チームのりあむです。
もうすぐ年末ですね。
みなさん、準備できていますか?
さて、りあむの忘年会を開きましょうか。
今年の手帳はこちら:
仕事ようなオリジナルと日記ようなカズン。ちゃんと見えるのかな?
まず、この場をお借りしてひとこと
言わせてもらいたいです。
「ほぼ日手帳、ありがとうございます。」
りあむは今年の夏前あたりに、
ものすごく大きな変化がありました。
それは、「ほぼ日」という会社に
入社できたことです!
パチパチパチ。
ということで、今までの年よりも
「手帳」に濃い一年になりました。
(と言う割に白紙が多いのは……な〜ぜ?)
お礼が終わったところで、
今年いちばん好きなページを
紹介したいと思います。
チョコはチョコでないなら、なんだ?
これはイギリスで育った方以外には
あまり刺さらないかもしれませんが、
「ペンギン」というお菓子を
ご存知でしょうか?
昔からある、
学校での“ちょっとしたご褒美”的な
存在で、お弁当に入っていることも
多かったお菓子です。
その「ペンギン」ですが、
今年から「チョコ」と名乗れなくなりました。
市場の影響でカカオの仕入れが難しくなり、
量を減らさなければならなくなったそうです。
そのニュースを耳にした瞬間、
半分は驚き、半分は呆れて、
急いでメモしたみたいですね。
普段は英語で書かない僕でも、
こういう時があると思うと、
クスクス笑ってしまう
ページになりました。
カカオがある一定%以下だと
「チョコ」と呼ぶのは
法律的にアウトらしく、
まあ、ここで詳細を
語るつもりはないのですが、
言いたいことはひとつ。
とんでもない時代になりましたね。
子どもの頃からチョコだったものが、
何十年も育ててきた
アイデンティティを突然捨てて、
ころころと変わってしまう。
値上がりのせいなのか、
晩期資本主義の結果なのか、
それともただの気分なのか。
自分が「当たり前」だと
思っていたことまで、
知らないうちに
どんどん変わっていく。
イギリスに帰っても、
もう地元を「地元」と
言えなくなるかもしれません。
ありがとう、ジャズ。
その地元にも、大きな変化が訪れました。
我が家のことなのですが、
今年、愛犬が亡くなりました。
ここでも、当たり前だった存在が突然に……。
少し前から体調は万全ではなく、
母が長い旅に出ている間、
毎日とても寂しそうにしていました。
それでも耐えて、耐えて、
強く我慢してくれたジャズは、
母との再会から数日後、
静かに旅立ちました。
これは、その報告を受けた日のページです。
遠く離れた場所にいる自分が
この言葉を言う資格がないと
おもわなくはないですが、
母のために頑張ってくれて、
本当にありがとうございました。
胸いっぱいの感謝と寂しさを
直接伝えられなかった分、
自分の手帳のページに
ぶつけることしかできませんでした。
このページの中で、
あなたはまだ生きています。
この投稿の中でも。
ちゃんと「さようなら」を
言えなかったことが、
こんなにも辛いことだったなんて。
今も、まだ実感がありません。
涙でほっぺたが温かいうちに。
ここで、最後ではない
「ありがとう」を、
ひとつ増やさせてください。
Your huge size only emphasizes
the void that remains in your absence.
Thank you, Jazz.
In memory of Jazz.
振り返ってみると、
今年はいろなことがあり、
とにかく変化の濃い一年でした。
住む場所、働く環境、
家族、そして
自分が育った国でさえも。
この手帳忘年会をしたからこそ、
今、イギリスへ向かっている自分の
本当の動機が、
ようやく、ほんの少しだけ
理解できた気がします。
パズルのひと欠片が、
全体にカチッとはまったような感覚。
埋まっていく手帳のページの数だけ、
自分の気持ちも
少しずつ落ち着いていきます。
ジャズよ。ほぼ日手帳よ。
今までありがとうございました。
来年も、よろしくお願いいたします。
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忘年会にしては、
ちょっぴりビタースイートとは
言えなくはない内容に
なってしまいましたが、
明日からはまた、
他のメンバーによる
楽しい投稿が続きます!
ぜひ、また見にきてください〜




