最初に頭に浮かんだ骨案が、
肉付き良く形になって
満足の出来に上がっている時。

思い通りに出来上がってゆく過程が楽しい。

まわりの同僚と、
同じビジョンを持って働けている、と
思えるとき。

私は病院ではたらいています。

はたらいていて楽しいこと、たくさんあります。
分からなかったことが分かったり、
出来なかったことが出来るようになったり‥‥
自分が成長できた時は楽しい。

でもやっぱり、患者さんに対しての方が
嬉しさが強いと思います。

患者さんが喜んでくれた時、
患者さんが無事に退院していった時、
患者さんが私を信頼してくれている、と
感じることが出来た時。
はたらいていて、嬉しいです。

若い人たちのサポートをするような仕事を
もう長く、しています。

いいことがあったとき報告に来てくれたり、
落ち込んだり困ったときに相談に来てくれたりすると
ああ、この仕事やってて少しは役に立ったかな、と
やりがいを感じて楽しいです。

製薬会社の営業をしています。

とても気難しくて辛口の先生を4年担当していますが、
先生が他社製品への切り替えを考えていた時
ドアの向こうから、受付スタッフさんや看護師さんが
「私たちはみんな、この子の味方で〜す」
と口々におどけて叫んでくれました。

思わず、先生と顔を見合わせて笑ってしまいましたが
気づかないところで、私を見ていてくれた人がいることが
嬉しくて嬉しくて、涙が出そうになりました。

こういう和気あいあいのクリニックを訪問するとき、
今日はどんな情報をお届けしようか、
何をして喜んでもらおうか、
考えるだけで、何だかワクワクします。

お客さまの課題や悩みを色々聞いて、
「どう解決しようかな」と
いろいろアイデアを考えているときが
とても楽しいです。

ゲームをやっていて、
「このステージをどうクリアしよう」って
考えている時と似ています。

ゲームと違って、
フィールドがどこまでも広がっているから、
仕事のほうがずっと楽しいです。

社会人最初のころは、とっても辛くて‥‥。

たのしいと思えるようになってきたのは、
自分で職場を「泳げる」ようになってから、かな。

自分のやっている仕事が
同僚につながり
他部の人につながり
会社の外につながり
そのつながりの中で
「泳げる」感覚が出てきたときに
たのしい、と思えるようになりました。

私の仕事は、
上長のぼんやりとした「もやもや」を
「提案書」に起こすことが多いのですが、
短い時間内に脳みそフル回転させて、
きちんとした「提案書」を仕立て上げたときは、
誰がほめてくれなくても、
心の中でひそかに「えっへん！」と思います。

そんなときに飲む、
会社のセルフサービスのコーヒーは
普段は粉っぽくてなんだか苦いけれど、
飛び切りおいしいです！
ああ、仕事してる！楽しい！と素直に思います。

介護士をしています。

認知症の方に、名前を憶えてもらったときです。
その方の記憶の一部になれた気がしました。

すごく厄介で難しくて、
頭から湯気が出そうな仕事を完成させた時。

そして、同じような仕事が、
次からは怖くなくなっている、と感じた時。