2014-10-17-

春先に種まきをしてから約半年。

東京・青山のビルの屋上で
スクスク育ったぼくらの稲くんたちを
本日、めでたく、収穫しました!


みてください。

われら「チームOKOME」の面々の、
このうれしそうな顔を。

(念のため、すぐ下の写真の人は
 某国民的スナックのキャラクターではありません)




ちゃんと稲刈り用のカマを用意して
ザクザクザクと、狩りますと、
こうして自然と、笑ってしまうようです。

刈り取った稲の束を、
秋の青い空に、
高く掲げたくなってしまうんですよねー。

からだが、うれしがっている!


もちろんも「うれしいーね!」と言いながら
稲刈り作業を手伝ってくれました。


全体の収穫量は、これくらいの感じです。

んー、これって、お茶碗にしたら
いったい何杯分くらい、あるんだろうか。

いまから2週間ちょっと乾燥させたあと、
脱穀とかして、たしかめてみます!


一足先に役目を終えていたわれらが相棒、
自動水やり機の「水やり豊さん」も
静かに、喜んでくれていることでしょう。

2014-10-30-

収穫から約2週間、写真1枚目のような
座敷わらしの後ろ姿みたいな状態で
自然乾燥させていた、われらが稲くんたち。


本日、ついに脱穀作業をしましたー。

まずは、元気そうな稲穂をよりわけ、
丁寧にお米のつぶをはずし、
すり鉢とすりこ木で優しくゴリゴリ、ゴリゴリ。


3時間くらいかかって
ちょうど「お茶碗一杯ぶん」くらいの
玄米が、できましたー!


はーーーーー。これだけかあ(笑)。
でも、うれしいし、かわいいぜ!

重さを測ったら、300グラムくらいでした。

今年の春から半年間、
来る日も来る日もお水をやって、
何度か襲来した台風のときには
屋根の下に避難させて‥‥と
大事に育てた「9杯分のバケツ稲」が
300グラムの玄米とは。

あらためて、お米って、すごいもんだなー。


食べちゃいたいくらい、いとおしいです。
(食べちゃいますけど)

このお米は、
福島の品種なのですが
後日、東北の美味しいものを取り寄せて
ささやかな「収穫祭」をやりたいと思います!

2015-03-18-

みなさん、おひさしぶりです。



の、チームOKOMEです。

今日は、おしらせがあります。

昨年2014年、まる1年かけて
郡山の藤田浩志さんのアドバイスを受けながら
東京・青山のビルの屋上で稲を育て、
みごと(!)お米を収穫したぼくらですが
その経験をもとに
「ご自宅のベランダや庭先で
 お米を育てられるキット」を開発しました。

名前を「ちいさな田んぼキット」と言います。
次のような内容の、キットです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◯春、はじめにおとどけするもの(4月下旬〜5月上旬)
・種もみ(福島県産コシヒカリ・芽出し・鉄コーディング済)
・培土(肥料入り・9キロ)
・栽培ケース
・育苗用コップ2個
・初心者にもわかりやすい栽培マニュアル

◯秋、収穫時に追加でおとどけするもの(10月中旬ごろ)
・福島県産コシヒカリ新米3キロ
・飯島奈美さんのレシピ集はじめ
 「天のつぶ」をおいしく食べるためのブックレット
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


昨年のぼくたちは、お米どころか
家庭菜園さえ育てたことのない
「めちゃくちゃ初心者」だったわけですが
そういう人でも
できるだけ手軽にかんたんに、
「じぶんのお米」を育てられるキットです。

プロ御用達の種もみ、肥料の入った専用の土。
郡山の「バケツ稲の達人」が監修してくれた、
わかりやすい栽培マニュアル。
(念のためですが、種もみも栽培用の土も
 放射性物質検査をクリアしたものです)


まず春に、栽培のための種や土を、お手元に。

そして秋、お米の収穫にあわせて
プロがつくった福島産コシヒカリ新米3キロを
追加で、おとどけいたします。

昨年、ぼくらは「バケツ」で栽培しましたが
ベランダや庭先に置いても
ちょっとさまになる
オリジナルの栽培ケースも開発しました。


春、まいた種からちいさな芽が出ると、
ほんとうにうれしいんです。
夏、空へ向かってぐんぐん育つ稲を見るのが
毎朝のたのしみになります。
そして秋、収穫した「じぶんのお米」は、
格別に、おいしいですよ!

Facebookなどで
みなさんの「田んぼ」の状況を共有したり
田植えや稲刈りなど
大事なタイミングで
藤田さん(写真)にアドバイスしてもらったり。


秋の収穫までの半年間、
みんなでいっしょに、たのしみながら、
「じぶんのお米つくり」ができる仕掛けも
いろいろ考えています。


発売日は、3月25日(水)です。

キットの写真など、くわしいことは
このページで、追って発表していきますね。

みなさんも
「自宅で、じぶんのお米を育てる」という
たのしくて、うれしくて、おいしい体験を
ぜひ、味わってみてください!

なお、発売日の3月25日(水)には
TOBICHIで
発売記念イベントも計画しています。

詳細は、また後日。

「たのしく、おいしい」場所にしますので
こちらもぜひ、
たのしみにしていてくださいね。

2015-03-19-

みなさん、こんにちは。

3月25日(水)の「ちいさな田んぼ」の発売日に
TOBICHIで、発売記念のイベント
「お米の育てかた、何でも相談室。」を開催します。

今日は、その概要を発表しますね。

<1>
自宅でお米を栽培するなんて
やったことのない人が、ほとんどだと思います。
陽当りとか、お水のこととか、
興味はあるけど、ちょっと心配‥‥
という人も多いはず。
そこで、TOBICHIに
藤田浩志さんご本人に、来ていただきます。
お米について、お米の栽培について、
教えてくれたり、雑談したりしてくれますよ。
この人(↓)です。


<2>
福島県がつくった品種「天のつぶ」で握った
ちいさな塩むすびを、ご試食いただけます。
数は限られてしまうのですが
TOBICHI開店直後のお昼の12時ごろと
夕方16時〜17時くらいの
2回に分けて、お出ししようと思っています。


<3>
福島県のよりすぐり「ごはんのおとも」を
ご試食いただけます。
数量限定ですが、ご購入いただくことも可能です。

<4>
ご希望の方には
福島県産のお米を「苗まで」育てられる
「ミニ育苗キット」を差し上げます。
プラスチックのコップ、栽培用の土、種のセットです。
稲になるまでは育てられないのですが
下の写真くらいにまでは、大きくなると思います。
かわいいですよー!


<5>
展示されている「ちいさな田んぼキット」を
実際に見ていただき
その場でお申し込みいただくことも可能です。

なお、ウェブ上でも
藤田さんへの「お米のしつもん」を募集します。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
Twitter
ハッシュタグ「#ちいさな田んぼ」をつけて
質問をツイートしてください。

メール
件名を「藤田さんに質問」として
postman@1101.com までお送りください。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

いただいたご質問は、
イベントのときに藤田さんにお答えいただき、
その回答を、このページに掲載していきます。

リアルでも、ウェブでも、
みなさんぜひぜひ、参加してくださいね!

2015-03-21-

みなさん、こんにちは。

福島県産のコシヒカリを
自宅で育てられる「ちいさな田んぼキット」には
ふたつのコースがあります。

今日は、そのあたりを含め、
キット内容について、詳しくお知らせしますね。


◎ふたつのコースがあります。

◯スタンダードコース 7,560円(税込・配送手数料別)
プロ用の種や肥料入りの土を使って
本格的に、でも手軽に、お米を栽培できます。
栽培用のオリジナルケースや
はじめての人にも親切な栽培マニュアルもつきます。
秋には福島県産コシヒカリの新米3キロが
追加で届きます。

◯檜(ひのき)カバーコース 12,960円(税込・配送手数料別)
スタンダードコースの内容に
福島の木工職人さんがていねいにつくりあげた、
高級な檜(ひのき)の特製カバーをプラスしたキット。
「育てる」だけでなく「いい風景」としても
お米づくりをたのしみたい人に、おすすめです。
カバーの写真は、このページの下のほうにあります。
限定で「100セット」をご用意しています。
(完売のタイミングによっては増産する可能性もあります)


◎どちらのコースも、配送は春と秋の2回に分かれます。

◯春、はじめにおとどけするもの
・種もみ(福島県産コシヒカリ・放射性物質検査済)
・水稲用の土(肥料入り・放射性物質検査済)
・オリジナル栽培ケース(発泡スチロール製)
・育苗用コップ2個
・ブックレット「たのしく育てる。」篇(栽培マニュアル)
・檜のいいカバー(檜カバーコースお申し込みの方のみ)
   +
秋、収穫時に追加でおとどけするもの(10月中旬ごろ予定)
・福島県産コシヒカリ新米3キロ
・ブックレット「おいしく食べる。」篇

☆ブックレット「おいしく食べる。篇」の内容
 1.飯島奈美さん監修・お米を使ったおいしいレシピ
 2.斉吉商店・斉藤和枝さんに聞く「おすすめのごはんのおとも」カタログ


◎それぞれの詳しい説明。

◯種もみ(芽出し・鉄コーディング済・放射性物質検査済)
福島の種苗業者さんから分けていただいた、
福島県産コシヒカリの種もみ。
時間と技術の要る「芽出し」作業をする必要がなく、
キットが届いたら、土にまくだけでOK。
鉄でコーディングされ乾燥にも強く、
稲作のプロが実際に使っている、高品質の種です。
もちろん
放射性物質検査をクリアしています(ND=不検出)。

◯培土(肥料入り・9キロ・放射性物質検査済)
こちらも「プロ御用達」の、肥料入りの土です。
かるく、透水性に富んだ土で
実際に、たくさんの農家さんが使用しています。
さまざまな土で栽培してみた結果、
この土で育てた稲が、いちばんよく育ちました。
もちろん、こちらも
放射性物質検査をクリアしています(ND=不検出)。

◯オリジナル栽培ケース
発泡スチロールでできた栽培ケースです。
昨年1年間かけて
わたしたちが稲を育てたときの写真(青山と福島)を
ユポ紙に印刷し、貼りました。

◯育苗用コップ2個
まずはこのコップに種もみをまき、
あるていどの大きさになるまで苗を育てます。
種をまいてからおよそ30日後、
苗の背が10センチくらいになったところで
栽培ケースに「田植え」します。

◯ブックレット「たのしく育てる。」篇
春の種まきから秋の収穫まで、
お米づくりの手順やコツ、
気をつけていただきたい注意点などを
わかりやすく書いた「栽培マニュアル」です。
よくある質問と回答集もついています。
郡山で、ながく「バケツ稲」を育ててきた
「達人」に監修していただきました。

◯檜(ひのき)でつくった特製カバー
栽培ケースを覆う木製カバーを
八溝山系・久慈川沿いでとれた高級木材、
檜(ひのき)でつくりました。
耐水性にすぐれた檜に防腐性の塗料を塗り
屋外で雨や紫外線にさらされても
数年は、問題なくご使用いただけます。
(色はじょじょに褪せてきます)
福島の老舗木工メーカーと相談を重ねながら
インテリアとして
お部屋に飾りたくなるくらいのカバーが
できあがりました。
お米を収穫したあとは、
お花の鉢植えカバー等にご利用いただけます。


◯福島県産コシヒカリ新米3キロ
秋、稲刈りの時期に合わせて、
プロがつくった「天のつぶ」新米3キロを
お届けいたします。
監修役の藤田浩志さんも所属する、
郡山でブランド野菜を開発・栽培している
「あおむしくらぶ」のメンバーが
腕によりをかけてつくる2015年の新米。
ご自分で育てたお米と一緒に炊いて
おいしく、うれしく、お召し上がりください。

◯ブックレット「おいしく食べる。」篇
飯島奈美さんの
お米を使ったおいしい料理のレシピ集、
さらには
気仙沼・斉吉商店の斉藤和枝さんに聞く
おすすめ「ご飯のおとも」カタログ。
送られてくる「福島県産コシヒカリ」を
ぞんぶんにたのしんでいただくための
「おいしい」ブックレットです。
新米3キロと一緒に、おとどけします。

2015-03-25-

福島から藤田さんはじめ、
郡山ブランド野菜協議会の濱津会長も
かけつけてくださいました。


そろそろ、相談室をオープンしますね。


なお、会場には、
福島米のおいしい塩むすび(無料)、
福島のおいしいもの(買えます)なども
ございます。


相談がない方も、
ぜひ、気軽に遊びに来てくださいね。

2015-03-25-

さっそく相談のある方がご来店。

「水は、できるだけたっぷりで」
「一日中陽当たりがないのなら
 できれば朝日をあててあげてください」
「庭で育てるんですか?
 じゃあ、スズメちゃんが来るから
 ネットをかけてくださいね」



藤田さんの話、おもしろーい。
そして、
話し出したら止まらない(笑)。

ちいさな田んぼキットの販売ページは、
こちらです。

2015-03-25-

今回の「ちいさな田んぼキット」には
「9キロ」の
ちょうどよい量の肥料入り培土が
入っているんですが、
これって、じつは、すごいんですよ。


というのも、プロ用の土って、
ふつうは「20キロ」くらいからしか
販売していないんです。

それを、こちら眞鍋さんの勤務する
関東農産さんでは
「ちいさな田んぼキット」のために
「9キロ」という小分けのサイズの土を
つくってくださったんです!


藤田さんとも初対面だったんですが
共通のお知り合いも
たくさん、いらしたようで意気投合。

眞鍋さん、関東農産さん、
ありがとうございました!

2015-03-25-

自宅でお米を育てるにあたって、
まず気になるのが、「陽当り」ですよね。

その点、藤田さんに聞いてみました。

「もちろん一日中、陽当りがあるなら
 それに越したことはないです。
 が、ほぼ日のみなさんが育てた稲も
 一日中は、当たってませんよね。
 中には、午後2時〜3時くらいまでしか
 日の当たらない場所でも
 収穫できたケースもあったみたいです。
 なので、可能な限り、
 太陽に当ててあげてほしいんですが
 一日中でなくとも大丈夫、のようです。
 ちなみに
 稲にとって『朝日』はすごく重要。
 朝日が当たるのと当たらないのとでは
 けっこうちがいが出てきますので
 できれば、稲に、朝日を!」

昨年、ぼくらが育てた稲も
午後からは一部、
ビルの影になっていました。

2015-03-25-

Twitterの方でも「水について」のご質問を
頂戴していますので、藤田さんに聞きました。

「水は、やっぱり重要ですね。
 とくに真夏は、
 稲がぐんぐん水を吸いますので、
 できるだけ、
 水を絶やさないようにしてください。
 真夏に数日、不在にするようなら
 自動給水の道具が売ってるようなので
 そういうものを使うのも手です。
 でも、できれば
 家族やお知り合いに頼んだりして
 毎日ようすを見てあげるのが、
 いいと思います。
 ただ、本物の田んぼでは
 数日水を抜く『中干し』という工程も
 ありますので、
 最悪、数日くらいなら大丈夫かも‥‥。
 でもやっぱり、かわいそうなので、
 できるだけお水を!」