ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

【カバー&文具のいいところ】
無地のノートはアイディアを自由にする

こんにちは。ふじもりです。

今回は「ほぼ日のノート」をご紹介します。
「ほぼ日のノート」には、
いくつか種類がありますが、
わたしはいつも、無地のタイプを使っています。



上の段左から、無地、方眼、罫線(A5サイズ)。下の段にはそれらのA6サイズ

なぜ無地なのかというと――
これは、社会人になったばかりの頃の、
ある人の言葉がきっかけでした。
(これは、まだほぼ日に転職する前の話です)


初めて出社した日
部長に呼ばれて、
最初に言われたのが‥‥

「ノートは、持っているかな?」

もちろん持っていました。
よくある、横線が入った普通のノートです。
それを見せたら、部長はこう言いました。

「ノートは、無地にしましょうか。」

‥‥ん?

部長の言葉をまとめると、
こんな理由でした。

社会人になると、
いろんなアイディアや意見を求められるようになる。
そのとき、ちゃんと“出せる”自分でいるために、
ノートは無地がいいんだ、と。


- 線を気にすると
正しい表現を出しがちになる。
感情に合わせて、大胆に使おう。
- 文字でも、絵でも、好きなように表現していい。
 そして、頭を整理する。
- 子どものような気持ちを忘れない。

そうすることで、
自分のアイディアや可能性を広げやすくなる。


‥‥とのことでした。

正直、無地のノートをつかうのは、
子どもっぽい気がして
少し恥ずかしかったです。
でも、部長に言われたので、
しぶしぶ無地を買いました。

しばらくのあいだは、ページの左上から
きれいに文字を並べて書いていました。

でも、だんだんと、線は大胆になり、
図を描いたり、絵を描いたり‥‥
メモ、アイディア、感じたこと、やりたいこと、
なんでも自由に書き始めるようになりました。



昔のノート1

なにかに行き詰まっていたとき、
矢印を使って、解決策へと自分を導いたり、
頭の中を整理したりしていました。


昔のノート2

言葉で説明しにくいものは、
下手でも絵で表現すると、
伝わりやすいことに気づきました。
人への伝え方も、少しずつ
うまくなってきた気がします。



昔のノート3

ときには、心の中にある叫びみたいなことも、
そのまま書いていました。

「自分の中でわからなくなってきた。」
「的外れでもいい ヒントほしい」


この、なんともいえない“自由な感覚”と
”ノートに支えられている実感”を
後輩たちにも味わってほしくて
新入社員が入ってくるたびに、
無地のノートをすすめていました。


***

ほぼ日のノートは、
どれもトモエリバーの紙でできていて、
なんといっても書き心地がいいんです。

どんどん鉛筆がノートの上を走ります。

いろいろ書いたあとの、
くたくたになった感じも、たまらないですね。

最近は、なるべく荷物を軽くしたいので、
今はA6サイズを使っています。

無地のノートのほかにも、
罫線のノートもときどき使ってます。


左が罫線、右が無地。無地にはアイディアを刺激するシールを貼ってます


罫線は字の練習用に使っています。

「縦書き文字をきれいに書けるようになりたい」
――40代を過ぎてから、特にそう思うようになりました。


罫線ノートは上開きにして使っています。




気分に合わせて、
tragenに、ノートと文庫本そして文具。
ときにはノート2冊と文具を入れて持ち歩いています。


ほら、すっぽり!

ノートは、アイディアも自分も
広げてくれるアイテムのひとつ。
ノート、いいですよ。

---*ご紹介した商品 ---
ほぼ日の無地ノート(A6・A5)
ほぼ日の罫線ノート(A6・A5)
ほぼ日の方眼ノート(A6・A5)
tragen(ブラック) [オリジナルサイズ(A6)]