ご来場のお客様たちに、
福田さんがコーヒーを配っています。

自分で淹れたような顔をしながら
「どうぞどうぞ」と配っています。
お手柄の横取りです。

でも、そのことについては、
それでいいと山下は思っています。

閉館時間がせまっていますが、
そうです、あれをやらないと！

コーヒーです。

ピンクのトランクで道具を一式
持ってきたんだから。

接客で忙しい福田さんの横で、
山下がキリッと決意し、
TOBICHIスタッフにお湯だけ用意してもらい
淹れましたよ！

ああー、アンカーコーヒー、
やっぱりいい香りだわー。

いよいよ受験生という
高校生の女の子が、わりと真剣に
福田さんに進路についての相談をしました。

「わかりました」

と福田さんは、ペンを走らせます。
絵で答えるということなのでしょう。

お客様とスタッフが見守る中、
福田さんはぐいぐい筆を進めます。

出来上がった不思議な絵のまわりに
ものすごいスピードで
一連の言葉を並べていきます。

ど、どういう意味ですか？

その言葉を一気に読み上げる福田利之。

唖然とする女子高生と周囲の人々。

福田さんがきっぱりと言いました。

「これで、大丈夫です」

大丈夫なようです。

外国の方がサインをご希望です。

英語はからっきしの先生ですが
ここはひとつがんばってもらいましょう。
聞いてみてください。

「フェアー　ディヂュー　カムフロム」

「アー、シアトル」

「オウ！　シアトル　イズ　イチロー」

「イエース　スターバックス　コストコ」

「エニウェイ　フアット　カインド　オブ　アニマル　ドゥー　ユー　ライク」

「アー、ラビッツ」

「オウ！　ラビッツ！　オーケー」

と、先生は流暢な会話を重ねて
ふれあいを完遂されたのでした。

ちなみに男性のご希望は「キャッツ」。

それはそうと、コストコって
シアトルなんですね。

ほんじつ、かなり、
福田先生も上機嫌につき、
読み聞かせのソワレ公演を行いました。

盛り上がっているので、
スタンディングで読みました。

みなさんが、あったかい！

tupera tuperaのふたりが来てくれた！

これは、うれしい、胸がアツい。

福田さんとか、山下とか、
ツペラのふたりや、もっとたくさんの
フリーランスの者同士、
20年以上前にみんなで集まって、
おしゃべりしたり遊んでいたりしたのでした。

年月が経って、それぞれにがんばって
こうして会えるのって、
ほんとうにうれしい。

すみません、ちょっとぼくらで
盛り上がってしまいました。

さあ、福田さん、サインサイン！

すべてのサイン絵を
撮影できてないのですが、
できるだけアップいたします。

この本、ぼくも持ってます。

『チョコロム』ですよね。

なつかしいです。

あ、なるほど古本屋さんで。
布のカバーで、ていねいにつくられてますよね。持ってきてくださってありがとうございました。

そして、ふれあい。

ご夫婦のお客様に、
ペアのパンダを。

パンダのリクエストが
いちばん多いかもしれません。

ご記憶の方のみへの投稿です。

１月３日の夜中、
TOBICHI京都にしのびこみ、
絵をいただいた
キャッツアイたちが残した
挑発的なメッセージがこちらです。