「コーヒーを淹れるのも好きですし、
喫茶店なら良さそうだなと思って。」

吉川さんが「いいな」と
お手本にしているお店が、
墨田区にあるmuumuu coffee。

「カフェなんだけれど、
それ以外のこともやっている楽しいお店。
卓球に力をいれていて、
よく卓球イベントが開催されているんです」

イズムを踏襲する意味でも、
くるくる喫茶で出しているコーヒーは
muumuu coffeeで
焙煎してもらっているもの！

建築の仕事やまちづくりに関わりながら、
気仙沼の古い街並みに
心惹かれていったそうです。

「八日町は被災したけれど
部分部分で古い街並みが残っていて、
すごく素敵だと思っていました。
ここでお店をやってみたいなあと」。

当時、吉川さんが働いていたお店の
向かいにあったのが「うつみ」という
お菓子屋さんです。
2018年に閉店してしまいました。

「出入り口が2箇所あるのが、
好きだったんです。
人が頻繁に出入りしている、
このお店がある街の風景が素敵で。
でも、ガラスの外のシャッターが降りた時、
街が狭くなったなと思いました。
こんなに好きだった場所を
誰かが活用してくれないか待つよりも、
自分で考えた建物を自分で使ってみたいと
思ったんです」。

移住を決めたのは、
どうしてですか？

「気仙沼に来たのが2016年。
そのころ若い移住者が多くて、
気仙沼の雰囲気がすごく好きだったんです。
エネルギーが渦巻いている感じがしました」

くるくる喫茶の店主は、
吉川晃司（よしかわ・こうじ）さん。
東京の建築事務所で働いていましたが、
気仙沼のプロジェクトに関わったことを
きっかけに気仙沼に移住されたそう。

「妻が一ノ関出身で、
こっちにいつか行きたいと思っていたところ
ぴったりのプロジェクトがあったので、
自分から手を挙げて現地スタッフになりました」

あとは、ホヤボーや！

「ホヤボーやがテーマパークで
踊るみたいなパフォーマンスをして、
地元のアイドルのSCKガールズが
一緒に踊ってるんです。
オールホヤフレンズっていうんだけど、
それがとっても大人気！
ホヤボーやプラスっていう
ファンクラブもできて、クルーズもして、
チェキ会もあって、アクスタもあって、
ホヤボーやが主役のイベントもあって、
全国からファンが集まってるんです。」

ホヤボーやもあたらしくできる場所も
とっても気になる……
また、若者たちで取材したいなあ。

「高校生のマイプロジェクトアワードも
新しい地元の子たちの活躍を感じます」。

気仙沼のためにやってみたいことを
発表して、大人たちが応援するもの。
こちらも前回気仙沼に暮らす若者たちに
登場してくれた加藤拓馬さんをはじめ、
関わっているものです。

気仙沼出身のデザイナーの
志田淳さんが中心となってつくる
ギャラリー。
気仙沼のクラフトビールのBTBなど
地元のデザインを数々手がけています。
今度、くるくる喫茶吉川さんとの
イベントもあります。

よくみたら、
向かいのお店も何かに生まれ変わりそう。

「しまっていくことはしょうがないから、
そこから新しいことが
できていったらいいですよね。
今度11月にはHAMACHIDORIギャラリー
というのができます。
デザイン、アート、アパレルなど
あつかうカルチャーキュレーション
ギャラリーもできるみたいで楽しみ。」

内装手がけるのは、
気仙沼で暮らす若者たちにも
出てくれた伊藤誠さん！

ここでサユミちゃんに、
最近おすすめのネオな気仙沼情報を
教えてもらいます。

「人がどんどん減ってくから、
新しい人が入ってリノベーションする
動きがすごく活発。
市役所も移転するから
跡地をどうするかって話もあるし、
事務所兼ギャラリーをつくったり、
リノベーションして新しい価値をつくろうと
している動きが盛んな気がします！」

つづいてやってきたのは、
ずっと来てみたかった
「くるくる喫茶」。
気仙沼市役所近くの八日町にある、
喫茶店です。
サユミちゃんも通うという、
気仙沼のカルチャースポット！