この4月から保健師として自治体で働きはじめました。

初めての、保健師としての面談。
「支援計画を立てる上で、
　生活を見せていただきたいので、
　お宅に伺ってもいいですか？」と聞いたところ、
「いいですよ。」の返事。

同席していた先輩があとになって
「あなたの誠意は120％伝わっているから。
　そうじゃなきゃ、
　家に来てもいいなんて言わないよ。」と
言葉をかけてくれました。

この他人に話してよかった、と
思っていただくことも、保健師の仕事。

つらい現実に、無力感を覚えることも多いけど、
周りの方々に助けられています。

電話で対応した市民の方に
「丁寧な対応をありがとうございました」と
添え状でひとこといただいたこと。

入庁してまだ一ヶ月、
うっかり身内に様付けをして
「あなた失礼でしょ」と言われたり、
質問されて答えられず
「どうして担当なのに答えられないの？」と言われたり、
べっこべこにへこんでいたときのことでした。

誠実に、一生懸命がんばっていれば、
きちんと認めて褒めてくださる方がいることに
はっと気づかされました。

高卒で、春から社会人になりました。

わたしの会社は窯業系サイディング材、
つまりお家の外壁を作って販売している企業です。

このあいだ、電話対応が上手くできず
へこみながら帰る途中、
家の建築現場の前を通りました。

驚いたことに、そのお家で使っていた外壁材は
わたしの勤めている会社の製品だったのです。

わたしたちが頑張って働いて世に送りだした外壁を、
誰か知らない人たちがわくわくしながら迎えているんだ！
わたしの頑張りできっと一家族を笑顔にできるんだ！
ということが、目に見えてわかった瞬間でした。

まだまだあまちゃんでたくさん迷惑をかけていますが、
この嬉しかった瞬間をずっと忘れず
立派な社会人になれるよう頑張ります。

「君がきてから、雰囲気がよくなったんだよ」と
言われたこと。

新入社員の工場実習。
出来ることなんてほとんどなく、
「実習」というより「見学」状態でした。

でも、何もできない自分が悔しく、
「何か僕たちが出来る仕事、ないですか？」
とずっと聞いてたら、仕事をくれました。

掃除に使う紙を畳む、という本当に簡単な仕事ですが
何か出来ることが嬉しくて、
わくわくしながらやっていると
それが伝わったのか、
「畳むの早いねー。じゃあ次はこれもやってみようか」
と、また違う仕事を教えてもらいました。

自分がやったことや姿勢が評価されて、
また次の仕事をもらえる。
企業では当然なことなのかもしれませんが、
少しでも認めてもらえたようですごく嬉しかったです。

仕事人間で、少し距離を感じていた父と
仕事について、話すようになった。

今では相談にのってもらったり
アドバイスをくれたりする。

「父と娘」でありながらも
同じ「社会人」というフィールドに立ったことで
一気に距離が縮まり、嬉しく思う。

保育士になって想像以上の大変さにくたくたの毎日。
そんななか、お迎えに来たお母さんが
「この子、家でいつも先生のことだいすきって言ってるんですよ。
　保育園に行くのが楽しいみたいです。ありがとう。」
と言ってくれました。
本当にうれしかったです。

自分の力不足におちこんだりしますが、
よし、がんばるぞ！と思えた出来事でした。

自分で調べて考えて、それが採用されたとき。

はじめて世の中に何かをうみだしたんだ！
って思うと、とてもうれしかったです。

朝、仕事前に週に2回、
課の中で勉強会をすると言われました。
面倒くさいなと思ったのですが、
実は、私のレベルアップのために
勉強会をしてくれることになったのだそうです。

わざわざ時間を割いてくれることが嬉しかったし、
期待にこたえられる成長をしたいなと思いました。

生まれて初めてカードゲームのパックを大人買い。
そんなに大した値段ではないけれど、
親のお金では後ろめたくて、できなかったです。

学生の頃のしがらみがふっとなくなったようで、
カードそのもの以上に
うれしい買い物だった気がします。