ネットで見たんだけどさ、
こういうときには
温度差を使うといいみたいだよ。

ということで、
外側のボウルを熱湯で温めて、
内側のお皿に氷を入れて冷やします。

さあどうなるか。

力持ちなちのくんが
思いっきり抜こうとしても
ビクともしません。
ふぬぬぬぬぬーっと
声をあげても抜けません。

お皿とボウルの間に洗剤を入れても
なかなか抜けそうにありません。

山下監督が、つなひきの基本を授けます。

「つなひきって、こうやって、
腕でグイグイ引っ張る
イメージがあるでしょう？」

ええ、ええ、あります、あります。

「違うんです。
握って、脇に挟んだら‥‥
一気にうしろに倒れるんですよ！」

と言って後ろに倒れる
ヒッパレーズのメンバー
（赤色の服がヒッパレーズです）。
そうなんです。
これがつなひきのフォームです。

※ぜひ１枚目と２枚目、比較してみてください。

キッチンで洗い物をしていたら、
ボウルのなかにお皿が
スポッと入っちゃったんだって。

その場にいたはたべぇが
力を入れてもとれません。

つなひき大会の裏側で、
まだまだつくってます、ツナ料理。

ただいま
さん率いる
こちらの御三方が用意しているのは、
ツナピッツァ！

がイタリアンバジルを刻み、
ごとうさんがミニトマトを転がし、
着々と進んでいます。

まっきーのスピーチが終わり、
いよいよ体験会が開始！

監督の
さんが「さあ、誰がやる？」と呼びかけます。

「‥‥はい！」

少しばかりの沈黙を破って、
黄色のカードケースを首から揺らしながら、
オガワさんが手を挙げてくれました。

オガワさんが綱を握ると、
２人、３人とまた増えて、
あっというまに人数がいっぱいに。

オガワさん、かっこいい！

粉の状態から生地をコネコネ。
ぎゅーーっと力を入れて、
あっという間に発酵前までできました！

5DWチームです。

ほぼ日ではすこし珍しい、メンズのお店です。
スタイリストであり、5DWの店長でもある
石川顕さんがプロデュース、
セレクトしたアイテムが並んでいます。

エッジのきいたアイテムが多い5DW。
オープン当初はほぼ日の中でも異彩を放っており、
他の乗組員からも「あのお店はなに？」と
聞かれることが多々ありました。

常に元気で明るい石川さん。
石川さんとの打ち合わせは毎回笑いが絶えなくて、
「次はどんなおもしろい商品を作ろうか」
と考えることが楽しかったです。

ご一緒させていただく作家さんやブランドさんも、
石川さんがご縁を繋いでくださり、
みなさん、多少の無茶振りでも
「石川さんのためなら」と、
快く協力してくださいました。
すべて、石川さんの人望あってのことです。
わたしたちは、石川さんが大好きでした。

ですが、5DWも軌道に乗りはじめ、
「さあここから！」というときに、
石川さんはご逝去なさいました。
大きなショックと同時に、大黒柱を失って、
迷子の子どものように心細くなったのを覚えています。

ですが、石川さんは、お亡くなりになる直前まで
5DWのことを考えていてくださり、
新商品に向けてのたくさんの仕込みをしてくださっていました。
わたしたち5DWチームは、
「だったら、石川さんが遺してくれた宿題を、
しっかりと形にしよう。世に出そう！」
と決め、石川さん亡き後も動いています。

夏〜秋くらいからは、すこしだけ形を変えて、
新しい5DWをお披露目できるよう、準備をしています。
たのしみにしていてくださいね。

読者のみなさん、そして、
天国の石川さんによろこんでもらえるよう、
邁進していきます！

「本日は、ひとりでも多くの方に、
つなひきの楽しさを知ってもらうため、
つなひき交流会を開催しようと思っています」

大きな声を出すのが苦手なまっきーが、
「つなひきの楽しさを知ってください」と、
丁寧に、真剣に、語りかけます。
みんな、聞き入っている。

かっこいいぞ、まっきー！

つなひき体験会、
なにやらマネージャーのまっきーから
スピーチがあるようです。

ものすごく真剣なお顔。
いったいなにを話すんでしょう。