祖父江さんの指令書つき!
<br />ミッフィーのふるさと、自由の国、
<br />オランダへ旅をする。

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2015/10/02 11:04
プロローグその2のつづき
聞き取り調査
鹿児島睦さんについて
(「ほぼ日」平本より)



 
にも訊いてみます。
鹿児島さんって、どんな人ですか?

「とにかく、おしゃれな人だと思います。
 ぼくは前職で仕事をしていた雑誌に
 出ておられるのを見て、最初に知りました。
 ほんとうにすてきなものを
 創られるのですが、とても腰が低い。
 ‥‥しかし、しだいにフランクになっていかれます。
 こないだもTOBICHIのマーク
 鹿児島さんにお願いしたのですが、
 やりとりのなかで、
 ちょっと調整をお願いすることに
 なってしまいました。
 そのとき、メールでご自身にむけて、
 『がんばれ鹿児島!』と書いていらっしゃいました。
 とてもユーモアのある方です」

‥‥‥‥‥。
お会いするのがたのしみになってまいりました。
いちどSkypeでお話しようと思ったら
当方は磁場がおかしくて話ができない、
できれば電話で、と返事が来たことがあって‥‥。

「ああ、そうですね、
 絵の手法もとてもアナログなようですよ。
 TOBICHIのマークもゴム抜き、という手法で
 描いてくださいました。
 色をつけないところにゴムを塗って
 インクをのせていく、というものです。
 ラフ案を送ってくださったのも、
 スキャンじゃなくて、最初は写メでした」

***
<鹿児島さんからのコメント>
確かにTOBICHIのマークも
修正不可の手描き一発勝負、
画材と根性だけで制作した
昭和スタイルでしたが、
<写メ>ってアナログなんですか?
ハイテクノロジーだと思ってました‥‥

鹿児島睦

***

明日土曜日は
気仙沼ニッティングのおふたりの
ご紹介をいたします。

(プロローグはつづく。
 みなさんからいただいた情報も
 おりまぜてご紹介していきますよ!)

 

2015/10/02 11:04
プロローグその2のつづき
聞き取り調査
鹿児島睦さんについて
(「ほぼ日」山下より)


 
つづいて、アーティストの鹿児島睦さんについて
「ほぼ日」のに訊いてみました。

「もっとも嫌味のない、ナルシズム‥‥。
 そんなことを、みせてくれる人です。
 え? そういう説明じゃ、わかりづらい? 

 つまり‥‥鹿児島さんはね、いつも
 『LOOK AT ME』ということを
 おっしゃるんですよ。
 こないだは『I LOVE ME』とも言っていました。
 表現に、とにかく自信が
 あるからこそだと思うのですが、
 この作品を創る自分が好き! ということを
 素直に嫌味なく、明るく言える方です。
 とにかく、すばらしい人です」

これまでメールで何度かやりとりして
ちょっと驚いたのですが‥‥。

「ええ、そうです、すごく謙虚でていねいです。
 しかも、文言が、時代がかっています。
 シュッとしたスマートでクレバーな方のように
 見えますが、そのじつ、濃いですからね、
 スガノさんは合うと思いますよ」

***
<鹿児島さんからのコメント>
確かに座右の銘は
『 I LOVE ME 』だと申し上げましたが、
『 LOOK AT ME 』と言葉で
申し上げたことはありません‥‥
お会いする度に
私の魂が山下さんの脳に直接訴えていたのは
やはり通じていたんでござるね。

鹿児島睦

***

「ござるね」って‥‥
やっぱり時代がかっていらっしゃいますね。

 

2015/10/02 11:04
プロローグその2のつづき
聞き取り調査
大図まことさんについて
(「ほぼ日」べっかむ3より)




 
に訊きます。

「大図さんはですね‥‥不思議な人です。
 というのも、さんが言っていたとおり、
 キャラクター的には
 まんがのようなかわいらしい雰囲気でしょ?
 しかしあの方は、ご自身の会社の社長でもあるので、
 いろんなところに乗り出し、バリバリと
 ビジネスを展開されているんですよ。
 すごくプロデュース力のある人です。
 刺繍をする、大きい男の人ってかわいらしいなー、
 とか思うかもしれないけど、
 よく見てください、
 口は笑っていても目は笑っていません。
 それは、いろんなことをよく
 ごらんになっているからです。
 あの見ばえで、フワーッといい感じにさせておいて
 人にプレッシャーを与えないけれども、
 よくキレる、できる人です。
 そして、もちろん作家肌、職人肌の人ですから
 その一所懸命さを見て、まわりの人がみんな、
 応援したくなるんだと思いますよ」

うーん‥‥多面的で、
かなりおもしろそうな方ですね。

「そうですね。性格も含めて、
 たいへん個性的だと思います。
 きっと楽しい旅になりますよ」

***
<大図さんからのコメント>
そうそう、目が笑っていないって
よく言われるんですけど
気づかれていたのですね‥‥。
今回の旅ではオランダから
満面の笑みを日本にお届けしたいと
思っています。

大図

 

2015/10/02 11:03
プロローグその2のつづき
聞き取り調査
大図まことさんについて
(「ほぼ日」ゆーないとより)


 
ではさんに訊きましょう。
大図さんって、どんな人ですか?

「大図さんは、ですね。
 見かけは大柄で、心やさしい雰囲気をお持ちです。
 でも‥‥あのステッチの
 デザインを見ればわかるとおり、
 いたずらゴコロ、ニヒルなおもしろさ、
 人間らしさ‥‥つまり、いい意味での
 『悪』の部分をちゃんと携えている方です。
 引っ込み思案なのかな、と思わせておいて
 すごく積極的だったりします。
 イベントなどがあって遊びにいくと、
 いろんな人とつないでくれます。
 それはもう、びっくりするくらい
 すいすいつないでくれます。
 もんのすごーーーーく、行動派!」

つまり、つきあいやすい人、という感じでしょうか?

「そうです。そのとおり」

作品についてはいかがでしょう。

「すてきです。男の子っぽいたのしさがあります。
 OLEXが大好きで、持ってます。
 あと、女の人の体シリーズが好きです」


***
<大図さんからのコメント>
いつもイベントでばったり会いますよね。
OLEXと女性の抱き枕は
随分前に作った作品なので
覚えていてくれて嬉しいです。
またみんなで飲みにいきましょう〜。

大図

 

2015/10/02 11:03
プロローグその2
いっしょに行く人を紹介します。

 
今回の旅は、
ミッフィー・アートパレードに参加した
3組のみなさんといっしょに行きます。

クロスステッチデザイナーの
大図まことさん、
アーティストの
鹿児島睦さん、
気仙沼ニッティングの
田村純子さん、
御手洗瑞子さん、
です。

ご存知の方ばかりかと思いますが、
わたくしは、純子さんと瑞(たま)ちゃん以外は、
ほぼ初対面です。
ですので、「ほぼ日」のスタッフに、
それぞれの人がいったいどんな方なのか、
聞き取り調査をすることにいたしました。

まずは、大図まことさんと鹿児島睦さんから‥‥です。

 

2015/10/01 08:42
プロローグその1
オランダってどんな国?





 
こんにちは、ほぼ日刊イトイ新聞のです。
このたび、突然ですが、
2015年10月6日より、
ミッフィー・アートバレード
参加なさったみなさんといっしょに
オランダに行くことになりました。

なぜ、オランダか?

それは、ミッフィー(うさこちゃん)
生まれ故郷だからです。
ミッフィー生みの親は、
オランダのユトレヒトご出身、
絵本作家でグラフィックデザイナーの
ディック・ブルーナさんです。

わたしたちは、そのユトレヒトの町に
4泊し(しかもairbnbで全員で共同生活‥‥)
ミッフィーとオランダにふれてこよう、
ということになりました。

事前勉強のため、
旅の応援をしてくれることになった
KLMオランダ航空のみなさん、
気仙沼ニッティングのたまちゃん(社長)といっしょに
オランダ政府観光局を訪れました。
そこで、教えてもらうほどに‥‥
オランダって不思議な国だ!
ということがわかってきました。

まず、オランダ人の身長は世界一高く、
男性は平均182〜3cmらしいのです。
(平均が、ですよ)

ユニセフがまとめたレポートによれば、
子どもの幸福度が世界一
200人の生徒を集めれば、どんな学校を
作ってもよいらしい。
(教科書も自由! 公立も私立も、
 国からの援助は変わりなく受けられるんですって)

コロッケが大好きで、自動販売機がある!

安楽死、売春、同性結婚、人工中絶、
ソフトドラッグをいちはやく合法化。
自分の生き方を自由に選択できる。

国の26%が干拓地で、ここ100年でも
国土がかなり増えている。
(国を人がつくっている?)

そしてやはり26%の国土は海面下に位置している。
最高峰が323m。
(それは山? 丘?)

労働人口の4分の3が第3次産業で
農業に就いているのはたったの4%。
なのに、世界第2位の農産物輸出大国!
ついでですが、オランダは美術館の密度が世界一!

考え方がかなり合理的で開放的、
好き嫌いなどの感情を超えて
判断できる人びとなのだそうです。
ゆえに、禁止を避け、規制が緩和されるんですね。

何かを受け入れることで発展してきた歴史があるので
(日本の出島も、日本の文化に対する寛容さから
 実現したみたい)、
オランダには移民が多くいる。

そのほか、不思議なことはたくさん
オランダ政府観光局のこのページに書かれています。

この合理的な自由さは、
我々がこれから進む道の参考に
なるかもしれない‥‥という思いもわいてまいります。
(ちなみにこのあと11月に、シンガポールから
 別の旅のテキスト中継をする予定がございます。
 シンガポールは、また別の合理主義で管理される国。
 ふたつの国の対比も、個人的に、たのしみです)

***
旅の予定

6日(火)現地時間15:00 アムステルダム到着
     ユトレヒト泊

7日(水)アムステルダム訪問
     ユトレヒト泊

8日(木)ユトレヒト訪問
     ユトレヒト泊

9日(金)ロッテルダム訪問
     ユトレヒト泊
***

途中、何人かの方とお会いしたり、
オランダの編みものの会社を訪問したり、
さまざまな予定が入っているのですが、
オランダに行ったことのあるみなさん、
ユトレヒトやアムステルダム在住のみなさん、
「せっかくだからここは行ったほうがいいよ」
という情報があれば、ぜひ、ぜひぜひ!
お教えください。

【旅の情報のあてさき】
メールの宛先:postman@1101.com
    件名:オランダへ旅をする


よろしくお願いいたします!!

(テキスト中継本番は出発の10月6日から。
 明日は旅の人物紹介をいたします)

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