JR大阪駅は
かとちゃんが不在の間に
独自の進化を遂げた。
そう思うことにしました。

駅内をスタスタ歩きまわり、
ぜーぜー言いながら
新大阪に向かうっぽい電車に乗ります。

JR大阪駅から新大阪への乗り換えが
急にわからなくなる。

「えーーっと、Googleには
東海道って書いてあるんですけど」

かとちゃん、おちつけ。
それは新幹線じゃないかな。
えっ、あるの？

京都「頂」で、
モダン焼きとオムそばを
いただきました。
このふたつは大阪発祥でした。

でもねぇかとちゃん、
大阪なのか京都なのかを
考えながら食べるってえのは
ほんとによかったのかい。
うん、おいしかったからいいか。

やばい、予約したお店が
思いっきり京都のお店でした。

「ひらの先輩、京都の文字を
消して投稿してください」

「小さな嘘はよくないよ」

そう言いながら笑顔で
京都の部分の写真をとる
先輩なのでした。

おーいかとちゃん！
せっかく予約してもらって
こんなこと言うの申し訳ないんだけどさ、
「京都」って書いてあるよ。

美味しそうなお店なんだけどさ、
「京都」って書いてあるんだよー。

ひらの先輩！
出てます。
リュックから白いコードが。

トークを見ていて
大阪ならではかも、と思ったのは
爆笑している時に
手を叩くお客さんが多い。

わたしもつい手を叩いてしまうのですが、
関西の風習なのだろうか…。

会場で繰り広げられていた軽妙なトークを、
ひらの先輩は
すごい勢いで中継していました。

凄まじいスピード感に私は
ただ見守ることしか出来ませんでした。

UKさんもお帰りになったので、
ぼくらも会場から出ます。
なにか大阪っぽいものも
食べたいよねって話していました。

かとちゃん
「きのうなんですけど、
明日大阪に行くんやって思ったら
たこ焼きが食べたくなったんです。
コンビニでたこ焼き食べちゃいました」

えーっ、がまんしてー！

「お好み焼き、どうですか？」

いいね、行こう行こう。

UKさんは普通に帰っているだけなのですが、
屈強なラガーマンに連れられて歩く
お面姿の男性はなんというか、
映画に出てくる愉快犯のよう。

ぺこりとしたお辞儀も、
世間をお騒がせして
謝っている人のようです。

本人、とっても真面目なのに。