まつがい
具合が、ものすごく悪くて、
救急車を呼びました。
「どこの病院へ?」と聞かれ、
通っている病院の診察券と保険証を
バッグから取り出して手渡しました。
その方が、病院に電話しています。
「生年月日、
昭和○○年○月○日、34歳」
と言って、
しばらく相手の言葉に耳を傾けています。
「あー、そうですね。
‥‥あ、44歳!」
なんと、10歳も若く見ていてくれたなんて!
ものすごく具合が悪いのに、
笑ってしまいそうでした。
搬送中は、つらくてつらくて大変でしたが、
死にはしないとわかってからは、
入院中に、たびたび思い出して、
にやにやしてました。
わざと言ってくれたのかなあ。
(若作り巧者)
2019-12-15-SUN