ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

[ゆく手帳、くる手帳 vol.5] 話を聴きながらペンを走らせた。

こんにちは、ひらのです。
ほぼ日は12月25日に仕事納めだったので、
本日で冬休み3日目です。
わが家は帰省をとりやめて、
東京で過ごす年末年始は初めて。
毎年バタバタしながら新幹線に乗ってましたが、
時間のゆとりを感じています。

さて、ことしの手帳を振り返ってみました。
2020年の手帳カバーは「おちつけ」でした。



4月はじまり版の「spring」で登場したので、
2月から使っています。
ぼくは手帳チームであると同時に
「おちつけ」チームでもあるので、
石川九楊さんへのインタビューも担当しました。
これから新生活をはじめる人に向けた、
九楊さんのことばはズシリと重たく、
学生時代のふわっふわ浮き足立っていた自分に
言い聞かせてやりたい内容でした。
〈新生活に捧ぐ「おちつけ」のことば。〉

ほぼ日手帳を読み返してみると、
仕事のメモを事あるごとに書いていました。
インタビュー前に頭を整理していたり、
糸井さんの対談に同席しながらメモしたり、
日付を無視して書けるだけ書いています。
「おちつけ」のカバーを使っていますが、
手帳に書いている文字におちついた様子はなく、
走り書きばかりのメモです。
話を聴きながら、ペンを走らせていました。
おちつくためにそうしているのかもしれません。
おちつけ、ひらの。



1枚めから走り書きですいません。
こちらはアリの研究者の村上貴弘さんに
インタビューできることになって、
著者の『アリ語で寝言を言いました』を
読みながら書いたメモです。
本を読んで気になったことを書いておけば、
話のネタになるかなあと思ったけれど、
アリの雑学ばかりになってしまったメモ。
〈アリがしゃべった!〉



槇塚登さんの手帳カバー「UMIKOTO」の
モチーフとして使用されている
船や灯台のブローチをメモしたものです。
これをメモしているのが3月ですが、
槇塚さんのいらっしゃる高松へ
取材に行きたいなと考えていたのでした。
別のページには、「海を航るブローチ」
「いいブローチといい写真を使って
ロマンある感じにまとめる」というメモも。
見に行きたかったなあ、海と灯台。
〈UMIKOTO〉



つづいて、
宇宙飛行士の野口聡一さんと糸井の対談です。
リモートでの対談は8月に行ったのですが、
掲載は野口さんの打ち上げ時に
あわせるということで11月となりました。
それならスケジュールに
余裕があるなあと思っていましたが、
なにせ野口さんが宇宙へ飛びたつ前に
原稿の確認をしないといけません。
これは焦りました。
このページは文字起こしが届くのを待つ間に
内容をまとめていたメモです。
〈夢でつながる宇宙の話。〉



このページは、ラグビーの話です。
現役ラグビー日本代表の中村亮土さんと、
2015年日本代表の真壁伸弥さん、
スポーツライターの生島淳さんと
にわかラグビーファンの糸井重里の
4人でラグビーの話をしました。
ぼく自身もラグビーのにわかファンとして、
ものすごく贅沢な学びの場になりました。
ラグビー選手の話はいつも返しが早く、
これまでに考えてきたという痕跡が
よーくわかるような知的さがあります。
ラグビー選手に会うたび驚かされます。
飾っていないのにカッコいいんですよねえ。
〈ラグビー日本代表と幸せなにわかファン。〉



松岡修造さんが、ほぼ日にきてくれた。
それだけで「やったー!」となった企画です。
対談がはじまる前から、
タイトルは修造さんに書いていただくよう
お願いをしていたんです。
でも修造さんはお忙しいだろうし、
タイトルだけでもすぐに伝えようと
そばで対談を聴きながら手帳に書いて
一所懸命にタイトルを考えていました。
〈松岡修造のポジティブ道〉

というのが2020年の印象深いページです。
『ほぼ日手帳公式ガイドブック2021』に
かけた時間がかなり長かったはずですが、
ラフやら考えたことやらは
コピー用紙に書いていました。
手帳にもっと書いておけばよかった。
さっそく来年の申し送り事項にします。

ほぼ日手帳チームがお送りする
「ゆく手帳、くる手帳」はまだまだ続きます。
明日もおたのしみにー!

2020年のほぼ日手帳「わたしの1ページ」も募集中。
しめきりは1/6(水)11時です。
2020年のほぼ日手帳「わたしの1ページ」募集!